Emergent でCData Connect AI 経由のNetSuite のデータにリアルタイムアクセス

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
CData Connect AI のリモートMCP サーバーを活用して、Emergent エージェントからMCP 統合を通じてNetSuite のデータにセキュアにアクセスし、アプリケーションを構築する方法をご紹介します。

Emergent は、AI を活用した開発プラットフォームです。作りたいものを自然言語で記述するだけで、自律型エージェントがフルスタックの Web アプリケーションをリアルタイムに生成してくれます。エージェントは MCP を通じて外部ツールやデータソースに接続し、ライブデータを取得してアウトプットに活用できます。

Emergent と CData Connect AI を組み込みの MCP(Model Context Protocol)サーバーで統合すると、Emergent エージェントはガバナンスの効いたリアルタイムのNetSuite のデータへのアクセスが可能になります。これにより、エージェントはNetSuite のデータのクエリ、分析、可視化を実行できます。セッション中に MCP ツールを直接呼び出す方法と、ライブデータに接続されたフルアプリケーションを生成する方法のどちらにも対応しており、手動のデータエクスポートやカスタム統合コードは不要です。

この記事では、Connect AI で NetSuite への接続を設定し、CData MCP サーバーを Emergent に登録して、Emergent からライブのNetSuite のデータとやり取りする手順をご紹介します。

NetSuite データ連携について

CData は、Oracle NetSuite のライブデータにアクセスし、統合するための最も簡単な方法を提供します。お客様は CData の接続機能を以下の目的で使用しています:

  • Standard、CRM、OneWorld を含む、すべてのエディションの NetSuite にアクセスできます。
  • SuiteTalk API(SOAP ベース)のすべてのバージョンと、SQL のように機能し、より簡単なデータクエリと操作を可能にする SuiteQL に接続できます。
  • Saved Searches のサポートにより、事前定義されたレポートとカスタムレポートにアクセスできます。
  • トークンベースおよび OAuth 2.0 で安全に認証でき、あらゆるユースケースで互換性とセキュリティを確保します。
  • SQL ストアドプロシージャを使用して、ファイルのアップロード・ダウンロード、レコードや関連付けのアタッチ・デタッチ、ロールの取得、追加のテーブルやカラム情報の取得、ジョブ結果の取得などの機能的なアクションを実行できます。

お客様は、Power BI や Excel などのお気に入りの分析ツールからライブ NetSuite データにアクセスするために CData ソリューションを使用しています。また、CData Sync を直接使用するか、Azure Data Factory などの他のアプリケーションとの CData の互換性を活用して、NetSuite データを包括的なデータベースやデータウェアハウスに統合しています。CData は、Oracle NetSuite のお客様が NetSuite からデータを取得し、NetSuite にデータをプッシュするアプリを簡単に作成できるよう支援し、他のソースからのデータを NetSuite と統合することを可能にしています。

当社の Oracle NetSuite ソリューションの詳細については、ブログをご覧ください:Drivers in Focus Part 2: Replicating and Consolidating ... NetSuite Accounting Data


はじめに


ステップ 1:Emergent 用の NetSuite への接続を設定

Emergent から NetSuite への接続は、CData Connect AI のリモートMCP サーバーを通じて実現されます。Emergent からNetSuite のデータとやり取りするために、まず CData Connect AI で NetSuite への接続を作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリックして、 Add Connection をクリックします
  2. 「Add Connection」パネルから NetSuite を選択します
  3. NetSuite に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    NetSuiteへの接続

    NetSuite では、2種類のAPI でデータにアクセスできます。どちらのAPI を使用するかは、Schema 接続プロパティで以下のいずれかを選択して指定してください。

    • SuiteTalk は、NetSuite との通信に使用されるSOAP ベースの従来から提供されているサービスです。幅広いエンティティをサポートし、INSERT / UPDATE / DELETE の操作も対応しています。ただし、SuiteQL API と比べるとデータの取得速度が劣ります。また、サーバーサイドでのJOIN に対応していないため、これらの処理はCData 製品がクライアントサイドで実行します。
    • SuiteQL は、より新しいAPI です。JOIN、GROUP BY、集計、カラムフィルタリングをサーバーサイドで処理できるため、SuiteTalk よりもはるかに高速にデータを取得できます。ただし、NetSuite データへのアクセスは読み取り専用となります。

    データの取得のみが目的でしたらSuiteQL をお勧めします。データの取得と変更の両方が必要な場合は、SuiteTalk をお選びください。

    NetSuite への認証

    CData 製品では、以下の認証方式がご利用いただけます。

    • トークンベース認証(TBA)はOAuth1.0に似た仕組みです。2020.2以降のSuiteTalk とSuiteQL の両方で利用できます。
    • OAuth 2.0 認証(OAuth 2.0 認可コードグラントフロー)は、SuiteQL でのみご利用いただけます。
    • OAuth JWT 認証は、OAuth2.0 クライアント認証フローの一つで、クライアント認証情報を含むJWT を使用してNetSuite データへのアクセスを要求します。

    トークンベース認証(OAuth1.0)

    トークンベース認証(TBA)は、基本的にOAuth 1.0 の仕組みです。この認証方式はSuiteTalk とSuiteQL の両方でサポートされています。管理者権限をお持ちの方がNetSuite UI 内でOAuthClientId、OAuthClientSecret、OAuthAccessToken、OAuthAccessTokenSecret を直接作成することで設定できます。 NetSuite UI でのトークン作成手順については、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションをご参照ください。

    アクセストークンを作成したら、以下の接続プロパティを設定して接続してみましょう。

    • AuthScheme = Token
    • AccountId = 接続先のアカウント
    • OAuthClientId = アプリケーション作成時に表示されるコンシューマーキー
    • OAuthClientSecret = アプリケーション作成時に表示されるコンシューマーシークレット
    • OAuthAccessToken = アクセストークン作成時のトークンID
    • OAuthAccessTokenSecret = アクセストークン作成時のトークンシークレット

    その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご確認ください。

  4. 「Save & Test」をクリックします
  5. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します

パーソナルアクセストークンの追加

パーソナルアクセストークン(PAT)は、Emergent から Connect AI への接続を認証するために使用されます。アクセス制御の粒度を維持するために、統合ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、設定ページを開きます
  2. 設定ページの「Access Tokens」セクションに移動し、 Create PAT をクリックします
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリックします
  4. トークンが表示されたらコピーして安全な場所に保管してください。一度しか表示されません

NetSuite 接続の設定と PAT の生成が完了しました。これで Emergent から Connect AI 経由でNetSuite のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Emergent で Connect AI を設定

CData Connect AI と Emergent の統合方法は、アカウントのプランに応じて 2 通りあります。Pro および Enterprise ユーザーは Emergent の UI から MCP サーバーを直接登録できます。無料プランのユーザーは、自然言語でやりたいことを記述し、Emergent のエージェントに接続済みアプリケーションを自動生成させることができます。

方法 1:MCP の直接設定(Pro / Enterprise)

Pro および Enterprise ユーザーは、CData Connect AI MCP サーバーを Emergent の UI から直接登録できます。登録が完了すると、どのプロジェクトのエージェントからでも追加設定なしで MCP ツールを通じてライブのNetSuite のデータを呼び出せるようになります。

  1. Emergent にサインインします。まだアカウントをお持ちでない場合は新規作成してください
  2. をクリックして新しいプロジェクトを作成します。Project Name を入力して Create Project をクリックします
  3. プロジェクトのチャットウィンドウで、ドロップダウンからお好みのモデル(例:Claude 4.5 Sonnet)を選択します
  4. Advanced Controls アイコンをクリックし、Select MCP Tools をクリックして MCP 設定パネルを開きます
  5. Select MCPs to use ダイアログで、+ New MCP Server をクリックしてカスタム MCP サーバーを追加します
  6. Configure New MCP ダイアログで、以下の情報を入力します:
    • MCP Name: cdata-mcp
    • Description:(任意)サーバーの簡単な説明
    • JSON Configuration: 以下をペーストし、base64-encode-email-pat の部分を Base64 エンコードした email:PAT 文字列に置き換えてください:
    {
        "mcpServers": {
            "cdata-mcp": {
                "args": [
                    "-y",
                    "mcp-client",
                    "connect",
                    "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp"
                ],
                "command": "npx",
                "env": {
                    "MCP_HEADERS": "{\"Authorization\":\"Basic base64-encode-email-pat\"}"
                }
            }
        }
    }
            

    注:Connect AI のメールアドレスと PAT を email:PAT の形式で結合し、Base64 エンコードしてください。例えば、[email protected]:ABC123...XYZ の場合、エンコード結果は dXNlckBteWRvbWFpbjphSzkvbVB4Mi9Rcjd2TjQ... のようになります。

  7. Verify and Save をクリックして MCP サーバーを登録します
  8. Select MCP Tools に戻り、cdata-mcp がリストに表示され、トグルが有効になっていることを確認します。有効になっていない場合はオンに切り替えてください

CData MCP サーバーの登録と有効化が完了しました。これで Emergent エージェントは、どのプロジェクトからでも Connect AI を通じてライブのNetSuite のデータをクエリ・操作できます。

Emergent からライブのNetSuite のデータをクエリ

MCP サーバーの設定が完了したら、Emergent のエージェントパネルで会話を開始して、ライブのNetSuite のデータとやり取りしてみましょう。

  1. プロジェクトのチャットに戻り、データを探索するプロンプトを入力します。例:
    • cdata-mcp 接続で利用可能なすべてのカタログを一覧表示して。
    • NetSuite で利用可能なスキーマとテーブルを表示して。
    • NetSuite のデータから上位 5 件のレコードをクエリして。
  2. エージェントが CData Connect AI MCP サーバーを呼び出し、NetSuite のデータからリアルタイムの結果を返します

方法 2:自然言語でアプリケーションを構築(無料プラン)

無料プランのユーザーは、自然言語のプロンプトで CData Connect AI MCP サーバーに接続するフルスタックアプリケーションの構築を Emergent に指示できます。エージェントが必要なエンドポイントと認証情報を対話的に確認し、ライブのNetSuite のデータに接続されたアプリケーションを生成します。

  1. Emergent にサインインし、チャットウィンドウを開きます
  2. 構築したいアプリケーションを記述するプロンプトを入力します。例:
    I would like to build a small application that connects to a remote MCP HTTPS server.
    I already have the MCP endpoint URL and the required credentials.
    The application should:
      - Establish a connection to the remote MCP server
      - Authenticate using the provided credentials
      - Retrieve and list all available catalogs from the MCP
    
    Please make sure the credentials are stored securely in a .env file
    and not hardcoded in the application.
            
  3. Emergent が MCP エンドポイント URL と認証情報の入力を求めてきます。以下の値を入力してください:
    • MCP Endpoint URL: https://mcp.cloud.cdata.com/mcp
    • Authorization: Basic base64(email:PAT)
  4. Emergent エージェントが Connect AI 経由でNetSuite のデータに接続するフルスタックアプリケーションを生成し、App Preview パネルにライブの結果を表示します。

これで、Emergent が CData Connect AI MCP サーバーと通信し、ライブのNetSuite のデータを取得するアプリケーションを構築できました。自然言語のプロンプトひとつで完了です。

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