Lazarus Pascal IDE で XML のデータを簡単に統合

Mohsin Turki
Mohsin Turki
Technical Marketing Engineer
CData ODBC Driver を使用して Lazarus Pascal IDE でリアルタイムのXML のデータを簡単に統合する方法を紹介します。

Lazarus Pascal IDE は、クロスプラットフォームアプリケーションを構築するための強力で無料のオープンソース開発環境です。CData ODBC Driver for XML を使用すれば、XML のデータ をシームレスに統合してクエリを実行でき、Lazarus Pascal IDE アプリケーション内でリアルタイムのインサイトを活用して、レポート、ダッシュボード、ワークフローを強化できます。

本記事では、接続のセットアップから Lazarus Pascal IDE でリアルタイムの XML データを活用するまでの包括的な手順をご紹介します。レポート、ダッシュボード、複雑なワークフローを構築する際に、アプリケーション内でリアルタイムのインサイトと機能を実現するためのツールを習得できます。

概要

本記事の手順の概要は以下のとおりです。

  1. CData ODBC Driver for XMLXML のデータ 用の DSN を必要な接続プロパティで設定します。
  2. Lazarus で ODBC 接続をセットアップします。TSQLConnectorTSQLQueryTDataSourceTDBGrid コンポーネントを必要な情報で設定します。
  3. Main フォームにサンプルコードを記述して、XML のデータ への接続をテストします。
  4. アプリケーションをコンパイルして実行し、XML のデータ の統合と表示が正常に行われることを確認します。

前提条件

開始する前に、以下の準備が必要です。

  • Lazarus IDE(バージョン 3.4 推奨)。こちらからダウンロードできます。
  • CData ODBC Driver for XML。最新版をこちらからダウンロードしてお試しください。


CData ODBC Driver で XML DSN を設定

まず、CData ODBC Driver for XML を使用してシステムでXML のデータ用の DSN(データソース名)を設定します。こちらから全機能を備えた 30日間の無償トライアルをダウンロードしてインストールしてください。

インストールが完了したら、ODBC データソースアドミニストレーターを起動します。

  • Windows の場合:スタートメニューで ODBC データソースアドミニストレーター を検索してアプリケーションを開きます。
  • Mac の場合:アプリケーションを開き、ユーティリティに移動して ODBC Manager を選択します。
  • Linux の場合:コマンドラインを使用して ODBC データソースアドミニストレーター を起動するか、インストールされている場合は unixODBC を使用します。

起動したら、CDataXML のデータSource をダブルクリックして、接続を確立するために必要な値を入力します。

データソースを認証するには、データプロバイダーのドキュメント内の「はじめに」セクションをご覧ください。 データプロバイダーはXML API を双方向データベーステーブルとしてモデル化し、XML ファイルをread-only ビュー(ローカルファイル、人気のクラウドサービスに格納されたファイル、およびFTP サーバー)としてモデル化します。 HTTP Basic、Digest、NTLM、OAuth、およびFTP を含む主な認証スキームはサポートされています。認証のガイドについては、データプロバイダーのドキュメント内の「はじめに」セクションをご覧ください。

URI と認証値を設定した後で、DataModel を設定することでデータの構造によりよくマッチするようデータの抽象化を調整できます。

DataModel プロパティはデータがどのようにテーブルとして抽象化されるかを制御するプロパティであり、次の基本的な設定を調整します。

  • Document(デフォルト):XML データのトップレベルのドキュメントビューをモデル化します。データプロバイダーは入れ子化した要素をデータの集約値として返します。
  • FlattenedDocuments:入れ子化したドキュメントとその親を結合して単一のテーブルに入力します。
  • Relational:個別の関連テーブルを階層化されたデータから返します。テーブルは主キーと、親ドキュメントにリンクする外部キーを含みます。

リレーショナルな抽象化の設定についての詳細は、「XML データのモデリング」セクションを参照してください。次の例で使用されているサンプルデータも存在します。 このデータには、人名、その人たちが所有する車、車に施されたさまざまなメンテナンスに関する情報が含まれます。

新しい GUI プロジェクトを作成

  1. Lazarus IDE を起動します。
  2. File > New > Application に移動して、Main フォームを持つ新しい GUI プロジェクトを作成します。

フォームに必要な接続コンポーネントを追加

  1. View > Component > Palette に移動し、左下の Keep open にチェックを入れて、コンポーネントウィンドウを常に開いた状態に保ちます。
  2. 以下のコンポーネントを検索し、右下の Use をクリックして Main フォーム Form1 に追加します。
    1. TSQLConnector
    2. TSQLTransaction
    3. TSQLQuery
    4. TDataSource
    5. TDBGrid


TSQLConnector コンポーネントの設定

Lazarus Pascal IDE の TSQLConnector コンポーネントは、アプリケーションと各種データベースまたはデータベース API との接続を容易にします。設定方法は以下のとおりです。

  1. Main フォームで TSQLConnector コンポーネントを選択します。
  2. オブジェクトインスペクターがまだ開いていない場合は、View > Object Inspector から開きます。
  3. 左側のオブジェクトインスペクターで、Properties セクションの以下のプロパティを設定します。
    プロパティ
    Connected True
    Driver ODBC
    DatabaseName DSN 名(例:CData XML Source)
    UserName データベースのユーザー名
    Password データベースのパスワード
    HostName XML URL またはローカルデータベースの場合は localhost
    LoginPrompt False
    Transaction TSQLTransaction コンポーネントを選択

認証情報にセキュリティトークンが必要な場合は、以下の手順に従ってください。

  1. Lazarus Pascal IDE で Main Form をダブルクリックしてコードエディタを開きます。
  2. procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject); セクションを見つけます。
  3. begin キーワードの下に以下のコードを貼り付けます。'your_security_token' を実際のセキュリティトークンに置き換えてください。
    SQLConnector1.Params.Values ['Password'] :=
      SQLConnector1.Params.Values ['Password'] + 'your_security_token';
    



TSQLQuery コンポーネントの設定

Lazarus Pascal IDE の TSQLQuery コンポーネントは、クエリ用の SQL コードを受け取り、データベースからデータを取得することで、データ操作を簡素化します。以下の情報を使用して設定してください。

  1. Main フォームで TSQLQuery コンポーネントを選択します。
  2. オブジェクトインスペクターProperties セクションで以下のプロパティを設定します。
    プロパティ
    Active True
    DataBase TSQLConnector コンポーネントの名前を選択
    SQL(3つの点をクリック) クエリ(例:SELECT * FROM people)
    Transaction TSQLTransaction コンポーネント




TDataSource、TDBGrid、TSQLTransaction コンポーネントの設定

Lazarus Pascal IDE の TDataSource コンポーネントは、データセット(例:TSQLQuery)と TDBGrid などのデータ対応コントロールをつなぎ、データの表示と操作を可能にします。TDBGrid はデータを表形式で表示し、TSQLTransaction はトランザクション内でデータベース操作を実行することでデータの整合性を確保します。これら3つのコンポーネントの設定方法は以下のとおりです。

  1. TDataSource コンポーネントを選択し、DataSet プロパティに TSQLQuery コンポーネントの名前を設定します。
  2. TDBGrid コンポーネントを選択し、DataSource プロパティに TDataSource コンポーネントを設定します。
  3. TSQLTransaction コンポーネントを選択し、以下のプロパティを設定します。
    1. Active:True
    2. Database:TSQLConnector コンポーネントの名前


接続をテストするコードを追加

接続を正常にテストするには、以下のコードを使用してください。

  1. Main Form をダブルクリックしてソースエディタを開きます。
  2. begin キーワードの下、end. キーワードの前に以下のコードを追加します。
procedure TForm1.FormCreate(Sender: TObject);
begin
  // Code for your Security Token
    SQLConnector1.Params.Values ['Password'] :=
        SQLConnector1.Params.Values ['Password'] + 'your_security_token';
  try
    SQLConnector1.Open;
    ShowMessage('Connection successful!');
  except
    on E: Exception do
      ShowMessage('Error: ' + E.Message);
  end;

  try
    SQLQuery1.Open;
    if SQLQuery1.IsEmpty then
      ShowMessage('No data found.')
    else
      ShowMessage('Data loaded successfully.');
  except
    on E: Exception do
      ShowMessage('Error: ' + E.Message);
  end;
end;

end.


アプリケーションをコンパイルして実行

プロジェクトを保存します。Run > Compile、続いて Run に移動するか、ショートカット F9 を使用してアプリケーションを実行します。



次のステップ:データを活用してみよう

データが Lazarus に正常にインポートされたので、その可能性を最大限に活用するためのアイデアをご紹介します。

  • TDBGrid を拡張:TDBGrid をカスタマイズして、ソート、編集、特定の行のハイライト表示を有効にしましょう。
  • データを可視化:TChart などのコンポーネントを使用して、直感的なデータ表現のためのグラフやチャートを作成しましょう。
  • フィルタと検索:TDBFilter などのコンポーネントを使用するか、カスタムフィルタロジックを実装して、ユーザーが関連するデータにすばやく集中できるようにしましょう。ユーザー入力用の TEdit コンポーネントを追加し、フィルタ機能にリンクさせます。
  • データをエクスポート:TSVExportTFileStream コンポーネントを活用して、データを CSV や Excel などの形式で保存し、共有や他のシステムへの統合に利用しましょう。
  • 計算を実行:TFPCustomDataSet やデータセットの組み込み機能を使用して、合計、平均、その他の指標を計算しましょう。結果を TLabel に表示したり、TDBGrid に追加できます。
  • フォームとレポートを作成:TFormTDBEdit を使用してユーザー操作用のインタラクティブなフォームを設計しましょう。レポートには、RLReportFastReport などのコンポーネントを統合して、プロフェッショナル品質のレポートを生成・印刷できます。

これらの拡張機能で、データドリブンアプリケーションを次のレベルに引き上げましょう!



CData で Lazarus のデータ接続を簡素化

Lazarus Pascal 内でリアルタイムのXML のデータの可能性を最大限に引き出しましょう。ワークフローを効率化し、生産性を高め、これまでにないシームレスな統合を体験してください。

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XML ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートする様々なアプリケーションからXML データストアへの接続を実現するパワフルなツールです.

標準データベースにアクセスするときと同感覚でXML データにアクセスし、標準ODBC Driver インターフェースを通じて読み出し、書き込み、更新が可能に。