【MCP Server】LangChain からOdoo のデータに連携しよう!

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
LangChain とCData Connect AI MCP Server で Odoo へのリアルタイムアクセスを実現。自然言語クエリでデータ探索できる AI ワークフローを構築する方法をご紹介します。

LangChain は、開発者やデータエンジニア、AI 実践者が LLM、ツール、API、データコネクタを組み合わせて AI 活用アプリケーションやワークフローを構築するためのフレームワークです。LangChain と CData Connect AI を組み込みの MCP Server を通じて統合することで、ワークフローからライブの Odoo にリアルタイムで簡単にアクセスして対話できるようになります。

CData Connect AI は、Odoo のデータに接続するための専用クラウド間インターフェースを提供します。CData Connect AI Remote MCP Server により、Google ADK エージェントと Odooの間でセキュアな通信が可能になります。これにより、ネイティブ対応データベースへのデータレプリケーションを必要とせずに、エージェントから Odoo のデータの読み取りや操作を実行できます。CData Connect AIは最適化されたデータ処理機能を備えており、フィルタや JOIN を含むサポート対象のすべての SQL 操作を効率的に Odooへ直接送信します。サーバーサイド処理を活用することで、要求されたOdoo のデータ を迅速に取得できます。

この記事では、CData Connect AI での Odoo 接続の設定、LangChain への MCP サーバーの登録、そして Odoo をリアルタイムでクエリするワークフローの構築方法をご紹介します。

前提条件

Odoo データ連携について

CData を使用すれば、Odoo のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:

  • Odoo API 8.0+ と Odoo.sh クラウド ERP の両方からライブデータにアクセスできます。
  • 多対一、一対多、多対多のデータプロパティをインテリジェントに処理することで、ネイティブの Odoo 機能を拡張できます。CData の接続ソリューションは、Odoo 内の複雑なデータプロパティもインテリジェントに処理します。テキストや日付などの単純な値を持つカラムに加えて、各行に複数の値を含むカラムもあります。ドライバーは、値の元となるカラムのタイプに応じて、これらの種類の値を異なる方法でデコードします:
    • 多対一カラムは、別のモデル内の単一の行への参照です。CData ソリューションでは、多対一カラムは整数として表され、その値は他のモデルで参照している ID です。
    • 多対多カラムは、別のモデル内の多くの行への参照です。CData ソリューションでは、多対多カラムはカンマ区切りの整数リストを含むテキストとして表されます。リスト内の各値は、参照されている行の ID です。
    • 一対多カラムは、別のモデル内の多くの行への参照です。多対多カラムと同様(カンマ区切りの整数リスト)ですが、参照されるモデルの各行はメインモデルの 1 つにのみ属する必要があります。
  • SQL ストアドプロシージャを使用して、Odoo 内のサーバーサイド RFC を呼び出すことができます。

ユーザーは、Power BI や Qlik Sense などの分析ツールと Odoo を統合し、当社のツールを活用して Odoo データをデータベースやデータウェアハウスにレプリケートしています。


はじめに


ステップ 1:LangChain 用の Odoo 接続を設定する

それでは早速、LangChain から Odoo にアクセスできるようにしていきましょう。まず、CData Connect AI で Odoo 接続を作成します。この接続は、その後リモート MCP サーバーを通じて LangChain に公開されます。

  1. Connect AI にログインし、「Sources」をクリックして「+ Add Connection」をクリックします
  2. 利用可能なデータソースから「Odoo」を選択します
  3. Odoo に接続するために必要な認証情報を入力しましょう。

    接続するには、URL にOdoo インスタンスURL、User およびAPIToken にユーザー資格情報、Database にOdoo データベース名を設定します。 API トークン(Odoo 14 以降でのみ利用可能)を使用していない場合、代わりにAPIToken フィールドにパスワードを直接入力することができます。

    接続方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。

  4. 「Create & Test」をクリックします
  5. 認証が完了したら、Odoo 接続の「Permissions」タブを開き、必要に応じてユーザーベースの権限を設定します

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する

LangChain は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使用して Connect AI に認証します。アクセス制御の粒度を維持するために、統合ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI で、右上の歯車アイコンを選択して「Settings」を開きます
  2. 「Access Tokens」で、「Create PAT」を選択します
  3. トークンのわかりやすい名前を付けて、「Create」を選択します
  4. トークンをコピーして安全に保管してください。PAT は作成時にのみ表示されます

これで Odoo 接続の設定と PAT の生成が完了しました。LangChain から CData MCP サーバーを通じて Odoo に接続する準備が整いました。

注:Connect AI の「Integrations」セクションの「LangChain」から PAT を生成することもできます。「Connect」→「 Create PAT」をクリックするだけで生成できます。

ステップ 2:LangChain で MCP サーバーに接続する

続いて、LangChain をCData Connect AI のリモートMCP サーバー に接続していきましょう。推論に OpenAI(ChatGPT)を使用するには、MCP サーバーエンドポイントと認証情報を config.py ファイルで設定します。これらを設定することで、LangChain が MCP サーバーツールを呼び出せるようになり、OpenAI が自然言語での推論を処理してくれます。

  1. LangChain MCP 用のフォルダを作成します
  2. フォルダ内にconfig.pylangchain.py の2つの Python ファイルを作成します。
  3. config.py で、MCP サーバーの認証と URL を定義する Config クラスを作成します。Base64 エンコードされた CData Connect AI のユーザー名と PAT(前提条件で取得したもの)を指定する必要があります。
     
    class Config: 
          MCP_BASE_URL = "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp"   # MCP Server の URL 
          MCP_AUTH = "base64encoded(EMAIL:PAT)"   # Base64 エンコードされた Connect AI の Email:PAT 
    

    注:Base64 エンコードツールを使用して、MCP_AUTH の Base64 エンコード版を作成できます。

  4. langchain.py で、MCP サーバーと MCP クライアントを設定して、ツールとプロンプトを呼び出します:
     
    """ 
    LangChain ReAct エージェントと CData Connect AI MCP サーバーを統合します。
    このスクリプトは、ツールの取得、フィルタリング、LLM を使用したエージェントベースの推論を実行します。
    """ 
    
    import asyncio 
    from langchain_mcp_adapters.client import MultiServerMCPClient 
    from langchain_openai import ChatOpenAI 
    from langgraph.prebuilt import create_react_agent 
    from config import Config 
    
    async def main(): 
        # 1 つ以上のサーバー URL で MCP クライアントを初期化
        mcp_client = MultiServerMCPClient( 
            connections={ 
                "default": {  # お好きな名前でOKです
                    "transport": "streamable_http", 
                    "url": Config.MCP_BASE_URL, 
                    "headers": {"Authorization": f"Basic {Config.MCP_AUTH}"}, 
                } 
            } 
        ) 
    
        # サーバーによって公開されているリモート MCP ツールを読み込む
        all_mcp_tools = await mcp_client.get_tools() 
        print("検出された MCP ツール:", [tool.name for tool in all_mcp_tools]) 
    
        # ReAct スタイルのエージェントを作成して実行
        llm = ChatOpenAI( 
            model="gpt-4o",  
            temperature=0.2, 
            api_key="YOUR_OPEN_API_KEY"  # ここに OpenAI API キーを使用します(https://platform.openai.com/ で確認できます)
        ) 
    
        agent = create_react_agent(llm, all_mcp_tools) 
    
        user_prompt = "[rootadoname]1 で利用可能なテーブルはいくつありますか?"  # 必要に応じてプロンプトを変更してください
        print(f"
    ユーザープロンプト: {user_prompt}") 
    
        # エージェントに MCP ツールを使用するように求めるプロンプトを送信
        response = await agent.ainvoke( 
            {"messages": [{"role": "user", "content": (user_prompt),}]} 
        ) 
    
        # エージェントの最終応答を出力
        final_msg = response["messages"][-1].content 
        print("エージェントの最終応答:", final_msg) 
    
    if __name__ == "__main__": 
        asyncio.run(main()) 
    

ステップ 3:LangChain と LangGraph パッケージをインストールする

それでは、LangChain を CData Connect AI MCP と組み合わせて使用し、推論に OpenAI を統合するために必要なPython パッケージをインストールしていきましょう。

プロジェクトのターミナルで次のコマンドを実行してください。

 
pip install langchain-mcp-adapters langchain-openai langgraph 

ステップ 4:LangChain を使用して Odoo にプロンプトを送信する(MCP サーバー経由)

  1. インストールが完了したら、
    python langchain.py
    を実行してスクリプトを実行します
  2. スクリプトは MCP サーバーに接続し、接続されたデータをクエリするために利用可能な CData Connect AI MCP ツールを検出します
  3. プロンプトを入力します(例:「Odoo で利用可能なテーブルはいくつありますか?」)
  4. それに応じて、エージェントが結果を返します

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