CData ADO.NET Provider の Entity Framework バージョンサポート

Entity Framework とは

Entity Framework(EF)は、.NET アプリケーション向けのオブジェクトリレーショナルマッパー(ORM)です。SQL クエリを直接記述する代わりに、.NET エンティティを使用してデータベースオブジェクトを操作できるため、データアクセスが大幅に簡素化されます。EF は基盤となるデータベース操作を抽象化することで、厳密に型指定されたオブジェクトを通じてデータを扱えるようにし、定型的なデータアクセスコードを削減しながら保守性を向上させます。

EF はさまざまなデータベースプロバイダーをサポートしており、SQL Server、PostgreSQL、MySQL、NoSQL データソースなど、複数のデータベースエンジンに接続できます。変更追跡、遅延読み込み、LINQ クエリサポートなどの機能が組み込まれているため、データベースバックエンドの選択に柔軟性を持たせながら、データ操作を効率化できます。

Entity Framework 6 と Entity Framework Core 8:類似点と相違点

Entity Framework は長年にわたり進化してきました。Entity Framework 6(EF6)はクラシック EF フレームワークの最終バージョンであり、Entity Framework Core 8(EF Core 8)はモダンなクロスプラットフォーム ORM の最新版です。両バージョンともデータアクセスを簡素化するという共通の目的がありますが、アーキテクチャ、プラットフォームサポート、機能セットに違いがあります。

アーキテクチャとパフォーマンス

EF6 は従来の .NET Framework 上に構築され、そのエコシステムと密接に統合されています。幅広いリレーショナルデータベースをサポートし、データベースファースト、モデルファースト、コードファーストの開発アプローチを提供します。ただし、モノリシックな設計のため、特定のシナリオではパフォーマンスオーバーヘッドが発生する場合があります。

一方、EF Core 8 は軽量かつモジュラーに設計されています。.NET Core および .NET 8 上で動作するため、クロスプラットフォームであり、モダンなクラウドやマイクロサービスアーキテクチャに適しています。パフォーマンスの最適化が強化されており、メモリ使用量とクエリ実行時間を削減できるため、ハイパフォーマンスアプリケーションに最適です。

クロスプラットフォーム対応

EF6 と EF Core 8 の主な違いの一つは、プラットフォーム互換性です。EF6 は .NET Framework に依存するため、Windows 環境に限定されます。対照的に、EF Core 8 はクロスプラットフォームであり、Windows、macOS、Linux で動作するアプリケーションを構築できます。このため、EF Core 8 はクラウドネイティブアプリケーションやコンテナ化されたデプロイメントに適しています。

機能比較

EF Core 8 では多くの機能強化が導入されていますが、EF6 の一部機能はまだ欠けているか、異なる形で実装されています。たとえば、EF6 は Table Per Type(TPT)などの複雑な継承戦略をそのままサポートしていますが、EF Core 8 では最近になって TPT のサポートが強化されました。一方、EF Core 8 は NoSQL データベースのサポートや LINQ クエリ変換の改善など、EF6 では利用できない機能を提供しています。

バージョンの選び方

EF6 と EF Core 8 のどちらを選ぶかは、プロジェクトの要件によって異なります。既存の .NET Framework アプリケーションで EF6 の実装が確立されている場合は、EF6 を継続使用する方が実用的かもしれません。しかし、新規開発、特にクロスプラットフォーム、クラウドベース、ハイパフォーマンスアプリケーションでは、モダンなアーキテクチャと最適化により EF Core 8 が最適な選択肢です。

CData ADO.NET Provider を EF6 または EF Core 8 と組み合わせることで、SaaS アプリケーション、NoSQL データベース、ビッグデータプラットフォームなど、さまざまなデータソースとシームレスに統合でき、従来のリレーショナルデータベースを超えた EF の機能を拡張できます。

データ開発者向けの無償コミュニティライセンス

CData ADO.NET Provider は、SaaS、NoSQL、ビッグデータシステムなど、従来のデータベースを超えた 270 以上のデータソースへの一貫した接続を提供し、Entity Framework の機能をさらに拡張します。

CData ADO.NET コミュニティライセンスでは、個人の .NET プロジェクトでデータにアクセスするためのライブラリを永久無料で利用でき、使い慣れた SQL でデータを扱えます。ライセンスをリクエストして、今すぐデータアプリケーションの開発を始めましょう!