Spring Boot からPingOne のデータに接続する方法
Spring Boot は、Java Web アプリケーションの開発を容易にするフレームワークです。 最小限の設定でスタンドアロンアプリケーションを作成できるのが特徴です。 CData JDBC Driver for PingOne と組み合わせることで、Spring Boot からリアルタイムのPingOne のデータを扱えるようになります。 この記事では、CData JDBC Driver for PingOne を使用してSpring Boot アプリケーションでデータソースを設定し、データを取得する方法を説明します。
ビルトインの最適化されたデータ処理機能により、CData JDBC Driver は リアルタイムのPingOne のデータとのやり取りにおいて比類のないパフォーマンスを発揮します。PingOne に 複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接PingOne にプッシュし、サポートされていない操作(多くの場合SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みのSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。 組み込みの動的メタデータクエリにより、ネイティブのデータ型を使用して PingOne のデータを操作・分析できます。
Java でSpring Boot プロジェクトを作成
IDE(このチュートリアルではIntelliJ を使用)で、Maven プロジェクトを選択します:
生成されたプロジェクトで、pom.xml ファイルを開き、Spring Boot に必要な依存関係を追加します:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <project xmlns="http://maven.apache.org/POM/4.0.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/POM/4.0.0 https://maven.apache.org/xsd/maven-4.0.0.xsd"> <modelVersion>4.0.0</modelVersion> <parent> <groupId>org.springframework.boot</groupId> <artifactId>spring-boot-starter-parent</artifactId> <version>2.7.2</version> <relativePath/> </parent> <groupId>com.example</groupId> <artifactId>demo</artifactId> <version>0.0.1-SNAPSHOT</version> <name>demo</name> <description>Demo project for Spring Boot</description> <properties> <java.version>1.8</java.version> </properties> <build> <plugins> <plugin> <groupId>org.springframework.boot</groupId> <artifactId>spring-boot-maven-plugin</artifactId> </plugin> <plugin> <groupId>org.apache.maven.plugins</groupId> <artifactId>maven-install-plugin</artifactId> <version>2.5.1</version> <executions> <execution> <id>id.install-file</id> <phase>clean</phase> <goals> <goal>install-file</goal> </goals> <configuration> <file>C:\Program Files\CData[product_name] ####\lib\cdata.jdbc.pingone.jar</file> <groupId>org.cdata.connectors</groupId> <artifactId>cdata-pingone-connector</artifactId> <version>23</version> <packaging>jar</packaging> </configuration> </execution> </executions> </plugin> </plugins> </build> <dependencies> <dependency> <groupId>org.springframework.boot</groupId> <artifactId>spring-boot-starter-web</artifactId> </dependency> <dependency> <groupId>org.springframework.boot</groupId> <artifactId>spring-boot-starter-jdbc</artifactId> <version>2.7.0</version> </dependency> <dependency> <groupId>org.cdata.connectors</groupId> <artifactId>cdata-pingone-connector</artifactId> <version>23</version> </dependency> <dependency> <groupId>org.springframework.boot</groupId> <artifactId>spring-boot-starter-test</artifactId> <scope>test</scope> </dependency> </dependencies> <distributionManagement> <repository> <uniqueVersion>false</uniqueVersion> <id>test</id> <name>My Repository</name> <url>scp://repo/maven2</url> <layout>default</layout> </repository> </distributionManagement> </project>
Note: 年(####)とバージョン番号(上記のXML スクリプトに記載)は、使用しているCData JDBC Driver の現在のバージョンに合わせて調整してください。
プロジェクト構造
java ディレクトリに新しいパッケージを作成します。通常、パッケージ名はgroupId
(com.example)の後にartifactId(.MDS)を付けたものになります。
「java」ディレクトリを「Sources Root」としてマーク(青色で表示)します。これを行うには、java ディレクトリを右クリックし、「Mark Directory as」->「Sources Root」を選択します(以下を参照)。また、「resources」ディレクトリを「Resources Root」としてマークします。
データベース接続プロパティの保存
データベース接続プロパティを保存するための「application.properties」ファイルを作成します。これを行うには、「resources」フォルダを右クリックし、「New」->「File」を選択し、ファイル名を「application.properties」と入力してEnter を押します。
application.properties ファイルで、クラス名とJDBC URL を使用してPingOne JDBC Driver の設定プロパティを設定します:
spring.datasource.driver=cdata.jdbc.pingone.PingOneDriver spring.datasource.url=jdbc:pingone:AuthScheme=OAuth;WorkerAppEnvironmentId=eebc33a8-xxxx-4f3a-yyyy-d3e5262fd49e;Region=NA;OAuthClientId=client_id;OAuthClientSecret=client_secret;
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成については、PingOne JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.pingone.jar
PingOne に接続するには以下のプロパティを設定します。
- Region:自身のPingOne 組織のデータがホスティングされている地域。
- AuthScheme:PingOne に接続する際に使用する認証の種類。
- WorkerAppEnvironmentId (デフォルトのPingOne ドメインを使用する場合に必要)、またはAuthorizationServerURL のいずれかで、下で説明するように設定します。
WorkerAppEnvironmentId の設定
WorkerAppEnvironmentId は、Worker アプリケーションが存在するPingOne 環境のID です。 このパラメータは、環境がデフォルトのPingOne ドメイン(auth.pingone)を利用している場合のみ使用されます。 これは、ヘルプドキュメントのカスタムOAuth アプリケーションの作成で説明するように、PingOne への認証に使用するカスタムOAuth アプリケーションを作成した後に設定します。
はじめに、このプロパティの値を見つけます。
- 自身のPingOne 組織のホームページからナビゲーションサイドバーに移動し、Environments をクリックします。
- OAuth / Worker のカスタムアプリケーションを作成した環境(通常はAdministrators)を見つけ、Manage Environment をクリックします。 環境のホームページが表示されます。
- 環境のホームページのナビゲーションサイドバーで、Applications をクリックします。
- リストから、OAuth またはWorker アプリケーションの詳細を見つけます。
-
Environment ID フィールドの値をコピーします。
以下の例に似たものになるはずです:
WorkerAppEnvironmentId='11e96fc7-aa4d-4a60-8196-9acf91424eca'
次に、WorkerAppEnvironmentId をEnvironment ID フィールドの値に設定します。
AuthorizationServerURL の設定
AuthorizationServerURL は、お使いのアプリケーションが配置されている環境のPingOne 認可サーバーのベースURL です。 このプロパティは、PingOne プラットフォームAPI ドキュメントで説明されているように、環境にカスタムドメインを設定した場合にのみ使用されます。 Custom Domains を参照してください。
OAuth でのPingOne への認証
PingOne はOAuth とOAuthClient 認証の両方をサポートしています。 上述の設定手順に加え、OAuth またはOAuthCliet 認証をサポートするために、さらに2つの手順を完了する必要があります。
- ヘルプドキュメントのカスタムOAuth アプリケーションの作成で説明するように、カスタムOAuth アプリケーションを作成して設定します。
- ドライバーがデータモデル内のエンティティにアクセスできるようにするには、ヘルプドキュメントのAdministrator Roles での説明のとおり、使用するアドミンユーザー / ワーカーアプリケーションに対して正しいロールを設定していることを確認してください。
- 以下のサブセクションで説明されているように、選択した認証スキームと認証フローに適切なプロパティを設定します。
OAuth(認可コードグラント)
AuthScheme をOAuth に設定します。
デスクトップアプリケーション
OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ
以下を設定して、接続してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH。繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要をなくすには、InitiateOAuth を使用します。
- OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションを作成した際に取得したClient ID。
- OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションを作成した際に取得したClient Secret。
- CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義したリダイレクトURI。例:https://localhost:3333
接続すると、CData 製品 はデフォルトブラウザでPingOne のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。 ドライバーはこれでOAuth プロセスを完了します。
- ドライバーはPingOne からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
- OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に保存され、接続間で永続化されるようにします。
ドライバーはアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします。
Web アプリケーションやヘッドレスマシン、クライアントクレデンシャルグラントを含むその他のOAuth メソッドについては、ヘルプドキュメントを参照してください。
application.properties ファイルでプロパティを設定したら、次にそれらを構成します。
データソースの設定
まず、PingOne データソースをプライマリデータソースとしてマークします。次に、データソースBean を作成します。
DriverManagerDataSource.java ファイルを作成し、以下のようにBean を作成します。@Bean でエラーが発生する場合、 Spring Boot が正しくロードされていない可能性があります。これを修正するには、「File」->「Invalidate Caches」でキャッシュを無効にして再起動します。 また、Maven がSpring Boot の依存関係を追加していることを確認してください。
データソースBean を作成するには、DriverManagerDataSource クラスを使用します。このクラスを使用すると、
データソースのプロパティを設定できます。このJava クラスを作成するには、「com.example.MDS」パッケージを右クリックし、「New」->「Java Class」を選択します。
以下のコードは、データソースのBean 定義を示しています。各ドライバーにはBean が必要です。
import org.springframework.beans.factory.annotation.Autowired;
import org.springframework.boot.jdbc.DataSourceBuilder;
import org.springframework.context.annotation.Bean;
import org.springframework.context.annotation.Primary;
import org.springframework.core.env.Environment;
import javax.sql.DataSource;
public class DriverManagerDataSource{
@Autowired
private static Environment env;
@Bean(name ="PingOne")
@Primary
public static DataSource PingOneDataSource()
{
DataSourceBuilder<?> dataSourceBuilder = DataSourceBuilder.create();
dataSourceBuilder.driverClassName("cdata.jdbc.pingone.PingOneDriver");
dataSourceBuilder.url("jdbc:pingone:AuthScheme=OAuth;WorkerAppEnvironmentId=eebc33a8-xxxx-4f3a-yyyy-d3e5262fd49e;Region=NA;OAuthClientId=client_id;OAuthClientSecret=client_secret;");
return dataSourceBuilder.build();
}
//@Override
public void setEnvironment( final Environment environment) {
env=environment;
}
}
次に、PingOne jar ファイルをDocuments フォルダに移動します(以下のコマンドのパスを参照)。jar ファイルのパスにスペースが含まれないようにするためです。次に、
Maven アイコン(IntelliJ の右上隅)をクリックし、「Execute Maven Goal」をクリックします。以下のコマンドを実行します:
mvn install:install-file "-Dfile=C:\Program Files\CData[product_name] ####\lib\cdata.jdbc.pingone.jar" -DgroupId=org.cdata.connectors -DartifactId=cdata-pingone-connector -Dversion=23 -Dpackaging=jar
このコマンドを実行するには、以下のいずれかの手順に従ってください:
- 「-Dfile location」はCData JDBC Driver のデフォルトのインストールパスのままにできます。この場合、パスを引用符で囲んでください。また、使用しているドライバーの現在のバージョンに基づいて年と「Dversion」を変更してください。
- 記事の前半で述べたように、
jar ファイルをDocuments フォルダに移動した場合は、提供されたコマンドのパスを変更してください。この場合、Dfile location を引用符で囲まないでください。使用しているドライバーの現在のバージョンに基づいて「Dversion」を編集してください。
Enter を押すと、以下の出力が表示されます:
接続のテスト
最後のステップは接続のテストです。
import org.springframework.boot.SpringApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.jdbc.DataSourceAutoConfiguration;
import java.sql.Connection;
import java.sql.SQLException;
import static com.example.demo.DriverManagerDataSources.PingOneDataSource;
@SpringBootApplication(exclude = {DataSourceAutoConfiguration.class})
public class MDSApplication {
//remove the comment on the line below
public static void main (){
SpringApplication.run(DemoApplication.class, args);
Connection conn = PingOneDataSource().getConnection();
System.out.println("Catalog: "+ conn.getCatalog());
}
}
生成される出力は以下のようになります:
無償トライアルと詳細情報
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