Cline を使用して Visual Studio Code からリアルタイム SQL Server のデータにアクセスする方法
Cline は IDE 上で動作する自律型コーディングエージェントです。ユーザーの許可を得ながら、ファイルの作成や編集、コマンドの実行、ブラウザの操作などを実行できます。CData MCP Server for SQL Server と組み合わせることで、IDE から直接 CRM データにリアルタイムでアクセスでき、開発環境を離れることなくリアルタイムのスキーマとレコードを使用してデータ駆動型機能の構築、テスト、検証が行えます。
この記事では、CData MCP Server for SQL Server を WSL(Windows Subsystem for Linux)で実行し、Windows 上の Visual Studio Code の Cline 拡張機能から接続する方法について説明します。
背景
CData MCP Server は通常、Claude Desktop などのクライアント向けに設計されています。しかし、Windows の VS Code で Cline 拡張機能を使用してサーバーに接続しようとすると、以下のエラーが発生しました:
MCP error -32000: Connection closed
この問題は、Cline 拡張機能の Windows 版における stdio トランスポート実装の I/O 処理に起因していると考えられます。
- 関連する GitHub Issue: https://github.com/cline/cline/issues/3464
- また、Java や Node などのプロセスを起動する際に、PATH などの環境変数が正しく継承されない場合があります。
前提条件
- Windows に Visual Studio Code がインストールされていること
- VS Code に Cline 拡張機能がインストールおよび設定されていること
- Windows Subsystem for Linux (WSL) がインストールされ、Linux ディストリビューション(Ubuntu など)が動作していること
- WSL に Java 21 以上の JRE がインストールされていること
- Windows に CData MCP Server for SQL Server がインストールされていること
ステップ 1: SQL Server で認証(Windows 上)
WSL で MCP Server を実行する前に、Windows 環境で認証フローを完了する必要があります。これにより、必要な資格情報がすべて生成され、適切に保存されます。「CData MCP Server for SQL Server」を見つけて実行するか、MCP Server JAR ファイルを実行して設定ウィザードを開きます。
java -jar "C:\Program Files\CData\CData MCP Server for SQL Server 2024\lib\cdata.mcp.sql.jar"
SQL Server への接続
SQL Server 接続プロパティの取得・設定方法
Microsoft SQL Server への接続には以下を入力します。
- Server: SQL Server が稼働するサーバー名。
- User: SQL Server に接続するユーザー名。
- Password: 接続するユーザーのパスワード。
- Database: SQL Server データベース名。
Azure SQL Server およびAzure Data Warehouse への接続
Azure SQL Server およびAzure Data Warehouse には以下の接続プロパティを入力して接続します:
- Server: Azure 上のサーバー。Azure ポータルの「SQL databases」(もしくは「SQL data warehouses」)-> データベースを選択 -> 「Overview」-> 「Server name」で確認が可能です。
- User: Azure に認証するユーザー名。
- Password: 認証するユーザーのパスワード。
- Database: Azure ポータルでSQL databases (or SQL warehouses) ページに表示されるデータベース名。
CData MCP Server の設定
MCP Server に名前を付け(例: cdatasql)、必要な接続プロパティを入力して「Connect」をクリックします。
接続に成功すると、以下のディレクトリとファイルが作成されます:
C:\Users\<username>\AppData\Roaming\CData\sql Provider\ |-- cdatasql.mcp |-- (その他のサポート設定ファイル)
ステップ 2: MCP Server 設定を WSL にコピー
次に、設定フォルダ全体を Windows から WSL 環境にコピーします。
mkdir -p ~/.config/CData/ cp -r /mnt/c/Users/<username>/AppData/Roaming/CData/"sql Provider" ~/.config/CData/
コピー先のパスが正確に ~/.config/CData/sql Provider/ と一致していることを確認してください。
ステップ 3: WSL に MCP Server をインストール
Java をインストールし、MCP Server JAR を WSL 内の目的の場所に配置します:
sudo apt update sudo apt install openjdk-21-jre-headless sudo mkdir -p /opt/cdata/mcp_sql/lib sudo cp /mnt/c/Program\ Files/CData/CData\ MCP\ Server\ for\ SQL Server\ 2024/lib/cdata.mcp.sql.jar /opt/cdata/mcp_sql/lib/
ステップ 4: Cline の設定
次に、wsl コマンドを使用して WSL 内で MCP Server を起動するように Cline 拡張機能を設定します。
以下の内容で cline_mcp_settings.json を作成または更新します:
{
"mcpServers": {
"cdatasql": {
"autoApprove": ["*"],
"disabled": false,
"timeout": 60,
"type": "stdio",
"command": "wsl",
"args": [
"-d",
"Ubuntu", // インストールされている WSL ディストリビューション名に置き換えてください
"--",
"/usr/bin/java",
"-jar",
"/opt/cdata/mcp_sql/lib/cdata.mcp.sql.jar",
"cdatasql"
],
"env": {
"JAVA_TOOL_OPTIONS": "-Xmx2g"
}
}
}
}
注意: Ubuntu を実際の WSL ディストリビューション名(例: Ubuntu-22.04)に置き換えてください。PowerShell または CMD で wsl -l を実行して確認できます。
ステップ 5: Cline でリアルタイムデータを操作
Visual Studio Code 内から、Cline 拡張機能を通じて MCP コマンドを実行できるようになりました。
cdatasql_get_tables cdatasql_get_columns Orders
正しく設定されていれば、これらのコマンドは利用可能な SQL Server オブジェクトとメタデータのリストを返し、CRM スキーマをリアルタイムで操作できます。
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