Databricks(AWS)でSalesforce のデータを処理・分析
Databricks は、Apache Spark を通じたデータ処理機能を提供するクラウドベースのサービスです。CData JDBC Driver と組み合わせることで、Databricks を使用してリアルタイムSalesforce のデータに対してデータエンジニアリングとデータサイエンスを実行できます。この記事では、AWS でCData JDBC Driver をホストし、Databricks でリアルタイムSalesforce のデータに接続して処理する方法を説明します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムSalesforce のデータを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。Salesforce に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSalesforce に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数やJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってSalesforce のデータを操作・分析できます。
Salesforce データ連携について
CData を使用すれば、Salesforce のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:
- カスタムエンティティやフィールドにアクセスでき、Salesforce ユーザーは Salesforce のすべてにアクセスできます。
- アトミックおよびバッチ更新操作を作成できます。
- Salesforce データの読み取り、書き込み、更新、削除ができます。
- SOAP API バージョン 30.0 のサポートにより、最新の Salesforce 機能を活用できます。
- SOQL サポートによる複雑なクエリの Salesforce サーバーへのプッシュダウンにより、パフォーマンスの向上を実現できます。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、ジョブの作成・取得・中止・削除、添付ファイルやドキュメントのアップロード・ダウンロードなどのアクションを実行できます。
ユーザーは、Salesforce データを以下と頻繁に統合しています:
- 他の ERP、マーケティングオートメーション、HCM など。
- Power BI、Tableau、Looker などのお気に入りのデータツール。
- データベースやデータウェアハウス。
CData ソリューションが Salesforce とどのように連携するかについての詳細は、Salesforce 統合ページをご覧ください。
はじめに
CData JDBC Driver をDatabricks にインストール
Databricks でリアルタイムSalesforce のデータを操作するには、Databricks クラスターにドライバーをインストールします。
- Databricks の管理画面に移動し、対象のクラスターを選択します。
- Libraries タブで「Install New」をクリックします。
- Library Source として「Upload」を選択し、Library Type として「Jar」を選択します。
- インストール場所(通常はC:\Program Files\CData[product_name]\lib)からJDBC JAR ファイル(cdata.jdbc.salesforce.jar)をアップロードします。
ノートブックでSalesforce のデータにアクセス:Python
JAR ファイルをインストールしたら、Databricks でリアルタイムSalesforce のデータを操作する準備が整いました。ワークスペースに新しいノートブックを作成します。ノートブックに名前を付け、言語としてPython を選択し(Scala も利用可能)、JDBC ドライバーをインストールしたクラスターを選択します。ノートブックが起動したら、接続を設定し、Salesforce をクエリして、基本的なレポートを作成できます。
Salesforce への接続を設定
JDBC Driver クラスを参照し、JDBC URL で使用する接続文字列を構築してSalesforce に接続します。また、JDBC URL でRTK プロパティを設定する必要があります(Beta ドライバーを使用している場合を除く)。このプロパティの設定方法については、インストールに含まれるライセンスファイルを参照してください。
ステップ1:接続情報
driver = "cdata.jdbc.salesforce.SalesforceDriver" url = "jdbc:salesforce:RTK=5246...;User=username;Password=password;SecurityToken=Your_Security_Token;"
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成をサポートするために、Salesforce JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.salesforce.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
Salesforce 接続プロパティの設定方法
埋め込みOAuth(UI でのログイン)による接続設定
それでは、Salesforce への接続について説明していきましょう。最も簡単な方法として、Salesforce にログインする際と同様にUI 上からログインするだけで接続設定が完了します(埋め込みOAuth)。この方法をご利用になる場合は、「Salesforce への接続」をクリックしてください。
標準認証の設定
埋め込みOAuth 以外の方法を利用する場合、以下の3つの認証方式をご利用いただけます。標準的な認証方式では、以下の情報が必要となります。
- ユーザー名
- パスワード
- セキュリティトークン
セキュリティトークンの取得方法については、セキュリティトークン取得手順をご確認ください。
OAuth 認証の設定
ユーザー名とパスワードによる認証がご利用いただけない(避けたい)場合は、OAuth 認証をお使いいただけます。
SSO(シングルサインオン)の設定
最後に、IDプロバイダー経由でのシングルサインオンをご利用になる場合は、以下のプロパティを設定してください。
- SSOProperties
- SSOLoginUrl
- TokenUrl
より詳細な設定手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご確認ください。
Salesforce のデータをロード
接続を設定したら、CData JDBC Driver と接続情報を使用して、Salesforce のデータをDataFrame としてロードできます。
ステップ2:データの読み取り
remote_table = spark.read.format ( "jdbc" ) \ .option ( "driver" , driver) \ .option ( "url" , url) \ .option ( "dbtable" , "Account") \ .load ()
Salesforce のデータを表示
ロードしたSalesforce のデータをdisplay 関数を呼び出して確認します。
ステップ3:結果の確認
display (remote_table.select ("Industry"))
Databricks でSalesforce のデータを分析
Databricks SparkSQL でデータを処理するには、ロードしたデータをTemp View として登録します。
ステップ4:ビューまたはテーブルを作成
remote_table.createOrReplaceTempView ( "SAMPLE_VIEW" )
Temp View を作成したら、SparkSQL を使用してSalesforce のデータをレポート、ビジュアライゼーション、分析用に取得できます。
% sql SELECT Industry, AnnualRevenue FROM SAMPLE_VIEW ORDER BY AnnualRevenue DESC LIMIT 5
Salesforce からのデータは、対象のノートブックでのみ利用可能です。他のユーザーと共有したい場合は、テーブルとして保存します。
remote_table.write.format ( "parquet" ) .saveAsTable ( "SAMPLE_TABLE" )
CData JDBC Driver for Salesforce の30日間無償トライアルをダウンロードして、Databricks でリアルタイムSalesforce のデータの操作をはじめましょう。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。