Alteryx Designer でOutlook のデータを準備、ブレンディング、分析する
CData ODBC Driver for API はODBC 標準のOutlook からのリアルタイムデータへのアクセスを可能にし、使い慣れたSQL クエリを用いて、さまざまなBI、レポート、ETL ツールでOutlook のデータを直接扱うことができます。この記事では、Alteryx Designer でODBC 接続を使ってOutlook のデータに接続し、セルフサービスBI、データプレパレーション、データブレンディングから高度な分析までを実行する方法を紹介します。
CData ODBC ドライバーには最適化されたデータ処理が組み込まれており、Alteryx Designer でリアルタイムOutlook のデータを扱う上で高いパフォーマンスを提供します。Alteryx Designer からOutlook にSQL クエリを発行すると、CData ドライバーはフィルタや集計などのOutlook 側でサポートしているSQL 操作をOutlook に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブのAlteryx データフィールド型を使ってOutlook のデータを可視化および分析できます。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持った製品です。
- Outlook をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにOutlook のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてOutlook の接続を設定、2.Alteryx Designer 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData ODBC ドライバのインストールとOutlook への接続設定
まずは、本記事右側のサイドバーからAPI ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
- 必要な接続プロパティの値がまだ未設定の場合は、データソース名(DSN)を設定します。組み込みのMicrosoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を構成できます。これは、ドライバーのインストールの最後のステップでも可能です。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってDSN を作成および設定する方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
OAuth 認証の設定
Microsoft Graph API は認証に OAuth 2.0 を使用します。OAuth 認証情報(Client ID と Client Secret)を取得するには、Microsoft Azure Portal でアプリケーションを登録する必要があります。
OAuth 認証情報の取得
- Azure Portal にログインします。
- Azure Active Directory > App registrations に移動します。
- New registration をクリックして新しいアプリケーションを作成します。
- アプリケーション名を入力し、適切なアカウントの種類を選択します。
- Redirect URI をアプリケーションのコールバック URL に設定します(デスクトップアプリの場合は http://localhost:33333 など)。
- Register をクリックしてアプリケーションを作成します。
- アプリケーションの概要ページで Application (client) ID をコピーします。これが OAuthClientId になります。
- Certificates & secrets に移動して、新しいクライアントシークレットを作成します。
- クライアントシークレットの値をコピーします。これが OAuthClientSecret になります。
- API permissions に移動して、必要な Microsoft Graph API の権限を追加します:
- Mail.Read - メールメッセージへのアクセス用
- Contacts.Read - 連絡先へのアクセス用
- Calendars.Read - カレンダーイベントへのアクセス用
- Tasks.Read - To Do タスクへのアクセス用
- offline_access - リフレッシュトークンの取得用
- Grant admin consent をクリックして、これらの権限を付与します。
OAuth での接続
以下の接続プロパティを設定して接続を確立してください:
- AuthScheme:OAuth に設定します。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定します。CData API Profile for Outlook が OAuth プロセスを自動的に進め、アクセストークンを取得します。
- OAuthClientId:Azure Portal の Application (client) ID に設定します。
- OAuthClientSecret:Azure Portal のクライアントシークレットの値に設定します。
- TenantId:Azure AD のテナント識別子(GUID または 'contoso.onmicrosoft.com' のようなドメイン名)に設定します。
- CallbackURL:アプリ登録で指定したリダイレクト URI に設定します(デスクトップアプリの場合は http://localhost:33333 など)。
接続文字列の例
Profile=C:\profiles\Outlook.apip;AuthScheme=OAuth;InitiateOAuth=GETANDREFRESH;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;TenantId=your_tenant_id;CallbackUrl=http://localhost:33333;
DSN を構成する際、Max Rows 接続プロパティも設定することができます。これを設定すると返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションを作成する際のパフォーマンスが向上します。
- Alteryx Designer を開いて新しいワークフローを作成します。
- 新規のデータ入力ツールをワークフローにドラッグ&ドロップします。
- 「ファイルまたはデータベースを接続」の下のドロップダウンをクリックし、続けて「データソース」タブを選択します。
- ページの最後に移動し、「Generic connection」の下の「ODBC」をクリックします。
- Alteryx で使用するために設定したDSN (CData Outlook Source)を選択します。
- ウィザードが開いたら、クエリを実行するテーブルを「クエリビルダ」ボックスにドラッグ&ドロップします。クエリに含めるチェックボックスをオンにしてフィールドを選択します。可能な場合、フィルタと集計によって生成されたクエリはOutlook に渡され、サポートされていない操作(SQL 関数とJOIN 操作を含む)は、コネクタに組み込まれたCData SQL エンジンによってクライアント側で管理されます。
データセットをさらにカスタマイズする場合は、SQL エディタを開いてクエリを手動で変更し、句や集計などの操作を追加して、必要なOutlook のデータを正確に取得できるようにします。
クエリを定義したら、Alteryx Designer でOutlook のデータを操作できるようになります。
Outlook のデータに対してセルフサービス分析を実行
これで、Outlook のデータを準備、ブレンディング、分析するためのワークフローを作成する準備ができました。CData ODBC ドライバは動的なメタデータ検出を実行し、Alteryx データフィールドタイプを使用してデータを表示し、Designer ツールを活用して必要に応じてデータを操作し、意味のあるデータセットを構築できるようにします。以下の例では、データをクレンジングして参照します。
- データクレンジングツールをワークフローに追加し、「Nullの置換」の2つのチェックボックスをオンにして、null テキストフィールドを空白に、null 数値フィールドを0 に置き換えます。「不要な文字の削除」下のチェックボックスをオンにして、先頭と末尾の空白を削除することもできます。
- 閲覧ツールをワークフローに追加します。
- クリックしてワークフローを実行します(Ctrl + R)。
- 結果ビューでクレンジングされたOutlook のデータを確認します。
高いパフォーマンスを発揮する組み込みのデータ処理により、Alteryx でOutlook のデータを迅速にクレンジング、変換、分析することができます。