Mule アプリケーションからOutlook のデータにアクセス:CData JDBC Driver

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
CData JDBC ドライバとHTTP、SQL を組み合わせれば、Outlook のデータのJSON エンドポイントに接続できるMule アプリケーションを簡単に作成できます。



CData JDBC Driver for API はOutlook のデータをMule アプリケーションと連携することで、読みといった機能をおなじみのSQL クエリを使って実現します。JDBC ドライバーを使えば、Outlook のデータをバックアップ、変換、レポート作成、分析するMule アプリケーションをユーザーは簡単に作成できます。

本記事では、Mule プロジェクト内でCData JDBC Driver for API を使用して、Outlook のデータのWeb インターフェースを作成する方法を紹介します。作成したアプリケーションを使えば、HTTP 経由でOutlook のデータをリクエストして、JSON 形式で結果を取得できます。まったく同様の手順で、すべてのCData JDBC ドライバで数百種類のデータソースのWeb インターフェースを作成できます。手順は以下のとおりです。

  1. Anypoint Studio で新しいMule プロジェクトを作る。
  2. Message Flow にHTTP コネクタを追加する。
  3. HTTP コネクタのアドレスを設定する。 HTTP コネクタを追加・設定
  4. HTTP コネクタの追加後、Database Select コネクタを同じフローに追加する。
  5. データベースへの新しい接続を作成し(または既存の接続を編集し)、プロパティを設定する。
    • 接続を「Generic Connection」に設定
    • Required Libraries セクションでCData JDBC ドライバのJAR ファイルを指定する(例:cdata.jdbc.api.jar)。 JAR ファイルを追加(Salesforce の場合)。
    • Outlook の接続文字列にURL を指定

      OAuth 認証の設定

      Microsoft Graph API は認証に OAuth 2.0 を使用します。OAuth 認証情報(Client ID と Client Secret)を取得するには、Microsoft Azure Portal でアプリケーションを登録する必要があります。

      OAuth 認証情報の取得

      1. Azure Portal にログインします。
      2. Azure Active Directory > App registrations に移動します。
      3. New registration をクリックして新しいアプリケーションを作成します。
      4. アプリケーション名を入力し、適切なアカウントの種類を選択します。
      5. Redirect URI をアプリケーションのコールバック URL に設定します(デスクトップアプリの場合は http://localhost:33333 など)。
      6. Register をクリックしてアプリケーションを作成します。
      7. アプリケーションの概要ページで Application (client) ID をコピーします。これが OAuthClientId になります。
      8. Certificates & secrets に移動して、新しいクライアントシークレットを作成します。
      9. クライアントシークレットの値をコピーします。これが OAuthClientSecret になります。
      10. API permissions に移動して、必要な Microsoft Graph API の権限を追加します:
        • Mail.Read - メールメッセージへのアクセス用
        • Contacts.Read - 連絡先へのアクセス用
        • Calendars.Read - カレンダーイベントへのアクセス用
        • Tasks.Read - To Do タスクへのアクセス用
        • offline_access - リフレッシュトークンの取得用
      11. Grant admin consent をクリックして、これらの権限を付与します。

      OAuth での接続

      以下の接続プロパティを設定して接続を確立してください:

      • AuthScheme:OAuth に設定します。
      • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定します。CData API Profile for Outlook が OAuth プロセスを自動的に進め、アクセストークンを取得します。
      • OAuthClientId:Azure Portal の Application (client) ID に設定します。
      • OAuthClientSecret:Azure Portal のクライアントシークレットの値に設定します。
      • TenantId:Azure AD のテナント識別子(GUID または 'contoso.onmicrosoft.com' のようなドメイン名)に設定します。
      • CallbackURL:アプリ登録で指定したリダイレクト URI に設定します(デスクトップアプリの場合は http://localhost:33333 など)。

      接続文字列の例

      Profile=C:\profiles\Outlook.apip;AuthScheme=OAuth;InitiateOAuth=GETANDREFRESH;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;TenantId=your_tenant_id;CallbackUrl=http://localhost:33333;
      

      組み込みの接続文字列デザイナ

      JDBC 用のURL の作成にサポートが必要な場合は、Outlook JDBC Driver に組み込まれた接続文字列デザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行してください。

      		java -jar cdata.jdbc.api.jar
      		

      接続プロパティを入力して、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    • Driver クラス名をcdata.jdbc.api.APIDriver に指定します。 設定したデータベース接続(Salesforce の場合)。
    • 「接続テスト」をクリックします。
  6. SQL Query Text をOutlook のデータをリクエストするためのSQL クエリに設定します。例えば、
    SELECT ,  FROM CalendarGroupCalendars WHERE CalendarGroupId = 'group_id'
    Select オブジェクトを設定(Salesforce の場合)
  7. Transform Message コンポーネントをフローに追加します。
  8. Output スクリプトを次のように設定して、ペイロードをJSON に変換します。
    %dw 2.0
    output application/json
    ---
    payload
            
    Transform Message コンポーネントをフローに追加
  9. Outlook のデータを閲覧するには、HTTP コネクタ用に設定したアドレスに移動します(デフォルトでは、localhost:8081):http://localhost:8081。Web ブラウザおよびJSON エンドポイントを使用可能な他のツール内で、Outlook のデータをJSON として利用できます。

これで、カスタムアプリケーションおよび他のさまざまなBI、帳票、ETL ツールからOutlook のデータを(JSON データとして)扱うための簡易なWeb インターフェースを作成できました。Mule アプリケーションからお好みのデータソースにアクセスできる、JDBC Driver for API の30日の無償評価版のダウンロードはこちらから。

はじめる準備はできましたか?

API Driver で Outlook のライブデータに接続

Outlook に接続