Lazarus Pascal IDE で SharePoint Excel Services のデータを簡単に統合

Mohsin Turki
Mohsin Turki
Technical Marketing Engineer
CData ODBC Driver を使用して Lazarus Pascal IDE でリアルタイムのSharePoint Excel Services のデータを簡単に統合する方法を紹介します。

Lazarus Pascal IDE は、クロスプラットフォームアプリケーションを構築するための強力で無料のオープンソース開発環境です。CData ODBC Driver for SharePoint Excel Services を使用すれば、SharePoint Excel Services のデータ をシームレスに統合してクエリを実行でき、Lazarus Pascal IDE アプリケーション内でリアルタイムのインサイトを活用して、レポート、ダッシュボード、ワークフローを強化できます。

本記事では、接続のセットアップから Lazarus Pascal IDE でリアルタイムの SharePoint Excel Services データを活用するまでの包括的な手順をご紹介します。レポート、ダッシュボード、複雑なワークフローを構築する際に、アプリケーション内でリアルタイムのインサイトと機能を実現するためのツールを習得できます。

概要

本記事の手順の概要は以下のとおりです。

  1. CData ODBC Driver for SharePoint Excel ServicesSharePoint Excel Services のデータ 用の DSN を必要な接続プロパティで設定します。
  2. Lazarus で ODBC 接続をセットアップします。TSQLConnectorTSQLQueryTDataSourceTDBGrid コンポーネントを必要な情報で設定します。
  3. Main フォームにサンプルコードを記述して、SharePoint Excel Services のデータ への接続をテストします。
  4. アプリケーションをコンパイルして実行し、SharePoint Excel Services のデータ の統合と表示が正常に行われることを確認します。

前提条件

開始する前に、以下の準備が必要です。

  • Lazarus IDE(バージョン 3.4 推奨)。こちらからダウンロードできます。
  • CData ODBC Driver for SharePoint Excel Services。最新版をこちらからダウンロードしてお試しください。


CData ODBC Driver で SharePoint Excel Services DSN を設定

まず、CData ODBC Driver for SharePoint Excel Services を使用してシステムでSharePoint Excel Services のデータ用の DSN(データソース名)を設定します。こちらから全機能を備えた 30日間の無償トライアルをダウンロードしてインストールしてください。

インストールが完了したら、ODBC データソースアドミニストレーターを起動します。

  • Windows の場合:スタートメニューで ODBC データソースアドミニストレーター を検索してアプリケーションを開きます。
  • Mac の場合:アプリケーションを開き、ユーティリティに移動して ODBC Manager を選択します。
  • Linux の場合:コマンドラインを使用して ODBC データソースアドミニストレーター を起動するか、インストールされている場合は unixODBC を使用します。

起動したら、CDataSharePoint Excel Services のデータSource をダブルクリックして、接続を確立するために必要な値を入力します。

ワークブックへの接続

どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。

  • Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
  • Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。

テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続

CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。

API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。

  • OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
  • REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。

DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。

SharePoint オンプレミスへの接続

URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。

SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUserPassword を設定してください。

Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。

    Windows(NTLM)

    最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUserPassword を設定して接続してください。

    その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。

    新しい GUI プロジェクトを作成

    1. Lazarus IDE を起動します。
    2. File > New > Application に移動して、Main フォームを持つ新しい GUI プロジェクトを作成します。

    フォームに必要な接続コンポーネントを追加

    1. View > Component > Palette に移動し、左下の Keep open にチェックを入れて、コンポーネントウィンドウを常に開いた状態に保ちます。
    2. 以下のコンポーネントを検索し、右下の Use をクリックして Main フォーム Form1 に追加します。
      1. TSQLConnector
      2. TSQLTransaction
      3. TSQLQuery
      4. TDataSource
      5. TDBGrid


    TSQLConnector コンポーネントの設定

    Lazarus Pascal IDE の TSQLConnector コンポーネントは、アプリケーションと各種データベースまたはデータベース API との接続を容易にします。設定方法は以下のとおりです。

    1. Main フォームで TSQLConnector コンポーネントを選択します。
    2. オブジェクトインスペクターがまだ開いていない場合は、View > Object Inspector から開きます。
    3. 左側のオブジェクトインスペクターで、Properties セクションの以下のプロパティを設定します。
      プロパティ
      Connected True
      Driver ODBC
      DatabaseName DSN 名(例:CData SharePoint Excel Services Source)
      UserName データベースのユーザー名
      Password データベースのパスワード
      HostName SharePoint Excel Services URL またはローカルデータベースの場合は localhost
      LoginPrompt False
      Transaction TSQLTransaction コンポーネントを選択

    認証情報にセキュリティトークンが必要な場合は、以下の手順に従ってください。

    1. Lazarus Pascal IDE で Main Form をダブルクリックしてコードエディタを開きます。
    2. procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject); セクションを見つけます。
    3. begin キーワードの下に以下のコードを貼り付けます。'your_security_token' を実際のセキュリティトークンに置き換えてください。
      SQLConnector1.Params.Values ['Password'] :=
        SQLConnector1.Params.Values ['Password'] + 'your_security_token';
      



    TSQLQuery コンポーネントの設定

    Lazarus Pascal IDE の TSQLQuery コンポーネントは、クエリ用の SQL コードを受け取り、データベースからデータを取得することで、データ操作を簡素化します。以下の情報を使用して設定してください。

    1. Main フォームで TSQLQuery コンポーネントを選択します。
    2. オブジェクトインスペクターProperties セクションで以下のプロパティを設定します。
      プロパティ
      Active True
      DataBase TSQLConnector コンポーネントの名前を選択
      SQL(3つの点をクリック) クエリ(例:SELECT * FROM Account)
      Transaction TSQLTransaction コンポーネント




    TDataSource、TDBGrid、TSQLTransaction コンポーネントの設定

    Lazarus Pascal IDE の TDataSource コンポーネントは、データセット(例:TSQLQuery)と TDBGrid などのデータ対応コントロールをつなぎ、データの表示と操作を可能にします。TDBGrid はデータを表形式で表示し、TSQLTransaction はトランザクション内でデータベース操作を実行することでデータの整合性を確保します。これら3つのコンポーネントの設定方法は以下のとおりです。

    1. TDataSource コンポーネントを選択し、DataSet プロパティに TSQLQuery コンポーネントの名前を設定します。
    2. TDBGrid コンポーネントを選択し、DataSource プロパティに TDataSource コンポーネントを設定します。
    3. TSQLTransaction コンポーネントを選択し、以下のプロパティを設定します。
      1. Active:True
      2. Database:TSQLConnector コンポーネントの名前


    接続をテストするコードを追加

    接続を正常にテストするには、以下のコードを使用してください。

    1. Main Form をダブルクリックしてソースエディタを開きます。
    2. begin キーワードの下、end. キーワードの前に以下のコードを追加します。
    procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
    begin
      // Code for your Security Token
        SQLConnector1.Params.Values ['Password'] :=
            SQLConnector1.Params.Values ['Password'] + 'your_security_token';
      try
        SQLConnector1.Open;
        ShowMessage('Connection successful!');
      except
        on E: Exception do
          ShowMessage('Error: ' + E.Message);
      end;
    
      try
        SQLQuery1.Open;
        if SQLQuery1.IsEmpty then
          ShowMessage('No data found.')
        else
          ShowMessage('Data loaded successfully.');
      except
        on E: Exception do
          ShowMessage('Error: ' + E.Message);
      end;
    end;
    
    end.
    


    アプリケーションをコンパイルして実行

    プロジェクトを保存します。Run > Compile、続いて Run に移動するか、ショートカット F9 を使用してアプリケーションを実行します。



    次のステップ:データを活用してみよう

    データが Lazarus に正常にインポートされたので、その可能性を最大限に活用するためのアイデアをご紹介します。

    • TDBGrid を拡張:TDBGrid をカスタマイズして、ソート、編集、特定の行のハイライト表示を有効にしましょう。
    • データを可視化:TChart などのコンポーネントを使用して、直感的なデータ表現のためのグラフやチャートを作成しましょう。
    • フィルタと検索:TDBFilter などのコンポーネントを使用するか、カスタムフィルタロジックを実装して、ユーザーが関連するデータにすばやく集中できるようにしましょう。ユーザー入力用の TEdit コンポーネントを追加し、フィルタ機能にリンクさせます。
    • データをエクスポート:TSVExportTFileStream コンポーネントを活用して、データを CSV や Excel などの形式で保存し、共有や他のシステムへの統合に利用しましょう。
    • 計算を実行:TFPCustomDataSet やデータセットの組み込み機能を使用して、合計、平均、その他の指標を計算しましょう。結果を TLabel に表示したり、TDBGrid に追加できます。
    • フォームとレポートを作成:TFormTDBEdit を使用してユーザー操作用のインタラクティブなフォームを設計しましょう。レポートには、RLReportFastReport などのコンポーネントを統合して、プロフェッショナル品質のレポートを生成・印刷できます。

    これらの拡張機能で、データドリブンアプリケーションを次のレベルに引き上げましょう!



    CData で Lazarus のデータ接続を簡素化

    Lazarus Pascal 内でリアルタイムのSharePoint Excel Services のデータの可能性を最大限に引き出しましょう。ワークフローを効率化し、生産性を高め、これまでにないシームレスな統合を体験してください。

    今すぐ無償トライアルを開始して、データとの接続と作業の方法を変革しましょう!

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Excel Services ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなExcel Services データに接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインターフェースを使用して、データベースのようにSharePoint サーバーでホストされているExcel スプレッドシートデータにアクセスし、データ連携を実行できます。