CData Connect AI 経由で Theia IDE からリアルタイムでPaylocity のデータにクエリ
Theia IDE は、柔軟で拡張性の高い開発環境を提供する、オープンソースのクラウド・デスクトップ対応 IDE プラットフォームです。組み込みの AI 機能は複数の LLM プロバイダーと MCP(Model Context Protocol)ツール連携をサポートしており、開発者は IDE 内のチャットベースのエージェントから直接、外部のライブデータソースとやり取りできます。
Theia IDE と CData Connect AI を組み込みの MCP サーバーを介して連携させると、Theia の AI エージェントがリアルタイムでPaylocity のデータにセキュアにアクセスできるようになります。エディタを離れることなく、カスタムの連携コードを書く必要もなく、カタログの一覧表示やスキーマの探索、Paylocity のデータのレコードのクエリが可能です。
この記事では、Connect AI での Paylocity 接続の設定、必要な Personal Access Token の生成、Theia IDE への CData Connect AI MCP サーバーの登録、LLM プロバイダーによる AI 機能の有効化、そして Theia AI Chat からリアルタイムでPaylocity のデータにクエリして連携を確認する方法を解説します。
ステップ 1:Theia IDE 用に Paylocity への接続を設定
Theia IDE から Paylocity への接続は、Connect AI のリモート MCP サーバーを介して実現します。Theia IDE からPaylocity のデータを操作するために、まずは Connect AI で Paylocity への接続を作成・設定しましょう。
- Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
- 接続を追加パネルから Paylocity を選択
-
Paylocity に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Paylocity への接続を確立するには以下を設定します。
- RSAPublicKey:Paylocity アカウントでRSA 暗号化が有効になっている場合は、Paylocity に関連付けられたRSA キーを設定。
このプロパティは、Insert およびUpdate ステートメントを実行するために必須です。この機能が無効になっている場合は必須ではありません。
- UseSandbox:サンドボックスアカウントを使用する場合はTrue に設定。
- CustomFieldsCategory:Customfields カテゴリに設定。これは、IncludeCustomFields がtrue に設定されている場合は必須です。デフォルト値はPayrollAndHR です。
- Key:Paylocity の公開鍵で暗号化されたAES 共通鍵(base 64 エンコード)。これはコンテンツを暗号化するためのキーです。
Paylocity は、RSA 復号化を使用してAES 鍵を復号化します。
これはオプションのプロパティで、IV の値が指定されていない場合、ドライバーは内部でキーを生成します。 - IV:コンテンツを暗号化するときに使用するAES IV(base 64 エンコード)。これはオプションのプロパティで、Key の値が指定されていない場合、ドライバーは内部でIV を生成します。
OAuth
OAuth を使用してPaylocity で認証する必要があります。OAuth では認証するユーザーにブラウザでPaylocity との通信を要求します。詳しくは、ヘルプドキュメントのOAuth セクションを参照してください。
Pay Entry API
Pay Entry API はPaylocity API の他の部分と完全に分離されています。個別のクライアントID とシークレットを使用し、アカウントへのアクセスを許可するにはPaylocity から明示的にリクエストする必要があります。 Pay Entry API を使用すると、個々の従業員の給与情報を自動的に送信できます。 Pay Entry API によって提供されるものの性質が非常に限られているため、CData では個別のスキーマを提供しないことを選択しましたが、UsePayEntryAPI 接続プロパティを介して有効にできます。
UsePayEntryAPI をtrue に設定する場合は、CreatePayEntryImportBatch、MergePayEntryImportBatch、Input_TimeEntry、およびOAuth ストアドプロシージャのみ利用できることに注意してください。 製品のその他の機能を使用しようとするとエラーが発生します。また、OAuthAccessToken を個別に保存する必要があります。これは、この接続プロパティを使用するときに異なるOAuthSettingsLocation を設定することを意味します。
- RSAPublicKey:Paylocity アカウントでRSA 暗号化が有効になっている場合は、Paylocity に関連付けられたRSA キーを設定。
- Save & Test をクリック
- Permissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を設定
Personal Access Token の追加
Theia IDE から Connect AI への接続認証には、Personal Access Token(PAT)を使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。
- Connect AI 画面の右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
- PAT にわかりやすい名前を入力し、Create をクリック
- 表示されたトークンをコピーして安全に保存してください。トークンは作成時にのみ表示されます
Paylocity の接続設定と PAT の生成が完了しました。これで Theia IDE から Connect AI を通じてPaylocity のデータに接続する準備が整いました。
ステップ 2:Theia IDE で Connect AI MCP を設定
続いて、Theia IDE に CData Connect AI のリモート MCP サーバーを登録して、組み込みの AI エージェントが Connect AI を通じてライブデータツールを検出・呼び出せるようにしましょう。
- Theia IDE をダウンロードしてインストール
- Theia IDE を開き、Settings に移動(または Ctrl + , を押す)して Settings ビューを開きます
-
Settings パネルで AI Features を展開し、MCP を選択
-
Edit in settings.json をクリックして設定ファイルを開き、以下の JSON を貼り付けます:
{ "ai-features.mcp.mcpServers": { "cdata": { "serverUrl": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp", "serverAuthToken": "Basic your_base64_encoded_email_PAT", "serverAuthTokenHeader": "Authorization" } } }注意:Theia IDE は Connect AI への接続に Basic 認証を使用します。Connect AI のユーザーメールアドレスと、先ほど作成した PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、Base64 エンコードした文字列の先頭に Basic を付けます。例えば、[email protected]:ABC123...XYZ789 の場合、serverAuthToken の値は Basic dXNlckBkb21haW4uY29tOkFCQzEyMy4uLlhZWjc4OQ== のようになります。
- settings.json ファイルを保存
AI の有効化と LLM プロバイダーの設定
Theia IDE でエージェントの推論を機能させるには、AI 機能を有効化し、少なくとも 1 つの LLM プロバイダーを設定する必要があります。
- Settings に戻り、AI Features から AI Enablement を選択
-
Enable AI のチェックボックスをオンにして、Theia の AI 機能を有効化
- AI Features で、使用する LLM プロバイダー(Anthropic、OpenAI、Google、Hugging Face など)を選択し、API キーを入力
MCP サーバーの登録と LLM プロバイダーの設定が完了しました。これで Theia の AI エージェントが Connect AI を通じてリアルタイムでPaylocity のデータにクエリできるようになりました。
ステップ 3:Theia AI Chat からリアルタイムでPaylocity のデータにクエリ
連携の設定が完了したので、Theia AI Chat パネルからPaylocity のデータを操作してみましょう。
- Theia IDE の右側サイドバーから AI Chat パネルを開きます
- チャットの下部にある Toggle Capabilities Configuration アイコンをクリック(または Ctrl + Shift + . を押下)して Capabilities パネルを開きます
-
Generic Capabilities から MCP を展開し、cdata サーバー(およびエージェントに公開したい特定のツール)にチェックを入れて、Connect AI のツールをエージェントから利用可能にします
-
チャット入力欄に @AppTester と入力し、続けてプロンプトを記述します。例えば:
- cdata mcp のすべてのカタログを一覧表示して
- Paylocity の利用可能なスキーマとテーブルを表示して
- Paylocity のデータのテーブルから上位 5 件のレコードを取得して
-
エージェントが Connect AI MCP サーバーを呼び出し、Paylocity のデータからリアルタイムの結果を返します
これで、Theia IDE が Connect AI MCP サーバーと通信し、リモート MCP を通じてエディタから直接リアルタイムのPaylocity のデータを取得できるようになりました。
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