CData Sync のコネクション数を理解する - 片方向レプリケーション編

by 齋藤雄斗 | April 20, 2026

000

こんにちは。CData Software Japanの齋藤です。

400を超えるDB、DWH、SaaSとの接続が可能なCDataの製品ラインアップ。その中でもデータレプリケーションを実現するCData Syncは、データを指定の同期先へノーコードで複製し、安定したデータ基盤の構築を支援するアプリケーションです。

そんなCData Syncでは3つのライセンスをご用意しています。
製品価格 | CData Sync | ノーコードで始めるETL / ELT パイプライン

コネクション数ベースのライセンス体系となっており、ご検討いただいているお客様から「この連携構成ではコネクション数はいくつになりますか?」という質問を多くいただきます。
そのため、本記事では「SQL ServerのデータをSnowflakeへレプリケートしたい」という片方向レプリケーションのシナリオを例にとってCData Syncのコネクションについてご説明します。

001

コネクタの種類

CData Syncではデータソース/同期先への接続を「コネクタ」が担当します。
今回のシナリオの場合、データソースと同期先それぞれのコネクタの種類は以下のようになります。

  • データソース: SQL Serverコネクタ

  • 同期先: Snowflakeコネクタ

画面上では、「データソース」タブ、「同期先」タブからそれぞれ対象のコネクタを選択できます。

002

003

コネクタに設定する接続情報について

この章では選択したデータソースと同期先のコネクタへ接続するための設定項目を確認していきます。

SQL Serverコネクタ

「データソース」タブから選択したSQL Serverコネクタでは次の項目への設定が必要です。

  • サーバー名

  • ポート番号

  • データベース名

  • 認証方式(デフォルト: Password)

  • ユーザー名 (Auth SchemeがPasswordの場合)

  • パスワード (Auth SchemeがPasswordの場合)

  • 暗号化

  • SSHの有効/無効

004

Snowflakeコネクタ

一方で「同期先」タブから選択したSnowflakeコネクタでは次の項目への設定が必要です。

  • ウェアハウス名

  • URL

  • データベース名

  • 認証方式(デフォルト: OAuth)

  • ユーザー名 (Auth SchemeがOAuthの場合)

  • OAuth Client ID (Auth SchemeがOAuthの場合)

  • OAuth Client Secret (Auth SchemeがOAuthの場合)

005

このように、コネクションを構成する設定項目は、接続するDBやDWH、SaaSの種類によって異なります。また、同じコネクタでも、認証方式(OAuth, Password 等)が異なれば、必要な設定項目が異なります。
以下の画像はSnowflakeコネクタのAuth SchemeをAzureADに設定した場合の設定項目です。
先ほどのOAuth認証の設定項目と比較して、OAuth Client IDが不要な代わりにAzure Tenantの項目が必須になっていることがわかります。

006

コネクションについて

ここまで、コネクタと設定項目について確認してきました。次に、これらを踏まえてコネクションについて説明します。
CData Syncにおけるコネクションは「何で繋ぐか(=コネクタ)」と「どこにどのような方式で繋ぐか(=接続情報)」のセットです。コネクタは有効な接続情報が設定されて初めて、CData Sync上で1つのコネクションとして機能します。

007

以降では、この「コネクタと接続情報のセット」という考え方をもとに、具体的なコネクション数の数え方を説明していきます。

基本構成:2コネクションのケース

この章では「SQL ServerのデータをSnowflakeへレプリケートしたい」という要件において基本構成である2コネクションのケースを紹介します。

まず、以下の画像ではSQL ServerコネクタにデータソースであるSQL ServerのSalesデータベースへの接続情報を追加しています。

008

「コネクタと接続情報のセット」は下記の通りです。

  • コネクタ:「データソース」タブから選択したSQL Serverコネクタ

  • 接続情報:localhostのSalesデータベースに、パスワード認証で接続

同様に、同期先であるSnowflakeの接続情報をSnowflakeコネクタに設定し、接続を追加しました。

009

「コネクタと接続情報のセット」は下記の通りです。

  • コネクタ:「同期先」タブから選択したSnowflakeコネクタ

  • 接続情報:URL、ウェアハウス名、データベース名を指定し、パスワード認証で接続

これにより、「コネクタと接続情報のセット」は計2つとなり、コネクションの合計数は2つになります。データソースと同期先にそれぞれ1つずつコネクションが作成される基本的な構成です。
CData Syncの画面上からも追加したコネクションを2つ確認できます。

010

011

構成を拡張する:3コネクションのケース

その後、既にコネクションとして追加してあるSalesデータベースに加え、同じSQL Server上のMarketingデータベースのデータもSnowflakeへ同期したくなったとします。コネクタは引き続き「データソース」タブから選択したSQL Serverコネクタを使用します。
しかし、SalesMarketingはデータベース名が異なるため、接続情報は別々に設定する必要があります。 そのため、次の画像のようにSQL Serverコネクタのコネクションをもう1つ追加します。

012

「コネクタと接続情報のセット」は下記の通りです。

  • コネクタ:「データソース」タブから選択したSQL Serverコネクタ

  • 接続情報:localhostのMarketingデータベースに、パスワード認証で接続

結果として、コネクションの数は3つになります。このように、SQL Serverをデータソースとして、同じサーバー上の異なるデータベースへ接続したい場合は、追加のコネクションが必要になります。

013

014

まとめ: コネクション数はトライアルで確認を

CData Syncのコネクションは「コネクタと接続情報」のセットとして捉えることができます。今回はSQL Serverコネクタにおいて、データベース名が異なるだけでもコネクションの追加が必要になるケースを紹介しました。同じコネクタを使用する場合でも、接続情報の設定が変わればコネクションを追加する必要があります。

そのため、要件が固まる前の段階では、正確なコネクション数を見積もることが難しいケースも少なくありません。データベース数など実運用環境の構成を事前に把握しておくことが重要ですが、検証を進めていく中での要件変更が、当初想定していたコネクション数に影響することもあります。

CData Sync は以下のWebページより30日間の無償評価版も提供しておりますので、実際の構成で連携を試しながら必要なコネクション数をご確認いただくことをおすすめします。
CData Sync | 自動化された継続的なデータレプリケーション


この記事では CData Sync™ 26.1.9516.0 を利用しています。