Microsoft Dataverse のデータ の PostgreSQL インターフェースを作成(MySQL リモーティング経由の JDBC)

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
Microsoft Dataverse JDBC Driver のリモート機能を使用して、データアクセス用の PostgreSQL エントリポイントを作成します。

PostgreSQL には多くの対応クライアントがあります。標準のドライバーから BI、アナリティクスツールまで、PostgreSQL はデータ接続の人気のインターフェースです。JDBC ドライバーのリモーティング機能を使用することで、任意の標準クライアントから接続できる PostgreSQL エントリポイントを簡単に作成できます。

Microsoft Dataverse のデータ に PostgreSQL データベースとしてアクセスするには、CData JDBC Driver for Microsoft Dataverse のリモーティング機能と、EnterpriseDB の MySQL Foreign Data Wrapper(FDW)を使用します。この記事では、FDW をインストールし、PostgreSQL Server からMicrosoft Dataverse のデータにクエリを実行する方法を説明します。

Microsoft Dataverse データ連携について

CData は、Microsoft Dataverse(旧 Common Data Service)のライブデータにアクセスし、統合するための最も簡単な方法を提供します。お客様は CData の接続機能を以下の目的で使用しています:

  • Dataverse エンティティと Dataverse システムテーブルの両方にアクセスし、必要なデータを正確に扱うことができます。
  • Azure Active Directory、Azure マネージド サービス ID 認証情報、クライアントシークレットまたは証明書を使用した Azure サービスプリンシパルなど、さまざまな方法で Microsoft Dataverse に安全に認証できます。
  • SQL ストアドプロシージャを使用して、Microsoft Dataverse エンティティを管理できます。エンティティ間の関連付けの一覧表示、作成、削除などが可能です。

CData のお客様は、データをデータウェアハウスにレプリケートしたい場合(他のデータソースと併せて)や、Microsoft エコシステム内のお気に入りのデータツール(Power BI、Excel など)または外部ツール(Tableau、Looker など)からライブ Dataverse データを分析したい場合など、さまざまな理由で当社の Dataverse 接続ソリューションを使用しています。


はじめに


Microsoft Dataverse への接続を設定

以下の手順に従って、Microsoft Dataverse への接続に必要な認証情報やその他の接続プロパティをドライバーの MySQL デーモンに設定します。MySQL デーモンは、Microsoft Dataverse のデータ を CDataCDS という名前の MySQL データベースとして公開します。デーモンの設定ファイル内の databases セクションに接続プロパティを追加します。設定ファイルは、ドライバーのインストールディレクトリの lib サブフォルダにあります。

以下は一般的な接続文字列です:


[databases]
microsoft dataverse = "OrganizationUrl=https://myaccount.crm.dynamics.com/"

また、users セクションにユーザーを作成します。

MySQL デーモンのすべての設定オプションについては、ヘルプドキュメントをご参照ください。

リモーティングサービスを開始

以下の手順に従って、CData JDBC Driver for Microsoft Dataverse の MySQL リモーティング機能を有効にします。

  1. ドライバーはテスト用に適したデフォルト設定を作成します。サービスを開始するだけでMicrosoft Dataverse のデータに接続できます。

  2. 以下のコマンドで MySQL リモーティングサービスを開始します:
    java -jar cdata.jdbc.cds.jar -f cdata.jdbc.cds.remoting.ini
    

MySQL Foreign Data Wrapper をビルドしてインストール

Foreign Data Wrapper は、PostgreSQL を再コンパイルせずに、PostgreSQL の拡張機能としてインストールできます。

お使いの OS で pgxn が利用可能な場合は、以下のコマンドでインストールできます:

pgxn install mysql_fdw USE_PGXS=1

利用できない場合は、以下の手順で自分でビルドしてください:

  1. MySQL C クライアントライブラリをインストールし、EnterpriseDB の MySQL 用 FDW のソースを取得します(例:GitHub から)。
  2. FDW をビルドします。pg_config と mysql_config の実行ファイルを PATH に追加してください:
    env PATH=/usr/local/pgsql/bin:/usr/local/mysql/bin:$PATH make USE_PGXS=1
    
  3. FDW をインストールします:
    make USE_PGXS=1 install
    

インストールを完了するには、libmysqlclient ライブラリを環境にロードする必要があります(例:パスに追加するなど)。

Microsoft Dataverse のデータ を PostgreSQL データベースとしてクエリ

拡張機能をインストールした後、以下の手順に従ってMicrosoft Dataverse のデータへのクエリ実行を開始します:

  1. データベースにログインします。
  2. データベースの拡張機能をロードします:
    postgres=#CREATE EXTENSION mysql_fdw;
    
  3. Microsoft Dataverse のデータ 用のサーバーオブジェクトを作成します:
    postgres=# CREATE SERVER CDS FOREIGN DATA WRAPPER mysql_fdw OPTIONS (host
    '127.0.0.1', port '3309');
    
  4. MySQL デーモンに認識されているユーザーのユーザー名とパスワードでユーザーマッピングを作成します:
    postgres=# CREATE USER MAPPING for postgres SERVER CDS OPTIONS (username
    'admin', password 'test');
    
  5. ローカルスキーマを作成します:
    postgres=# CREATE SCHEMA CDS_db;
  6. デーモン設定ファイルで定義した Microsoft Dataverse データベース内のすべてのテーブルをインポートします:
    postgres=# IMPORT FOREIGN SCHEMA "CDS" FROM SERVER CDS INTO CDS_db;
    

これで Microsoft Dataverse に対して 読み取り/書き込み コマンドを実行できます:

postgres=# SELECT * FROM CDS_db."accounts";

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