オンプレミスデータゲートウェイを使用して、 kintone データを Power BI Desktop からPower BI Service に自動で定期更新する

by 小野未雅 | February 7, 2024 | Last Updated: February 7, 2024

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はじめに

「kintone データをBIツールを使ってレポート作成・分析を行いたい」、「kintone データで作成したレポートをチーム内で共有したい」方が結構いらっしゃるなあと、日頃のお問い合わせから感じています。そこで、本記事では、オンプレミスデータゲートウェイを利用して、kintone データをPower BI Desktop からPower BI Service に自動でスケジュール更新する方法についてご紹介します!

前提

・kintone アカウント
・Windowsマシン
・Power BI Service のアカウント

手順

1.コネクタをインストールして、kintone に接続する

(1)kintone Power BI Connecotor をインストールする

 下記よりkintone Power BI Connector をダウンロードします。デフォルトのまま進み、インストールが完了するとヘルプページがブラウザに開かれます。
 https://jp.cdata.com/drivers/kintone/download/powerbi/ 

(2)マシンからkintone へ接続をする(DSN設定)

DSN設定を行い、アクセスしたいkintone のアカウントへ接続できるように設定します。

まずは、Windows メニューから「ODBC データ ソース(64bit)」と検索してください。「システムDSN」から「CData PBI Kintone Sys 64ビット」を選択して、「構成」ボタンをクリックします。

次に、Power BI Desktop からアクセスしたいkintone アカウントの接続情報を入力します。今回は、Password 認証で接続を行うことにします。

<>
・URL:kintone アカウントにアクセスするURL
・Auth Scheme:Password
・User:kintone アカウントのユーザー名
・Password:kintone アカウントのパスワード

必須項目の入力を終えたら、接続テストを行います。接続に成功したら、「OK」ボタンをクリックしてください。

下記のDSN構成およびODBCデータソースアドミニストレーターについても、両方「OK」をクリックします。

これで、まずはDSN設定(kintone への接続)が完了しました。

2. Power BI Desktop からkintone のデータを取得して、レポートを作成する

続いて、マシンにインストールされているPower BI Desktop を開きます。

(1)データを取得をクリックする(CData Kintone)

Power BI Desktop から「データを取得」をクリックして「CData Kintone」を選択してください。次に接続ボタンをクリックします。

こちらは「続行」をクリックします。

(2)Power BI Desktop からkintone のデータをインポートする

次に、接続について入力します。データソース名は下記のように入力します。
・Data Source Name: CData PBI Kintone Sys

今回、データ接続モードは「インポート」を選択しています。

kintone アプリに入っている「活動履歴」を取得してみます。

案件の活動状況を一目で見ることができるレポートを作成できました。

(3)「.pbix」で保存する

「.pbix」で名前を付けて保存してください。

3. Power BI Desktop からPower BI Service へ手動でレポートの発行を行う

(1)Power BI Desktop からレポートを発行する

オンプレミスデータゲートウェイの接続が完了したので、次はPower BI Service にレポートを発行します。Power BI Desktop 上の「発行」ボタンをクリックして、指定のワークスペースを選択してください。

(2)Power BI Service でレポートが発行されたことを確認する

Power BI Service へ無事発行されると、「成功しました」と表示されます。Power BI Service をブラウザで開き、先ほど作成したレポートがブラウザに発行されたことを確認してください。

(↓Power BI Service ブラウザ上)

上記のように、手動であれば、オンプレミスデータゲートウェイを必要とせずにPower BI Desktop のレポートをPower BI Service に発行することができます!

4.オンプレミスデータゲートウェイからPower BI Service に繋ぐ

ここからは、Power BI Desktop からPower BI Service へ手動実行して、そのPower BI Service へ発行したレポートをを自動的に定期更新する方法のご紹介です。

(1)オンプレミスデータゲートウェイをインストールする

標準モードのオンプレミスデータゲートウェイをインストールします。

https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/gateway/

「使用条件」と「プライバシーに関する声明」を確認して、問題がなければ同意をしてインストールボタンをクリックします。

Microsoft アカウントに登録しているメールアドレスを入力して、Microsoft アカウントにサインインをします。

(2)新しいゲートウェイを登録する

「このコンピュータに新しいゲートウェイを登録します。」を選択します。

新しいオンプレミスデータゲートウェイの名前と回復キーを設定します。

「状態」から、On-premise data gateway がオンラインで使用できることを確認します。

(3)kintone Power BI Connector をカスタムコネクタとして適用する

「コネクタ」から、カスタムデータコネクタで「C:\Program Files\CData\CData Power BI Connector for Kintone」と入力して、適用してください。適用後、「CdataKintone」が表示されることを確認します。

5. Power BI Service 上でレポートをスケジュール更新できるように設定する

(1)接続とゲートウェイの管理の設定

「設定」から「接続とゲートウェイの管理」をクリックする。

データ(プレビュー)の「オンプレミスデータゲートウェイ」タブを選択し、先ほど作成したオンプレミスデータゲートウェイから、設定をクリックします。

「ユーザーのクラウドデータソースが、このゲートウェイクラスターを介して更新することを許可します。」と「ユーザーのカスタムデータコネクタが、このゲートウェイクラスターを介して更新することを許可します。」にチェックを入れて保存します。

保存後、「状態」のアイコンをクリックして、「オンライン」であることを確認できたらOKです。

続いて、接続タブから、「+新規」をクリックしします。

ここで、新しい接続を作成します。
<必須項目>

・接続:オンプレミス
・ゲートウェイクラスタ名:CDataKintone(上記で作成したオンラインデータゲートウェイを選択してください)
・接続名:任意
・接続の種類:CData Power BI Connector for Kintone(カスタムコネクタ)
・データソース名:CData PBI Kintone Sys 
・認証方法:匿名

(2)指定したワークスペースでの設定

指定したワークスペースにいきます。

セマンティックモデルの更新のスケジュール設定のアイコンを選択します。

セマンティックモデルの「ゲートウェイとクラウド接続」を開きます。

状態が実行されているゲートウェイを選択して、マップ先を選択します。
先ほど作成した「新しい接続」の「CData Kintone_Report」を選択して、適用ボタンをクリックします。

次に、「最新の情報に更新」から更新スケジュールを設定します。

更新の頻度は、「毎日」と「毎週」から選択することができます。
※毎日に設定する場合、1日に8回まで更新することが可能です。
※毎週に設定する場合、曜日と時刻を選択できます。こちらも1日に8回まで更新可能です。

更新スケジュールを設定したら、これでPower BI Desktop 上から発行したkintone  のレポートが自動で定期的に更新されるようになりました!

留意点

オンプレミスデータゲートウェイを経由して自動的にレポートを定期更新したい場合、オンプレミスデータゲートウェイが動いている必要があり、常に起動させておけるマシンをご用意いただく必要がございます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?本記事では、オンプレミスデータゲートウェイを利用して、kintone データによるレポートをPower BI Desktop からPower BI Service に自動でスケジュール更新する方法についてご紹介しました。
CData Kintone Power BI Connecotor とオンプレミスデータゲートウェイを利用すれば、レポートをチームにURL で共有することができるようになったり、同じ内容のレポート更新の手間を省いたり、工数を削減することができます。kintone データを活用したKPI 管理を行いたい方や業務状況を定期的にレポートで確認したい方など、kintone のデータをCSV ファイルなどにエキスポートしてから、Power BI でレポートを作成してきた方はぜひ参考にしてみてください!