PCA会計DXのデータをCData ODBC REST Driver + Tableauで可視化してみる

by 庄司 里菜 | May 14, 2018

はじめに

基幹・会計システムのデータ分析・連係の需要はまだまだ尽きることがありませんが、各種アプリケーションが対応しているBIツールやETL/EAIツールは少ないのが実情かと思います。

そこで今回はPCAの会計ソフト、会計DXが公開しているWeb APIを用いて、CData ODBC REST Driver経由でBIツールのTableauとの連係を実現してみました。

PCA会計DXとは

ピー・シー・エー株式会社が提供する一般企業様向け会計ソフトです。

詳しくは以下のURLからどうぞ。

http://pca.jp/area_product/prokai.html

また、今回使用するPCA クラウド Web APIについては、以下のWebサイトで詳しく記載されています。

http://pca.jp/area_top/ltd/160411.html

実現イメージ

各BIツール(Tableau、QlikSence、PowerBI)からはODBCインタフェースでSQL(Select文)を発行するとCData REST ODBC Driverが、PCA会計DXのWebAPIのエンドポイントに対してHTTPリクエストでGetメソッドを発行します。

Jsonフォーマットで返ってきたデータセットをCData REST ODBC DriverがODBCインタフェースのResultsetに変換してBIツールに返します。

これにより、BIツールからアドホックにSQLによるリクエストがあったタイミングで最新のデータをPCA会計DXから取得することが可能です。

前提条件

本記事では以下のサービスや製品を使用しています。

  • PCA 会計DX クラウド版 (あらかじめインストールしておいてください)
  • CData REST ODBC Driver ※30日間の評価版あり
  • Tableau Desktop ※無料トライアル版あり
  • Googleアカウント(OAuth用アプリケーション登録をするために必要となります)

手順

PCA Web API 利用準備

PCA Web APIを利用する場合は、あらかじめ利用申請等が必要になるので、以下のWeb Siteから実施しておきます。

http://pca.jp/area_top/ltd/160411.html

申請後PCAクラウドアプリケーション利用用アカウントとして、ServiceユーザーIDとパスワード、招待コードが送られてくるので、控えておきましょう。

その上で、以下Webサイトにアクセスし、OAuthの認証を通すためにアプリケーション登録を行います。

https://pcadev.jp/DevelopersConsole/

Webサイトにアクセスすると、以下のような画面が表示されるので、任意のGoogleアカウントでログインします。

一番最初はアカウント登録をする必要があるので、各種情報を招待コードを入力し、[登録]をクリックします。

登録完了後、アプリケーションの管理画面へ遷移します。

この画面からOAuth認証用のアプリケーション登録を行い、認証に必要なClientID・ClientSecretを取得します。

それでは実際に[新規アプリケーションの作成]をクリックし、アプリケーション登録を行います。

以下の情報をそれぞれ入力し、[登録]をクリックします。

  • アプリケーション名 : 任意のアプリケーション名を入力します。
  • 会社名 : 任意の会社名を入力します。
  • 説明 : 任意の説明文を入力します。
  • リダイレクトURL : http://localhost:33333 (33333ポートを別なアプリケーションで使用している場合は違うポートを指定してください)
  • アプリケーションURL : http://localhost:33333
  • プログラムID : cdata等任意のプログラムIDを入力します。
  • 使用するPCAのAPI : 「PCA会計DX」を選択します。


登録完了後、クライアントIDとクライアントシークレットが表示されるので、控えておきます。

以上でアプリケーション登録は完了です。

REST データ RSDファイル

続いて、PCAのWeb APIをCData ODBC REST DeiverがSQLとして解釈できるように設定ファイルを作成します。

サンプルとしてPCA会計DXの仕訳伝票 (InputSlip)のデータを取得するための設定ファイルを作成していますので、以下のXMLを[InputSlip.rsd]というファイル名で保存して、利用してみてください。

保存先フォルダは後ほど使用するので「C:\CData_REST\PCA」といった書き込み可能な任意のフォルダに配置してください。

以下、InputSlip.rsdのサンプルです。



  
  
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
  

  
  
  
  
  
{
    "DataArea":"[_connection.DataAreaID]"
}
  
  

  
  

  
  
  
  
  
  
    
    
  

  
  
    
      
    
  

RSDファイルの詳しい設定方法は下記URLのヘルプページに記載しています。

http://cdn.cdata.com/help/HWC/odbc/pg_rsbschemaintro.htm

CData ODBC REST Driverのインストール

TableauとPCA会計クラウドのAPIを繋ぐために必要となるCData ODBC REST Driverをインストールします。

CData REST ODBC Driverの30日間の評価版をダウンロードします。ダウンロードの際には、Emailの登録が必要となります。

ダウンロードしたsetup.exeファイルをBIツールがインストールされているマシンにインストールします。インストールウィザードに従い、EULAを確認したうえでインストールを完了します。

※途中、ライセンスサーバーへのオンラインアクティベーションが行われるためネットワーク環境に接続されている必要があります。

インストールが完了すると、ODBCのDSN設定のウィンドウが立ち上がります。

以下の項目をセットします。


OtherのProductCodeは会計DXの設定値を置いていますが、違うPCAアプリケーションを利用する場合は都度適切な値に書き換えてください。 また、DataAreaIDは試用版の環境となっているので、こちらも都度適切な値へ書き換えてください。

各種URLの接続先はEast02に設定しています。

「接続のテスト」ボタンをクリックするとOAuth認証のため事前に登録したアプリケーションの認証画面がブラウザで立ち上がります。

配布されている[サービスユーザーID][パスワード]を入力し、サービス認証をクリックします。

次に、PCA会計DXのユーザーアカウントの情報を入力し、ログオンを行います。

アクセス許可画面が表示されるので、内容を確認の上[データの利用を許可する]をクリックします。

OAuth Authorization Successful!の画面が表示されれば、認証完了です。

Tableauでの接続確認

Tableau Desktopを起動して、データ接続より「サーバーへ」>「詳細」>「その他データベース(ODBC)」を選択します。

「その他のデータベース(ODBC)」設定ウィンドウが開いたら、接続手段内のDSNから「CData REST Source」を選択して「サインイン」します。

「データソース」画面が開くので、左側のペインで、表「InputSlip (REST.InputSlip) (CData))」を選択して、右上のエリアにドラッグ&ドロップします。抽出を行い、右下のデータプレビューにPCA会計DXの仕訳伝票が表示されることを確認します。

あとはTableauの機能を利用して、各種グラフやマトリクスを作成することが可能です。