Agno を使って CData Connect AI 経由で Amazon S3 のデータと対話する
Agno は、ツールを使って推論・計画・アクションを実行する AI エージェントを構築するための、開発者向け Python フレームワークです。 Agno はクリーンでコード駆動型のアーキテクチャを重視しており、エージェントランタイムを開発者が完全に制御できます。
CData Connect AI は、300 以上のエンタープライズデータソースを AI システムと連携させるための、セキュアなクラウド間インターフェースを提供します。 Connect AI を使用すると、リアルタイムの Amazon S3 のデータ をレプリケーションなしでリモート MCP エンドポイント経由で公開できます。
このガイドでは、Agno Python SDK を使用して本番環境対応の Agno エージェントを構築します。 エージェントは streamable HTTP を使用して MCP 経由で CData Connect AI に接続し、利用可能なツールを動的に検出して、 リアルタイムの Amazon S3 のデータ にクエリを実行します。
前提条件
- Python 3.9 以上
- CData Connect AI アカウント – こちらからサインアップまたはログイン
- 有効な認証情報を持つ Amazon S3 アカウント
- LLM API キー(例:OpenAI)
概要
プロセスの概要は以下のとおりです。
- 接続:CData Connect AI で Amazon S3 接続を設定します。
- 検出:MCP を使用して CData Connect AI が公開するツールを動的に取得します。
- クエリ:MCP ツールを Agno 関数としてラップし、リアルタイムの Amazon S3 のデータ にクエリを実行します。
Step 1: CData Connect AI で Amazon S3 を設定
Agno からリアルタイムの Amazon S3 のデータ にクエリを実行するには、まず CData Connect AI で Amazon S3 接続を作成します。 この接続は CData Remote MCP Server 経由で公開されます。
-
Connect AI にログインし、Sources をクリックしてから
Add Connection をクリックします。
-
Add Connection パネルから「Amazon S3」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力します。
Amazon S3 リクエストを認可するには、管理者アカウントまたはカスタム権限を持つIAM ユーザーの認証情報を入力します。AccessKey をアクセスキーID に設定します。SecretKey をシークレットアクセスキーに設定します。
Note: AWS アカウント管理者として接続できますが、AWS サービスにアクセスするにはIAM ユーザー認証情報を使用することをお勧めします。
尚、CData 製品はAmazon S3 のファイルの一覧表示やユーザー管理情報の取得用です。S3 に保管されているExcel、CSV、JSON などのファイル内のデータを読み込みたい場合には、Excel Driver、CSV Driver、JSON Driver をご利用ください。
アクセスキーの取得
IAM ユーザーの資格情報を取得するには:
- IAM コンソールにサインインします。
- ナビゲーションペインで「ユーザー」を選択します。
- ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してから「セキュリティ認証情報」タブを選択します。
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには:
- ルートアカウントの資格情報を使用してAWS 管理コンソールにサインインします。
- アカウント名または番号を選択し、表示されたメニューで「My Security Credentials」を選択します。
- 「Continue to Security Credentials」をクリックし、「Access Keys」セクションを展開して、ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成します。
AWS ロールとして認証
多くの場合、認証にはAWS ルートユーザーのダイレクトなセキュリティ認証情報ではなく、IAM ロールを使用することをお勧めします。RoleARN を指定することでAWS ロールを代わりに使用できます。これにより、CData 製品は指定されたロールの資格情報を取得しようと試みます。
(すでにEC2 インスタンスなどで接続されているのではなく)AWS に接続している場合は、ロールを引き受けるIAM ユーザーのAccessKey とSecretKey を追加で指定する必要があります。AWS ルートユーザーのAccessKey および SecretKey を指定する場合、ロールは使用できません。
SSO 認証
SSO 認証を必要とするユーザーおよびロールには、RoleARN およびPrincipalArn 接続プロパティを指定してください。各Identity Provider に固有のSSOProperties を指定し、AccessKey とSecretKey を空のままにする必要があります。これにより、CData 製品は一時的な認証資格情報を取得するために、リクエストでSSO 認証情報を送信します。
Create & Test をクリックします。
-
Permissions タブを開き、ユーザーアクセスを設定します。
Personal Access Token の追加
Personal Access Token(PAT)は、Agno から CData Connect AI への MCP リクエストを認証するために使用されます。
- Settings を開き、Access Tokens に移動します。
- Create PAT をクリックします。
-
生成されたトークンを安全に保存します。
Step 2: 依存関係のインストールと環境変数の設定
Agno と MCP アダプターの依存関係をインストールします。LangChain は MCP ツールの互換性のためだけに含まれています。
pip install agno agno-mcp langchain-mcp-adapters
環境変数を設定します。
export CDATA_MCP_URL="https://mcp.cloud.cdata.com/mcp" export CDATA_MCP_AUTH="Base64EncodedCredentials" export OPENAI_API_KEY="your-openai-key"
「Base64EncodedCredentials」は、Connect AI ユーザーのメールアドレスと Personal Access Token をコロン(「:」)で結合し、Base64 エンコードした値です:Base64([email protected]:MY_CONNECT_AI_PAT)
Step 3: MCP 経由で CData Connect AI に接続
streamable HTTP を使用して MCP クライアントを作成します。これにより、CData Connect AI へのセキュアな接続が確立されます。
import os
from langchain_mcp_adapters.client import MultiServerMCPClient
mcp_client = MultiServerMCPClient(
connections={
"default": {
"transport": "streamable_http",
"url": os.environ["CDATA_MCP_URL"],
"headers": {
"Authorization": f"Basic {os.environ['CDATA_MCP_AUTH']}"
}
}
}
)
Step 4: MCP ツールの検出
CData Connect AI は操作を MCP ツールとして公開します。これらは実行時に動的に取得されます。
langchain_tools = await mcp_client.get_tools() for tool in langchain_tools: print(tool.name)
Step 5: MCP ツールを Agno 関数に変換
各 MCP ツールを Agno 関数としてラップし、エージェントで使用できるようにします。
注意:Agno がすべての推論、計画、ツール選択を行います。LangChain は CData Connect AI が公開するツールを利用するための軽量な MCP 互換レイヤーとしてのみ使用されます。
from agno.tools import Function
def make_tool_caller(lc_tool):
async def call_tool(**kwargs):
return await lc_tool.ainvoke(kwargs)
return call_tool
Step 6: Agno エージェントを作成してリアルタイムの Amazon S3 のデータ にクエリ
Agno がすべての推論、計画、ツール呼び出しを行います。LangChain は MCP 互換性以外の役割を果たしません。
from agno.agent import Agent
from agno.models.openai import OpenAIChat
agent = Agent(
model=OpenAIChat(
id="gpt-4o",
temperature=0.2,
api_key=os.environ["OPENAI_API_KEY"]
),
tools=agno_tools,
markdown=True
)
await agent.aprint_response(
"Show me the top 5 records from the available data source"
)
if __name__ == "__main__":
asyncio.run(main())
以下の結果は、Agno エージェントが CData Connect AI を通じて MCP ツールを呼び出し、リアルタイムの Amazon S3 のデータ を返す様子を示しています。
これで、Agno エージェントを通じて自然言語でリアルタイムの Amazon S3 のデータ にクエリを実行できるようになりました。
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