CData Connect AI 経由で Theia IDE からリアルタイムでKintone のデータにクエリ

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
CData Connect AI のリモート MCP サーバーを活用して、Theia IDE の組み込み AI エージェントからKintone のデータにセキュアにアクセスし、開発環境内で直接クエリを実行できます。

Theia IDE は、柔軟で拡張性の高い開発環境を提供する、オープンソースのクラウド・デスクトップ対応 IDE プラットフォームです。組み込みの AI 機能は複数の LLM プロバイダーと MCP(Model Context Protocol)ツール連携をサポートしており、開発者は IDE 内のチャットベースのエージェントから直接、外部のライブデータソースとやり取りできます。

Theia IDE と CData Connect AI を組み込みの MCP サーバーを介して連携させると、Theia の AI エージェントがリアルタイムでKintone のデータにセキュアにアクセスできるようになります。エディタを離れることなく、カスタムの連携コードを書く必要もなく、カタログの一覧表示やスキーマの探索、Kintone のデータのレコードのクエリが可能です。

この記事では、Connect AI での Kintone 接続の設定、必要な Personal Access Token の生成、Theia IDE への CData Connect AI MCP サーバーの登録、LLM プロバイダーによる AI 機能の有効化、そして Theia AI Chat からリアルタイムでKintone のデータにクエリして連携を確認する方法を解説します。

ステップ 1:Theia IDE 用に Kintone への接続を設定

Theia IDE から Kintone への接続は、Connect AI のリモート MCP サーバーを介して実現します。Theia IDE からKintone のデータを操作するために、まずは Connect AI で Kintone への接続を作成・設定しましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. 接続を追加パネルから Kintone を選択
  3. Kintone に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Kintone 接続プロパティの設定方法

    それでは、Kintone に接続していきましょう。接続するには、以下の接続プロパティを設定します。

    • URL:Kintone のアクセスURL(例:https://yoursitename.cybozu.com または https://yoursitename.kintone.com)
    • User:アカウントのユーザー名
    • Password:アカウントのパスワード
    • AuthScheme:「Password」を指定

    パスワード認証の代わりにAPI トークン認証をご利用になる場合は、ヘルプドキュメントの「接続の設定」セクションをご確認ください。

    Basic 認証の設定

    続いて、ご利用のKintone ドメインでBasic 認証を有効にしている場合は、接続プロパティの「詳細」設定で以下の項目を追加設定してください。

    • BasicAuthUser:Basic 認証のユーザー名
    • BasicAuthPassword:Basic 認証のパスワード

    クライアント証明書認証の設定

    Basic 認証の代わりにクライアント証明書による認証をご利用になる場合は、以下の項目を設定してください。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のパス
    • SSLClientCertType:証明書の種類
    • SSLClientCertSubject:証明書のサブジェクト
    • SSLClientCertPassword:証明書のパスワード
  4. Save & Test をクリック
  5. Permissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を設定

Personal Access Token の追加

Theia IDE から Connect AI への接続認証には、Personal Access Token(PAT)を使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。

  1. Connect AI 画面の右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を入力し、Create をクリック
  4. 表示されたトークンをコピーして安全に保存してください。トークンは作成時にのみ表示されます

Kintone の接続設定と PAT の生成が完了しました。これで Theia IDE から Connect AI を通じてKintone のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Theia IDE で Connect AI MCP を設定

続いて、Theia IDE に CData Connect AI のリモート MCP サーバーを登録して、組み込みの AI エージェントが Connect AI を通じてライブデータツールを検出・呼び出せるようにしましょう。

  1. Theia IDE をダウンロードしてインストール
  2. Theia IDE を開き、Settings に移動(または Ctrl + , を押す)して Settings ビューを開きます
  3. Settings パネルで AI Features を展開し、MCP を選択
  4. Edit in settings.json をクリックして設定ファイルを開き、以下の JSON を貼り付けます:
    {
        "ai-features.mcp.mcpServers": {
            "cdata": {
                "serverUrl": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp",
                "serverAuthToken": "Basic your_base64_encoded_email_PAT",
                "serverAuthTokenHeader": "Authorization"
            }
        }
    }

    注意:Theia IDE は Connect AI への接続に Basic 認証を使用します。Connect AI のユーザーメールアドレスと、先ほど作成した PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、Base64 エンコードした文字列の先頭に Basic を付けます。例えば、[email protected]:ABC123...XYZ789 の場合、serverAuthToken の値は Basic dXNlckBkb21haW4uY29tOkFCQzEyMy4uLlhZWjc4OQ== のようになります。

  5. settings.json ファイルを保存

AI の有効化と LLM プロバイダーの設定

Theia IDE でエージェントの推論を機能させるには、AI 機能を有効化し、少なくとも 1 つの LLM プロバイダーを設定する必要があります。

  1. Settings に戻り、AI Features から AI Enablement を選択
  2. Enable AI のチェックボックスをオンにして、Theia の AI 機能を有効化
  3. AI Features で、使用する LLM プロバイダー(Anthropic、OpenAI、Google、Hugging Face など)を選択し、API キーを入力

MCP サーバーの登録と LLM プロバイダーの設定が完了しました。これで Theia の AI エージェントが Connect AI を通じてリアルタイムでKintone のデータにクエリできるようになりました。

ステップ 3:Theia AI Chat からリアルタイムでKintone のデータにクエリ

連携の設定が完了したので、Theia AI Chat パネルからKintone のデータを操作してみましょう。

  1. Theia IDE の右側サイドバーから AI Chat パネルを開きます
  2. チャットの下部にある Toggle Capabilities Configuration アイコンをクリック(または Ctrl + Shift + . を押下)して Capabilities パネルを開きます
  3. Generic Capabilities から MCP を展開し、cdata サーバー(およびエージェントに公開したい特定のツール)にチェックを入れて、Connect AI のツールをエージェントから利用可能にします
  4. チャット入力欄に @AppTester と入力し、続けてプロンプトを記述します。例えば:
    • cdata mcp のすべてのカタログを一覧表示して
    • Kintone の利用可能なスキーマとテーブルを表示して
    • Kintone のデータのテーブルから上位 5 件のレコードを取得して
  5. エージェントが Connect AI MCP サーバーを呼び出し、Kintone のデータからリアルタイムの結果を返します

これで、Theia IDE が Connect AI MCP サーバーと通信し、リモート MCP を通じてエディタから直接リアルタイムのKintone のデータを取得できるようになりました。

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