Mendix で HCL Domino 連携アプリを構築

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
CData Connect AI を使って HCL Domino のデータ用の OData フィードを作成し、Mendix でカスタムアプリを構築できます。

Mendix は、モバイルアプリとWeb アプリの両方を大規模に構築・保守できる高生産性アプリプラットフォームです。CData Connect AI と組み合わせることで、Mendix からクラウド間で即座にHCL Domino のデータにアクセスできるようになります。この記事では、Mendix からCData Connect AI のデータソースに接続する方法を説明します。

CData Connect AI は HCL Domino 専用のクラウド間インターフェースを提供し、ネイティブでサポートされているデータベースにデータをレプリケートすることなく、Mendix でリアルタイムのHCL Domino のデータをインポートできます。Mendix でWeb およびモバイルアプリを構築する際、CData Connect AI はサポートされているすべてのSQL 操作(フィルター、JOIN など)を HCL Domino に直接プッシュし、サーバーサイド処理を活用して必要なHCL Domino のデータを迅速に返します。

Mendix 用に HCL Domino への接続を設定

Mendix からHCL Domino のデータを操作するには、Connect AI から HCL Domino に接続し、接続へのユーザーアクセスを付与し、HCL Domino のデータ 用のワークスペースを作成する必要があります。

Connect AI から HCL Domino に接続

CData Connect AI は、シンプルなポイント&クリック操作でデータソースに接続できるインターフェースを提供しています。

  1. Connect AI にログインして「Sources」をクリックし、 Add Connection をクリックします
  2. Add Connection パネルから「HCL Domino」を選択します
  3. HCL Domino への接続に必要な認証プロパティを入力します。

    Domino への接続

    それでは、Domino のデータに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定してください。

    • URL:Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。Domino データベースをホスティングしているサーバーのポートを含めます。例:http://sampleserver:1234/
    • DatabaseScope:Domino Web UI でのスコープ名。CData 製品は、指定されたスコープに適合するスキーマのフォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーのScopes メニューを選択してください。このプロパティを既存のスコープ名に設定します

    Domino での認証

    続いて、認証方法を設定しましょう。Domino では、ログインクレデンシャル(OAuthPassword)またはMicrosoft Entra ID(AzureAD)のいずれかによる認証をサポートしています。

    ログインクレデンシャル

    ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:

    • AuthSchemeOAuthPassword
    • User:認証するDomino ユーザーのユーザー名
    • Password:認証するDomino ユーザーに関連付けられたパスワード

    ドライバーがログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。

    Microsoft Entra ID(Azure AD)

    この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWT トークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。詳しい手順については、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。

    • AuthSchemeAzureAD
    • InitiateOAuth:これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます
    • OAuthClientId:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントID
    • OAuthClientSecret:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントシークレット
    • CallbackURL:カスタムAzure AD アプリケーションの登録時に指定されたリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
    • AzureTenant:データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください

    テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。

  4. Save & Test をクリックします
  5. Add HCL Domino Connection ページの「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。

Personal Access Token の追加

REST API、OData API、またはVirtual SQL Server 経由でConnect AI に接続する場合、Personal Access Token(PAT)を使用してConnect AI への接続を認証します。アクセス管理の粒度を維持するために、サービスごとに個別のPAT を作成することをお勧めします。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして設定ページを開きます。
  2. Settings ページで「Access Tokens」セクションに移動し、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT に名前を付けて「Create」をクリックします。
  4. Personal Access Token は作成時にのみ表示されるため、必ずコピーして安全な場所に保存してください。

Mendix 用に HCL Domino エンドポイントを設定

HCL Domino への接続後、対象テーブル用のワークスペースを作成します。

  1. 「Workspaces」ページに移動し、 Add をクリックして新しいワークスペースを作成します(または既存のワークスペースを選択します)。
  2. Add をクリックしてワークスペースに新しいアセットを追加します。
  3. HCL Domino 接続(例:Domino1)を選択し、「Next」をクリックします。
  4. 操作したいテーブルを選択し、「Confirm」をクリックします。
  5. ワークスペースのOData サービスURL をメモしておきます。例:https://cloud.cdata.com/api/odata/{workspace_name}

接続、PAT、ワークスペースの設定が完了したら、Mendix からHCL Domino のデータに接続する準備が整いました。

HCL Domino 連携アプリの構築

OData メタデータファイルのダウンロード

Mendix で接続を作成する際、接続フローにはData Source Contract File が必要です。以下の手順に従って、curl(コマンドラインツール)を使用してCData Connect AI のOData メタデータファイルをダウンロードします:

  1. お使いのOS 用のコマンドラインウィンドウを開きます。Windows では、スタートメニューを開いて「cmd」と入力し、Enter キーを押してコマンドプロンプトを開きます。macOS およびLinux では、ターミナルウィンドウを開きます。
  2. curl がシステムにインストールされているか確認するには、「curl -help」と入力してEnter キーを押します。インストールされていない場合は、curl のWeb サイトからインストールしてください。
  3. 以下のcurl コマンドを実行します。USER をCData Connect AI のユーザー名に、PAT を先ほど生成したPAT に置き換えてください:
    curl -u USER:PAT https://cloud.cdata.com/api/odata/{workspace_name}/$metadata -o metadata.xml
  4. curl コマンドで作成されたmetadata.xml ファイルを探し、アクセスしやすい場所に移動します。

Mendix からCData Connect AI に接続

以下の手順に従って、Mendix からCData Connect AI への接続を確立します:

  1. Mendix にログインし、Data Hub ページを開きます。
  2. 「Register a Data Source」セクションで「OData」を選択します。
  3. 上記の手順で取得したmetadata.xml ファイルをアップロードし、「Next」をクリックします。
  4. 「Data Source Name」と「Data Source Version」に希望する値を入力します。 「Data Source Relative Path」フィールドに「/api/odata/{workspace_name}」と入力し、「Next」をクリックします。
  5. 「Application information」ページで「Register a new application」をクリックします。
  6. 「Application Name」に名前を入力し、テクニカルオーナーを選択します(デフォルトでは現在ログインしているユーザーになります)。
  7. 「Next」をクリックします。「Environment Name」フィールドに希望する名前を入力します(例:CData Connect AI)。 「Environment Location」フィールドに「https://cloud.cdata.com」と入力し、必要に応じて適切な「Environment Type」(例:Production)を選択します。
  8. 「Done!」をクリックして接続を作成します。

これで、Mendix Studio Pro で接続を使用して、リアルタイムのHCL Domino のデータにアクセスするアプリケーションを簡単に作成できるようになりました。

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