AWS Lambda でリアルタイムSharePoint Excel Services のデータにアクセス
AWS Lambda は、新しい情報やイベントに素早く応答するアプリケーションを構築できるコンピューティングサービスです。CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services と組み合わせることで、AWS Lambda 関数からリアルタイムSharePoint Excel Services のデータを操作できます。この記事では、Eclipse で構築した AWS Lambda 関数からSharePoint Excel Services のデータに接続してクエリを実行する方法を説明します。
なお、この記事の執筆時点(2022年6月)では、AWS Toolkit for Eclipse がサポートする最新バージョンは Eclipse 2019-12 および Java 8 となっています。
最適化されたデータ処理機能を組み込んだ CData JDBC ドライバは、リアルタイムSharePoint Excel Services のデータとのインタラクションにおいて卓越したパフォーマンスを発揮します。SharePoint Excel Services に対して複雑な SQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接SharePoint Excel Servicesにプッシュし、サポートされていない操作(主に SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みの SQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。さらに、動的メタデータクエリ機能により、ネイティブのデータ型を使用してSharePoint Excel Services のデータの操作・分析が可能です。
接続プロパティの設定と接続文字列の構築
ワークブックへの接続
どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。
- Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
- Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。
テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続
CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。
API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。
- OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
- REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。
DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。
SharePoint オンプレミスへの接続
URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。
SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUser と Password を設定してください。
Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。
Windows(NTLM)
最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUser と Password を設定して接続してください。
その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。
NOTE: AWS Lambda 関数で JDBC ドライバーを使用するには、ライセンス(製品版または試用版)とランタイムキー(RTK)が必要です。ライセンス(または試用版)の取得については、弊社営業チームまでお問い合わせください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、SharePoint Excel Services JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.excelservices.jar
接続プロパティ(RTK を含む)を入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
AWS Lambda 関数の作成
- CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services のインストーラーをダウンロードし、パッケージを解凍して JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
AWS Toolkit for Eclipse を使用して、Eclipse で新しい AWS Lambda Java プロジェクトを作成します。詳細な手順は AWS のチュートリアル(amazon.com)を参照してください。
この記事では、テーブル名を入力として渡せるように、プロジェクトのInput Type を「Custom」に設定します。
- CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services の JAR ファイル(cdata.jdbc.excelservices.jar)をビルドパスに追加します。このファイルは INSTALL_PATH\lib\ にあります。
- Java クラスに以下の import 文を追加します。
import java.sql.Connection; import java.sql.DriverManager; import java.sql.ResultSet; import java.sql.ResultSetMetaData; import java.sql.SQLException; import java.sql.Statement;
handleRequest メソッドの本体を以下のコードに置き換えます。DriverManager.getConnection メソッド呼び出し内の接続文字列は、実際の値に置き換えてください。
String query = "SELECT * FROM " + input; try { Class.forName("cdata.jdbc.excelservices.ExcelServicesDriver"); } catch (ClassNotFoundException ex) { context.getLogger().log("Error: class not found"); } Connection connection = null; try { connection = DriverManager.getConnection("jdbc:cdata:excelservices:RTK=52465...;URL=https://myorg.sharepoint.com;[email protected];Password=password;File=Book1.xlsx;"); } catch (SQLException ex) { context.getLogger().log("Error getting connection: " + ex.getMessage()); } catch (Exception ex) { context.getLogger().log("Error: " + ex.getMessage()); } if(connection != null) { context.getLogger().log("Connected Successfully!\n"); } ResultSet resultSet = null; try { //executing query Statement stmt = connection.createStatement(); resultSet = stmt.executeQuery(query); ResultSetMetaData metaData = resultSet.getMetaData(); int numCols = metaData.getColumnCount(); //printing the results while(resultSet.next()) { for(int i = 1; i <= numCols; i++) { System.out.printf("%-25s", (resultSet.getObject(i) != null) ? resultSet.getObject(i).toString().replaceAll("\n", "") : null ); } System.out.print("\n"); } } catch (SQLException ex) { System.out.println("SQL Exception: " + ex.getMessage()); } catch (Exception ex) { System.out.println("General exception: " + ex.getMessage()); } String output = "query: " + query + " complete"; return output;
Lambda 関数のデプロイと実行
Eclipse で関数をビルドしたら、アップロードして実行する準備が整います。この記事では出力を AWS ログに書き込んでいますが、これをテンプレートとして、AWS Lambda 関数でSharePoint Excel Services のデータを操作する独自のカスタムビジネスロジックを実装できます。
- パッケージを右クリックして、Amazon Web Services -> Upload function to AWS Lambda を選択します。
- 関数に名前を付け、IAM ロールを選択し、タイムアウト値を関数が完了するのに十分な値に設定します(クエリの結果サイズによって異なります)。
- パッケージを右クリックして、Amazon Web Services -> Run function on AWS Lambda を選択し、クエリ対象のSharePoint Excel Servicesオブジェクト名(例:「Account」)を入力します。
- ジョブの実行後、CloudWatch ログで出力を確認できます。
無償トライアル・詳細情報
CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services の30日間の無償トライアルをダウンロードして、AWS Lambda でリアルタイムSharePoint Excel Services のデータを活用してみてください。ご不明な点があれば、サポートチームまでお気軽にお問い合わせください。