【MCP Server】LangChain からAdobe Analytics のデータに連携しよう!

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
LangChain とCData Connect AI MCP Server で Adobe Analytics へのリアルタイムアクセスを実現。自然言語クエリでデータ探索できる AI ワークフローを構築する方法をご紹介します。

LangChain は、開発者やデータエンジニア、AI 実践者が LLM、ツール、API、データコネクタを組み合わせて AI 活用アプリケーションやワークフローを構築するためのフレームワークです。LangChain と CData Connect AI を組み込みの MCP Server を通じて統合することで、ワークフローからライブの Adobe Analytics にリアルタイムで簡単にアクセスして対話できるようになります。

CData Connect AI は、Adobe Analytics のデータに接続するための専用クラウド間インターフェースを提供します。CData Connect AI Remote MCP Server により、Google ADK エージェントと Adobe Analyticsの間でセキュアな通信が可能になります。これにより、ネイティブ対応データベースへのデータレプリケーションを必要とせずに、エージェントから Adobe Analytics のデータの読み取りや操作を実行できます。CData Connect AIは最適化されたデータ処理機能を備えており、フィルタや JOIN を含むサポート対象のすべての SQL 操作を効率的に Adobe Analyticsへ直接送信します。サーバーサイド処理を活用することで、要求されたAdobe Analytics のデータ を迅速に取得できます。

この記事では、CData Connect AI での Adobe Analytics 接続の設定、LangChain への MCP サーバーの登録、そして Adobe Analytics をリアルタイムでクエリするワークフローの構築方法をご紹介します。

前提条件

ステップ 1:LangChain 用の Adobe Analytics 接続を設定する

それでは早速、LangChain から Adobe Analytics にアクセスできるようにしていきましょう。まず、CData Connect AI で Adobe Analytics 接続を作成します。この接続は、その後リモート MCP サーバーを通じて LangChain に公開されます。

  1. Connect AI にログインし、「Sources」をクリックして「+ Add Connection」をクリックします
  2. 利用可能なデータソースから「Adobe Analytics」を選択します
  3. Adobe Analytics に接続するために必要な認証情報を入力しましょう。

    Adobe Analytics への接続

    それでは、Adobe Analytics に接続していきましょう。接続するには、GlobalCompanyId およびRSID を識別する必要があります。デフォルトでは、ドライバーが会社とレポートスイートの識別を自動で試みますが、これらの値を明示的に指定することも可能です。詳しい手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「Adobe Analytics への接続」セクションをご確認ください。

    Adobe Analytics への認証

    続いて、認証方法を設定しましょう。Adobe Analytics はOAuth 認証標準を利用しており、OAuth またはサービスアカウントで認証できます。

    ユーザーアカウント(OAuth)

    ユーザーアカウントでの認証では、すべてのフローでAuthSchemeOAuth に設定する必要があります。詳しい認証手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「Adobe Analytics への認証」セクションをご参照ください。

    サービスアカウント

    サービスアカウントではサイレント認証が利用でき、ブラウザでのユーザー認証が不要です。このフローを使用するには、アプリケーションを作成する必要があります。アプリケーションの作成および認可については、ドキュメントの「カスタムOAuth アプリの作成」をご確認ください。これにより、サービスアカウントにアクセス権があるAdobe Analytics データに接続できるようになります。

    サービスアカウントを使用したServer-to-Server OAuth で認証するには、AuthSchemeOAuthClient に設定します。接続には以下のプロパティを設定してください。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定
    • OAuthClientId:アプリケーション設定のクライアントId に設定
    • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のクライアントシークレットに設定

    接続すると、CData 製品がサービスアカウントでのOAuth フローを以下の手順で完了します。

    1. クライアントクレデンシャルOAuth フローで指定されたOAuthClientId およびOAuthClientSecret を使用して、アクセストークンを取得します
    2. OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化されるようにします
    3. トークンが期限切れになった際に、新しいアクセストークンを要求します
  4. 「Create & Test」をクリックします
  5. 認証が完了したら、Adobe Analytics 接続の「Permissions」タブを開き、必要に応じてユーザーベースの権限を設定します

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する

LangChain は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使用して Connect AI に認証します。アクセス制御の粒度を維持するために、統合ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI で、右上の歯車アイコンを選択して「Settings」を開きます
  2. 「Access Tokens」で、「Create PAT」を選択します
  3. トークンのわかりやすい名前を付けて、「Create」を選択します
  4. トークンをコピーして安全に保管してください。PAT は作成時にのみ表示されます

これで Adobe Analytics 接続の設定と PAT の生成が完了しました。LangChain から CData MCP サーバーを通じて Adobe Analytics に接続する準備が整いました。

注:Connect AI の「Integrations」セクションの「LangChain」から PAT を生成することもできます。「Connect」→「 Create PAT」をクリックするだけで生成できます。

ステップ 2:LangChain で MCP サーバーに接続する

続いて、LangChain をCData Connect AI のリモートMCP サーバー に接続していきましょう。推論に OpenAI(ChatGPT)を使用するには、MCP サーバーエンドポイントと認証情報を config.py ファイルで設定します。これらを設定することで、LangChain が MCP サーバーツールを呼び出せるようになり、OpenAI が自然言語での推論を処理してくれます。

  1. LangChain MCP 用のフォルダを作成します
  2. フォルダ内にconfig.pylangchain.py の2つの Python ファイルを作成します。
  3. config.py で、MCP サーバーの認証と URL を定義する Config クラスを作成します。Base64 エンコードされた CData Connect AI のユーザー名と PAT(前提条件で取得したもの)を指定する必要があります。
     
    class Config: 
          MCP_BASE_URL = "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp"   # MCP Server の URL 
          MCP_AUTH = "base64encoded(EMAIL:PAT)"   # Base64 エンコードされた Connect AI の Email:PAT 
    

    注:Base64 エンコードツールを使用して、MCP_AUTH の Base64 エンコード版を作成できます。

  4. langchain.py で、MCP サーバーと MCP クライアントを設定して、ツールとプロンプトを呼び出します:
     
    """ 
    LangChain ReAct エージェントと CData Connect AI MCP サーバーを統合します。
    このスクリプトは、ツールの取得、フィルタリング、LLM を使用したエージェントベースの推論を実行します。
    """ 
    
    import asyncio 
    from langchain_mcp_adapters.client import MultiServerMCPClient 
    from langchain_openai import ChatOpenAI 
    from langgraph.prebuilt import create_react_agent 
    from config import Config 
    
    async def main(): 
        # 1 つ以上のサーバー URL で MCP クライアントを初期化
        mcp_client = MultiServerMCPClient( 
            connections={ 
                "default": {  # お好きな名前でOKです
                    "transport": "streamable_http", 
                    "url": Config.MCP_BASE_URL, 
                    "headers": {"Authorization": f"Basic {Config.MCP_AUTH}"}, 
                } 
            } 
        ) 
    
        # サーバーによって公開されているリモート MCP ツールを読み込む
        all_mcp_tools = await mcp_client.get_tools() 
        print("検出された MCP ツール:", [tool.name for tool in all_mcp_tools]) 
    
        # ReAct スタイルのエージェントを作成して実行
        llm = ChatOpenAI( 
            model="gpt-4o",  
            temperature=0.2, 
            api_key="YOUR_OPEN_API_KEY"  # ここに OpenAI API キーを使用します(https://platform.openai.com/ で確認できます)
        ) 
    
        agent = create_react_agent(llm, all_mcp_tools) 
    
        user_prompt = "[rootadoname]1 で利用可能なテーブルはいくつありますか?"  # 必要に応じてプロンプトを変更してください
        print(f"
    ユーザープロンプト: {user_prompt}") 
    
        # エージェントに MCP ツールを使用するように求めるプロンプトを送信
        response = await agent.ainvoke( 
            {"messages": [{"role": "user", "content": (user_prompt),}]} 
        ) 
    
        # エージェントの最終応答を出力
        final_msg = response["messages"][-1].content 
        print("エージェントの最終応答:", final_msg) 
    
    if __name__ == "__main__": 
        asyncio.run(main()) 
    

ステップ 3:LangChain と LangGraph パッケージをインストールする

それでは、LangChain を CData Connect AI MCP と組み合わせて使用し、推論に OpenAI を統合するために必要なPython パッケージをインストールしていきましょう。

プロジェクトのターミナルで次のコマンドを実行してください。

 
pip install langchain-mcp-adapters langchain-openai langgraph 

ステップ 4:LangChain を使用して Adobe Analytics にプロンプトを送信する(MCP サーバー経由)

  1. インストールが完了したら、
    python langchain.py
    を実行してスクリプトを実行します
  2. スクリプトは MCP サーバーに接続し、接続されたデータをクエリするために利用可能な CData Connect AI MCP ツールを検出します
  3. プロンプトを入力します(例:「Adobe Analytics で利用可能なテーブルはいくつありますか?」)
  4. それに応じて、エージェントが結果を返します

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