CData Access ドライバーでクラウドストレージプラットフォームに接続する



Microsoft Access は、シンプルなインターフェースで構造化データを管理できる、広く利用されているデスクトップデータベースソリューションです。リレーショナルデータベース機能を備えるとともに、Excel や Power BI といった使い慣れたツールとも連携できます。使いやすさが魅力ですが、Access データベースは従来ローカルに保存されるため、チームがクラウド環境で作業する際にはスケーラビリティやコラボレーションが制限されることがあります。

CData Access ドライバーは、この制限を克服し、Access データベースと最新のデータエコシステムを簡単に接続できるようにします。手動でのエクスポートや複雑な ETL プロセスを必要とせずに、アプリケーション、分析プラットフォーム、データ統合ツールから直接 Access ファイルをクエリできます。

2025年2月にリリースされたバージョン 24.3 では、CData Access ドライバーにクラウドストレージサービスに保存された Access ファイルへの読み取り専用アクセスが追加されました。このアップデートにより、ローカルコピーを保持することなく、Google DriveBoxAmazon S3 などのクラウドプラットフォームから Access データに安全かつ効率的にアクセスできるようになりました。

この記事では、さまざまなクラウドストレージサービスに保存された Access データファイルに接続するために、CData Access JDBC Driver を使用します。

対応クラウドストレージサービス

2025年2月時点で、CData Access ドライバーは以下のクラウドストレージサービスへの接続に対応しています。

  • Amazon S3
  • Azure Blob Storage
  • Azure Data Lake Store Gen1/Gen2
  • Azure File
  • Box
  • Dropbox
  • FTP/FTPS
  • Google Cloud Storage
  • Google Drive
  • Hadoop Distributed File System
  • IBM Object Storage Source
  • OneDrive
  • Oracle Cloud Storage
  • Secure Hadoop Distributed File System
  • SFTP
  • SharePoint
  • Wasabi

各サービスへの接続はドライバープロパティで制御します。これにより、ストレージの種類認証情報(アクセスキー、トークン、OAuth 資格情報など)を指定できます。

Access ドライバーを設定することで、SFTP(SSH File Transfer Protocol)、Amazon S3、Google Drive、OneDrive、SharePoint、Box など、さまざまなクラウドストレージサービスに直接接続でき、これらのプラットフォームに保存された Access ファイルにシームレスにアクセスできます。

注意:Access ドライバーはローカルの Access ファイルに対しては読み取りと書き込みの両方をサポートしていますが、クラウドベースのファイルに対しては現時点で読み取りアクセスのみ利用可能です。

SFTP

SFTP は、SSH 経由でシステム間のファイルを安全かつ確実に転送する方法です。アクセス制御されたプライベートサーバーでファイルを保存・共有するために、多くの組織で使用されています。CData Access JDBC Driver を使用すると、SFTP サーバーに保存された Access ファイルをローカルにダウンロードすることなく、直接接続してクエリできます。

この例では、SFTP サーバー(ローカルでホスト)上の AccessTest フォルダにある TEST1.accdb というファイルに接続します。

設定の概要

以下のように接続プロパティを設定します。DataSource プロパティは sftp: プレフィックスで始まり、UserPassword プロパティで SFTP の認証情報を指定します。

プロパティ 設定例
ConnectionType SFTP
DataSource sftp://AccessTest/TEST1.accdb
User Username
Password Password

Amazon S3

Amazon Simple Storage Service(S3) は、スケーラブルで安全、かつコスト効率の高いオブジェクトストレージを提供する、企業向けの代表的なクラウドストレージプラットフォームです。多くの組織が S3 バケットにバックアップや Access データベースなどの構造化データを保存しています。CData Access JDBC Driver を使用すると、これらの Access ファイルに直接接続し、データの移動や変換なしにクエリできます。

この例では、Access ファイル TEST1.accdbcdatainternal バケット内の AccessTest フォルダに保存されています。

設定の概要

DataSource プロパティは s3: プレフィックスで始める必要があり、AWS Access KeySecret Key を使用して認証します。以下のプロパティを設定して接続します。

プロパティ 設定例
ConnectionType Amazon S3
DataSource s3://cdatainternal/AccessTest/TEST1.accdb
AWSRegion Region(例:"NORTHERNVIRGINIA")
AWSAccessKey Your Access Key
AWSSecretKey Your Secret Key

アクセスキーの取得方法

  1. AWS マネジメントコンソールにログインし、IAM ユーザー設定を開きます。
  2. ユーザーに AmazonS3ReadOnlyAccess(またはそれ以上)のポリシーが含まれていることを確認します。
  3. Create Access Key をクリックして新しい認証情報を生成します。
  4. Access Key IDSecret Access Key をコピーし、ドライバーのプロパティに設定します。

Google Drive

Google Drive は、個人および企業のクラウドファイルストレージとして広く利用されており、簡単な共有とコラボレーションを実現します。多くの組織が、分散アクセスやバックアップのために Access データベースを Drive に保存しています。CData Access ドライバーを使用すると、OAuth 認証を使用して Google Drive に保存された Access ファイルに安全に接続して読み取りができ、データのプライバシーと利便性を両立できます。

この例では、Google Drive の AccessTest フォルダにある TEST1.accdb にアクセスします。

設定の概要

以下の接続プロパティを使用します。DataSource プロパティは gdrive: プレフィックスで始めます。Access ファイルが共有ドライブにある場合は、IncludeItemsFromAllDrives プロパティを true に設定し、ファイルパスに共有ドライブ名を含めてください。

プロパティ 設定例
ConnectionType Google Drive
DataSource gdrive://AccessTest/TEST1.accdb
AuthScheme OAuth
InitiateOAuth GETANDREFRESH

接続すると、Google のログインウィンドウが表示されます。アカウントにサインインし、ドライバーに必要な権限を許可して、Continue(続行)をクリックして認証を完了します。

OneDrive

Microsoft OneDrive は、Microsoft 365 環境でファイルを保存・同期するための安全で便利なプラットフォームです。チームのリソース共有やエンタープライズのドキュメント保存によく使用されています。CData Access JDBC Driver を使用すると、OAuth 認証を通じて OneDrive に保存された Access データベースを直接クエリでき、手動でのファイルダウンロードや同期は不要です。

この例では、AccessTest フォルダ内の TEST1.accdb ファイルにアクセスします。

設定の概要

DataSource プロパティは onedrive: プレフィックスを使用してファイルの場所を指定します。

プロパティ 設定例
ConnectionType OneDrive
DataSource onedrive://AccessTest/TEST1.accdb
AuthScheme OAuth
InitiateOAuth GETANDREFRESH

接続すると、Microsoft のログイン画面が表示されます。OneDrive の資格情報でログインし、要求された権限を確認してアクセスを許可し、認証を完了します。

SharePoint

Microsoft SharePoint は、企業がデータを整理、管理、共同作業するための堅牢なプラットフォームです。組織では SharePoint と OneDrive を統合し、Access ファイルをドキュメントライブラリに保存することで、簡単なアクセスとバージョン管理を実現しています。CData Access JDBC Driver は、NTLM(Basic)または OAuth 認証を使用して SharePoint サイトに直接接続でき、環境に最適な認証方法を柔軟に選択できます。

この例では、Documents という名前の SharePoint サブサイトの AccessTest フォルダにある TEST1.accdb ファイルにアクセスします。

SOAP または REST の2つの方法で接続できます。

  • ユーザー名とパスワードによる NTLM 認証には SOAP を使用します。
  • OAuth 認証(通常はクラウドベースの SharePoint Online 向け)には REST を使用します。

設定の概要

DataSource プロパティは、SOAP の場合は sp: プレフィックス、REST の場合は sprest: プレフィックスで始めます。以下のプロパティを設定します。

SharePoint SOAP

プロパティ 設定例
ConnectionType SharePoint SOAP
DataSource sp://Documents/AccessTest/TEST1.accdb
StorageBaseURL https://test.sharepoint.com/sites/TestSite
AuthScheme Basic
User Username
Password Password

SharePoint REST

プロパティ 設定例
ConnectionType SharePoint REST
DataSource sprest://Documents/AccessTest/TEST1.accdb
StorageBaseURL https://test.sharepoint.com/sites/TestSite
AuthScheme OAuth
InitiateOAuth GETANDREFRESH

接続すると、SharePoint のログインページが表示されます。資格情報でログインし、アクセスを承認してセットアップを完了します。

Box

Box は、安全なファイルコラボレーションとコンプライアンスのために設計されたエンタープライズグレードのクラウドストレージおよびコンテンツ管理を提供します。チームは安全で監査可能なアクセスを維持しながら、Access ファイルを一元管理できます。CData Access JDBC Driver を使用すると、OAuth 認証で Box に接続し、手動でのダウンロードや同期なしに Access ファイルを直接読み取ることができます。

この例では、Box 上の AccessTest フォルダにある TEST1.accdb ファイルに接続します。

設定の概要

DataSource プロパティは box: プレフィックスで始めます。以下のプロパティを設定します。

プロパティ 設定例
ConnectionType Box
DataSource box://AccessTest/TEST1.accdb
AuthScheme OAuth
InitiateOAuth GETANDREFRESH

接続すると、Box アカウントへのサインインを求めるプロンプトが表示されます。ドライバーが要求するアクセス権限を承認し、Allow Access to Box(Box へのアクセスを許可)をクリックして認証を完了します。

認証が完了すると、以下の画面が表示されます。

CData Access ドライバーで簡単にクラウドアクセス

CData Access ドライバーを使用すると、Microsoft Access と Google DriveBoxOneDriveAmazon S3SFTPSharePoint などの最新クラウドストレージサービスを簡単に接続できます。

セキュアな認証と柔軟な接続プロパティを内蔵しており、ダウンロードや手動転送なしにクラウドから直接 Access ファイルをクエリできます。

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