Spring Boot からPingOne のデータに接続する方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData JDBC PingOne Driver を使用してSpring Boot アプリケーションからPingOne に接続。

Spring Boot は、Java Web アプリケーションの開発を容易にするフレームワークです。 最小限の設定でスタンドアロンアプリケーションを作成できるのが特徴です。 CData JDBC Driver for PingOne と組み合わせることで、Spring Boot からリアルタイムのPingOne のデータを扱えるようになります。 この記事では、CData JDBC Driver for PingOne を使用してSpring Boot アプリケーションでデータソースを設定し、データを取得する方法を説明します。

ビルトインの最適化されたデータ処理機能により、CData JDBC Driver は リアルタイムのPingOne のデータとのやり取りにおいて比類のないパフォーマンスを発揮します。PingOne に 複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接PingOne にプッシュし、サポートされていない操作(多くの場合SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みのSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。 組み込みの動的メタデータクエリにより、ネイティブのデータ型を使用して PingOne のデータを操作・分析できます。

Java でSpring Boot プロジェクトを作成

IDE(このチュートリアルではIntelliJ を使用)で、Maven プロジェクトを選択します: 生成されたプロジェクトで、pom.xml ファイルを開き、Spring Boot に必要な依存関係を追加します:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<project xmlns="http://maven.apache.org/POM/4.0.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://maven.apache.org/POM/4.0.0 https://maven.apache.org/xsd/maven-4.0.0.xsd">
<modelVersion>4.0.0</modelVersion>
<parent>
<groupId>org.springframework.boot</groupId>
<artifactId>spring-boot-starter-parent</artifactId>
<version>2.7.2</version>
<relativePath/>
</parent>
<groupId>com.example</groupId>
<artifactId>demo</artifactId>
<version>0.0.1-SNAPSHOT</version>
<name>demo</name>
<description>Demo project for Spring Boot</description>
<properties>
<java.version>1.8</java.version>
</properties>
<build>
<plugins>
	<plugin>
		<groupId>org.springframework.boot</groupId>
		<artifactId>spring-boot-maven-plugin</artifactId>
	</plugin>

	<plugin>
		<groupId>org.apache.maven.plugins</groupId>
		<artifactId>maven-install-plugin</artifactId>
		<version>2.5.1</version>
		<executions>
			<execution>
				<id>id.install-file</id>
				<phase>clean</phase>
				<goals>
					<goal>install-file</goal>
				</goals>
				<configuration>
					<file>C:\Program Files\CData[product_name] ####\lib\cdata.jdbc.pingone.jar</file>
					<groupId>org.cdata.connectors</groupId>
					<artifactId>cdata-pingone-connector</artifactId>
					<version>23</version>
					<packaging>jar</packaging>
				</configuration>
			</execution>
		</executions>
	</plugin>
</plugins>
</build>

<dependencies>
<dependency>
	<groupId>org.springframework.boot</groupId>
	<artifactId>spring-boot-starter-web</artifactId>
</dependency>
<dependency>
	<groupId>org.springframework.boot</groupId>
	<artifactId>spring-boot-starter-jdbc</artifactId>
	<version>2.7.0</version>
</dependency>
<dependency>
	<groupId>org.cdata.connectors</groupId>
	<artifactId>cdata-pingone-connector</artifactId>
	<version>23</version>
</dependency>

<dependency>
	<groupId>org.springframework.boot</groupId>
	<artifactId>spring-boot-starter-test</artifactId>
	<scope>test</scope>
</dependency>
</dependencies>



<distributionManagement>
<repository>
	<uniqueVersion>false</uniqueVersion>
	<id>test</id>
	<name>My Repository</name>
	<url>scp://repo/maven2</url>
	<layout>default</layout>
</repository>
</distributionManagement>

</project>

Note: 年(####)とバージョン番号(上記のXML スクリプトに記載)は、使用しているCData JDBC Driver の現在のバージョンに合わせて調整してください。

プロジェクト構造

java ディレクトリに新しいパッケージを作成します。通常、パッケージ名はgroupId (com.example)の後にartifactId(.MDS)を付けたものになります。

「java」ディレクトリを「Sources Root」としてマーク(青色で表示)します。これを行うには、java ディレクトリを右クリックし、「Mark Directory as」->「Sources Root」を選択します(以下を参照)。また、「resources」ディレクトリを「Resources Root」としてマークします。

データベース接続プロパティの保存

データベース接続プロパティを保存するための「application.properties」ファイルを作成します。これを行うには、「resources」フォルダを右クリックし、「New」->「File」を選択し、ファイル名を「application.properties」と入力してEnter を押します。

application.properties ファイルで、クラス名とJDBC URL を使用してPingOne JDBC Driver の設定プロパティを設定します:

	spring.datasource.driver=cdata.jdbc.pingone.PingOneDriver
	spring.datasource.url=jdbc:pingone:AuthScheme=OAuth;WorkerAppEnvironmentId=eebc33a8-xxxx-4f3a-yyyy-d3e5262fd49e;Region=NA;OAuthClientId=client_id;OAuthClientSecret=client_secret;

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の作成については、PingOne JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.pingone.jar

PingOne に接続するには以下のプロパティを設定します。

  • Region:自身のPingOne 組織のデータがホスティングされている地域。
  • AuthScheme:PingOne に接続する際に使用する認証の種類。
  • WorkerAppEnvironmentId (デフォルトのPingOne ドメインを使用する場合に必要)、またはAuthorizationServerURL のいずれかで、下で説明するように設定します。

WorkerAppEnvironmentId の設定

WorkerAppEnvironmentId は、Worker アプリケーションが存在するPingOne 環境のID です。 このパラメータは、環境がデフォルトのPingOne ドメイン(auth.pingone)を利用している場合のみ使用されます。 これは、ヘルプドキュメントカスタムOAuth アプリケーションの作成で説明するように、PingOne への認証に使用するカスタムOAuth アプリケーションを作成した後に設定します。

はじめに、このプロパティの値を見つけます。

  1. 自身のPingOne 組織のホームページからナビゲーションサイドバーに移動し、Environments をクリックします。
  2. OAuth / Worker のカスタムアプリケーションを作成した環境(通常はAdministrators)を見つけ、Manage Environment をクリックします。 環境のホームページが表示されます。
  3. 環境のホームページのナビゲーションサイドバーで、Applications をクリックします。
  4. リストから、OAuth またはWorker アプリケーションの詳細を見つけます。
  5. Environment ID フィールドの値をコピーします。 以下の例に似たものになるはずです:
    WorkerAppEnvironmentId='11e96fc7-aa4d-4a60-8196-9acf91424eca'

次に、WorkerAppEnvironmentIdEnvironment ID フィールドの値に設定します。

AuthorizationServerURL の設定

AuthorizationServerURL は、お使いのアプリケーションが配置されている環境のPingOne 認可サーバーのベースURL です。 このプロパティは、PingOne プラットフォームAPI ドキュメントで説明されているように、環境にカスタムドメインを設定した場合にのみ使用されます。 Custom Domains を参照してください。

OAuth でのPingOne への認証

PingOne はOAuth とOAuthClient 認証の両方をサポートしています。 上述の設定手順に加え、OAuth またはOAuthCliet 認証をサポートするために、さらに2つの手順を完了する必要があります。

  • ヘルプドキュメントカスタムOAuth アプリケーションの作成で説明するように、カスタムOAuth アプリケーションを作成して設定します。
  • ドライバーがデータモデル内のエンティティにアクセスできるようにするには、ヘルプドキュメントのAdministrator Roles での説明のとおり、使用するアドミンユーザー / ワーカーアプリケーションに対して正しいロールを設定していることを確認してください。
  • 以下のサブセクションで説明されているように、選択した認証スキームと認証フローに適切なプロパティを設定します。

OAuth(認可コードグラント)

AuthSchemeOAuth に設定します。

デスクトップアプリケーション

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

以下を設定して、接続してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESH。繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要をなくすには、InitiateOAuth を使用します。
  • OAuthClientId:カスタムOAuth アプリケーションを作成した際に取得したClient ID。
  • OAuthClientSecret:カスタムOAuth アプリケーションを作成した際に取得したClient Secret。
  • CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義したリダイレクトURI。例:https://localhost:3333

接続すると、CData 製品 はデフォルトブラウザでPingOne のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えます。 ドライバーはこれでOAuth プロセスを完了します。

  1. ドライバーはPingOne からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします。
  2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に保存され、接続間で永続化されるようにします。

ドライバーはアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします。

Web アプリケーションやヘッドレスマシン、クライアントクレデンシャルグラントを含むその他のOAuth メソッドについては、ヘルプドキュメントを参照してください。

application.properties ファイルでプロパティを設定したら、次にそれらを構成します。

データソースの設定

まず、PingOne データソースをプライマリデータソースとしてマークします。次に、データソースBean を作成します。

DriverManagerDataSource.java ファイルを作成し、以下のようにBean を作成します。@Bean でエラーが発生する場合、 Spring Boot が正しくロードされていない可能性があります。これを修正するには、「File」->「Invalidate Caches」でキャッシュを無効にして再起動します。 また、Maven がSpring Boot の依存関係を追加していることを確認してください。

データソースBean を作成するには、DriverManagerDataSource クラスを使用します。このクラスを使用すると、 データソースのプロパティを設定できます。このJava クラスを作成するには、「com.example.MDS」パッケージを右クリックし、「New」->「Java Class」を選択します。

以下のコードは、データソースのBean 定義を示しています。各ドライバーにはBean が必要です。

import org.springframework.beans.factory.annotation.Autowired;
import org.springframework.boot.jdbc.DataSourceBuilder;
import org.springframework.context.annotation.Bean;
import org.springframework.context.annotation.Primary;
import org.springframework.core.env.Environment;
import javax.sql.DataSource;

public class DriverManagerDataSource{
	@Autowired
	private static Environment env;

	@Bean(name ="PingOne")
	@Primary
	public static DataSource PingOneDataSource()
	{

	DataSourceBuilder<?> dataSourceBuilder = DataSourceBuilder.create();
		dataSourceBuilder.driverClassName("cdata.jdbc.pingone.PingOneDriver");
		dataSourceBuilder.url("jdbc:pingone:AuthScheme=OAuth;WorkerAppEnvironmentId=eebc33a8-xxxx-4f3a-yyyy-d3e5262fd49e;Region=NA;OAuthClientId=client_id;OAuthClientSecret=client_secret;");
		return dataSourceBuilder.build();
	}

	//@Override
	public void setEnvironment( final Environment environment) {
	env=environment;
	}
}

次に、PingOne jar ファイルをDocuments フォルダに移動します(以下のコマンドのパスを参照)。jar ファイルのパスにスペースが含まれないようにするためです。次に、 Maven アイコン(IntelliJ の右上隅)をクリックし、「Execute Maven Goal」をクリックします。以下のコマンドを実行します:

mvn install:install-file "-Dfile=C:\Program Files\CData[product_name] ####\lib\cdata.jdbc.pingone.jar" -DgroupId=org.cdata.connectors -DartifactId=cdata-pingone-connector -Dversion=23 -Dpackaging=jar

このコマンドを実行するには、以下のいずれかの手順に従ってください:

  1. 「-Dfile location」はCData JDBC Driver のデフォルトのインストールパスのままにできます。この場合、パスを引用符で囲んでください。また、使用しているドライバーの現在のバージョンに基づいて年と「Dversion」を変更してください。
  2. 記事の前半で述べたように、 jar ファイルをDocuments フォルダに移動した場合は、提供されたコマンドのパスを変更してください。この場合、Dfile location を引用符で囲まないでください。使用しているドライバーの現在のバージョンに基づいて「Dversion」を編集してください。

Enter を押すと、以下の出力が表示されます:

接続のテスト

最後のステップは接続のテストです。(例:「MDSApplication」)の形式で新しいJava クラスを作成します。アプリケーションクラスには任意の名前を選択できます。 MDSApplication.java のmain メソッドでデータソースを呼び出します:

import org.springframework.boot.SpringApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.jdbc.DataSourceAutoConfiguration;
import java.sql.Connection;
import java.sql.SQLException;
import static com.example.demo.DriverManagerDataSources.PingOneDataSource;


@SpringBootApplication(exclude = {DataSourceAutoConfiguration.class})
	public class MDSApplication {
		//remove the comment on the line below
		public static void main (){
		SpringApplication.run(DemoApplication.class, args);
		Connection conn = PingOneDataSource().getConnection();
		System.out.println("Catalog: "+ conn.getCatalog());
	}
}

生成される出力は以下のようになります:

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