Cline を使用して Visual Studio Code からリアルタイム Azure Data Lake Storage のデータにアクセスする方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData MCP Server for Azure Data Lake Storage を Windows Subsystem for Linux (WSL) で実行し、Visual Studio Code の Cline 拡張機能からリアルタイム Azure Data Lake Storage のデータ に接続します。

Cline は IDE 上で動作する自律型コーディングエージェントです。ユーザーの許可を得ながら、ファイルの作成や編集、コマンドの実行、ブラウザの操作などを実行できます。CData MCP Server for Azure Data Lake Storage と組み合わせることで、IDE から直接 CRM データにリアルタイムでアクセスでき、開発環境を離れることなくリアルタイムのスキーマとレコードを使用してデータ駆動型機能の構築、テスト、検証が行えます。

この記事では、CData MCP Server for Azure Data Lake Storage を WSL(Windows Subsystem for Linux)で実行し、Windows 上の Visual Studio Code の Cline 拡張機能から接続する方法について説明します。

背景

CData MCP Server は通常、Claude Desktop などのクライアント向けに設計されています。しかし、Windows の VS Code で Cline 拡張機能を使用してサーバーに接続しようとすると、以下のエラーが発生しました:

MCP error -32000: Connection closed

この問題は、Cline 拡張機能の Windows 版における stdio トランスポート実装の I/O 処理に起因していると考えられます

  • 関連する GitHub Issue: https://github.com/cline/cline/issues/3464
  • また、Java や Node などのプロセスを起動する際に、PATH などの環境変数が正しく継承されない場合があります。

前提条件

  • Windows に Visual Studio Code がインストールされていること
  • VS Code に Cline 拡張機能がインストールおよび設定されていること
  • Windows Subsystem for Linux (WSL) がインストールされ、Linux ディストリビューション(Ubuntu など)が動作していること
  • WSL に Java 21 以上の JRE がインストールされていること
  • Windows に CData MCP Server for Azure Data Lake Storage がインストールされていること

ステップ 1: Azure Data Lake Storage で認証(Windows 上)

WSL で MCP Server を実行する前に、Windows 環境で認証フローを完了する必要があります。これにより、必要な資格情報がすべて生成され、適切に保存されます。「CData MCP Server for Azure Data Lake Storage」を見つけて実行するか、MCP Server JAR ファイルを実行して設定ウィザードを開きます。

java -jar "C:\Program Files\CData\CData MCP Server for Azure Data Lake Storage 2024\lib\cdata.mcp.adls.jar"

Azure Data Lake Storage への接続

Azure Data Lake Storage 接続プロパティの取得・設定方法

Azure Data Lake Storage Gen2 への接続

それでは、Gen2 Data Lake Storage アカウントに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定します。

  • Account:ストレージアカウントの名前
  • FileSystem:このアカウントに使用されるファイルシステム名。例えば、Azure Blob コンテナの名前
  • Directory(オプション):レプリケートされたファイルが保存される場所へのパス。パスが指定されない場合、ファイルはルートディレクトリに保存されます

Azure Data Lake Storage Gen2への認証

続いて、認証方法を設定しましょう。CData 製品では、5つの認証方法をサポートしています:アクセスキー(AccessKey)の使用、共有アクセス署名(SAS)の使用、Azure Active Directory OAuth(AzureAD)経由、Azure サービスプリンシパル(AzureServicePrincipal またはAzureServicePrincipalCert)経由、およびManaged Service Identity(AzureMSI)経由です。

アクセスキー

アクセスキーを使用して接続するには、まずADLS Gen2ストレージアカウントで利用可能なアクセスキーを取得する必要があります。

Azure ポータルでの手順は以下のとおりです:

  1. ADLS Gen2ストレージアカウントにアクセスします
  2. 設定でアクセスキーを選択します
  3. 利用可能なアクセスキーの1つの値をAccessKey 接続プロパティにコピーします

接続の準備ができたら、以下のプロパティを設定してください。

  • AuthSchemeAccessKey
  • AccessKey:先ほどAzure ポータルで取得したアクセスキーの値

共有アクセス署名(SAS)

共有アクセス署名を使用して接続するには、まずAzure Storage Explorer ツールを使用して署名を生成する必要があります。

接続の準備ができたら、以下のプロパティを設定してください。

  • AuthSchemeSAS
  • SharedAccessSignature:先ほど生成した共有アクセス署名の値

その他の認証方法については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「Azure Data Lake Storage Gen2への認証」セクションをご確認ください。

CData MCP Server の設定

MCP Server に名前を付け(例: cdataadls)、必要な接続プロパティを入力して「Connect」をクリックします。

接続に成功すると、以下のディレクトリとファイルが作成されます:

C:\Users\<username>\AppData\Roaming\CData\adls Provider\
 |-- cdataadls.mcp
 |-- (その他のサポート設定ファイル)

ステップ 2: MCP Server 設定を WSL にコピー

次に、設定フォルダ全体を Windows から WSL 環境にコピーします。

mkdir -p ~/.config/CData/
cp -r /mnt/c/Users/<username>/AppData/Roaming/CData/"adls Provider" ~/.config/CData/

コピー先のパスが正確に ~/.config/CData/adls Provider/ と一致していることを確認してください。

ステップ 3: WSL に MCP Server をインストール

Java をインストールし、MCP Server JAR を WSL 内の目的の場所に配置します:

sudo apt update
sudo apt install openjdk-21-jre-headless
sudo mkdir -p /opt/cdata/mcp_adls/lib
sudo cp /mnt/c/Program\ Files/CData/CData\ MCP\ Server\ for\ Azure Data Lake Storage\ 2024/lib/cdata.mcp.adls.jar /opt/cdata/mcp_adls/lib/

ステップ 4: Cline の設定

次に、wsl コマンドを使用して WSL 内で MCP Server を起動するように Cline 拡張機能を設定します。

以下の内容で cline_mcp_settings.json を作成または更新します:

{
  "mcpServers": {
    "cdataadls": {
      "autoApprove": ["*"],
      "disabled": false,
      "timeout": 60,
      "type": "stdio",
      "command": "wsl",
      "args": [
        "-d",
        "Ubuntu", // インストールされている WSL ディストリビューション名に置き換えてください
        "--",
        "/usr/bin/java",
        "-jar",
        "/opt/cdata/mcp_adls/lib/cdata.mcp.adls.jar",
        "cdataadls"
      ],
      "env": {
        "JAVA_TOOL_OPTIONS": "-Xmx2g"
      }
    }
  }
}

注意: Ubuntu を実際の WSL ディストリビューション名(例: Ubuntu-22.04)に置き換えてください。PowerShell または CMD で wsl -l を実行して確認できます。

ステップ 5: Cline でリアルタイムデータを操作

Visual Studio Code 内から、Cline 拡張機能を通じて MCP コマンドを実行できるようになりました。

cdataadls_get_tables
cdataadls_get_columns Resources

正しく設定されていれば、これらのコマンドは利用可能な Azure Data Lake Storage オブジェクトとメタデータのリストを返し、CRM スキーマをリアルタイムで操作できます。

以下のような自然言語プロンプトを試してみてください:

  • 「新しい Azure Data Lake Storage Lead を作成する React フォームを生成してください。」
  • 「今四半期にクローズした Opportunities を取得する Python 関数を作成してください。」

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