Apache Spark でRabbitMQ のデータをSQL で操作する方法

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
CData JDBC ドライバーを使用して、Apache Spark でRabbitMQ にデータ連携。



Apache Spark は大規模データ処理のための高速エンジンです。CData JDBC Driver for API と組み合わせると、Spark はリアルタイムでRabbitMQ のデータに連携して処理ができます。本記事では、Spark シェルに接続してRabbitMQ をクエリする方法について解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理がドライバーに組み込まれているため、リアルタイムRabbitMQ と対話するための高いパフォーマンスを提供します。RabbitMQ に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計など、サポートされているSQL操作を直接RabbitMQ にプッシュし、組込みSQL エンジンを使用してサポートされていない操作(SQL 関数やJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使用してRabbitMQ を操作して分析できます。

CData JDBC Driver for API をインストール

まずは、本記事右側のサイドバーからAPI JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

Spark Shell を起動してRabbitMQ のデータに接続

  1. ターミナルを開き、Spark shell でCData JDBC Driver for API JAR file をjars パラメータに設定します:
    $ spark-shell --jars /CData/CData JDBC Driver for API/lib/cdata.jdbc.api.jar
    
  2. Shell でJDBC URL を使ってRabbitMQ に接続し、SQL Context load() function でテーブルを読み込みます。

    RabbitMQ Management HTTP API について

    RabbitMQ は、複数のメッセージングプロトコルをサポートするオープンソースのメッセージブローカーです。RabbitMQ Management HTTP API は、RabbitMQ サーバーの管理データと監視データに HTTP 経由でアクセスする手段を提供します。この API では、仮想ホスト、エクスチェンジ、キュー、バインディング、コネクション、チャネル、コンシューマー、ユーザー、権限、ポリシー、クラスター全体の統計情報を取得できます。

    HTTP API を利用するには、RabbitMQ サーバーで Management プラグインを有効化する必要があります。デフォルトでは、管理インターフェースはポート 15672 でリッスンします。

    Basic 認証の設定

    RabbitMQ Management HTTP API は HTTP Basic 認証を使用します。RabbitMQ 管理ユーザーのユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

    管理 API へのアクセスを有効にするには、以下のステップで進めます:

    1. サーバーで RabbitMQ Management プラグインが有効になっていることを確認します(rabbitmq-plugins enable rabbitmq_management)。
    2. 既存の管理ユーザーを使用するか、適切な管理タグ(management、policymaker、monitoring、または administrator)を持つユーザーを作成します。
    3. RabbitMQ Management HTTP API の完全なベース URL を控えておきます(例:http://localhost:15672)。

    RabbitMQ サーバーを設定したら、以下の接続プロパティを設定して接続します:

    • AuthScheme:Basic に設定します。
    • URL:RabbitMQ Management HTTP API のベース URL に設定します(例:http://localhost:15672)。
    • User:RabbitMQ の管理ユーザー名に設定します(例:guest)。
    • Password:RabbitMQ の管理パスワードに設定します。

    接続文字列の例:

    Profile=C:\profiles\RabbitMQ.apip;AuthScheme=Basic;URL=http://localhost:15672;User=guest;Password=guest;
    

    利用可能なテーブル

    RabbitMQ プロファイルでは、以下のテーブルにアクセスできます:

    • Overview - クラスター全体の統計情報と RabbitMQ ノードに関する情報
    • Nodes - RabbitMQ クラスター内の個々のノードに関する情報
    • NodeMemory - 特定のクラスターノードの詳細なメモリ使用状況の内訳
    • Connections - ブローカーへのすべてのオープンな AMQP コネクションの一覧
    • Channels - すべてのコネクションにわたるオープンな AMQP チャネルの一覧
    • Consumers - すべてのキューに登録されたコンシューマーの一覧
    • Exchanges - すべての仮想ホストで宣言されたエクスチェンジの一覧
    • Queues - すべての仮想ホストで宣言されたキューの一覧
    • Bindings - エクスチェンジとキュー間のすべてのバインディングの一覧
    • VirtualHosts - ブローカーに設定された仮想ホストの一覧
    • VhostPermissions - 特定の仮想ホスト内のユーザー権限
    • Users - すべての RabbitMQ ユーザーの一覧
    • Permissions - すべての仮想ホストにわたる全ユーザーの権限レコード
    • TopicPermissions - 全ユーザーのトピックレベルの権限レコード
    • Policies - 仮想ホスト内のキューおよびエクスチェンジに適用されたポリシーの一覧
    • OperatorPolicies - 仮想ホスト内のキューに適用されたオペレーターポリシーの一覧
    • Parameters - 仮想ホストごとのコンポーネントパラメータ(例:federation、shovel)の一覧
    • GlobalParameters - すべての仮想ホストに適用されるグローバルパラメータの一覧
    • VhostLimits - 特定の仮想ホストに設定されたリソース制限
    • UserLimits - 特定のユーザーに設定されたリソース制限
    • FeatureFlags - フィーチャーフラグの一覧と、ノード上での有効/無効の状態
    • DeprecatedFeatures - 非推奨機能の一覧と、その使用状態
    • AuthAttempts - ノードの認証試行統計
    • ClusterName - RabbitMQ クラスターの名前
    • WhoAmI - 現在認証されている管理ユーザーに関する情報
    • ExchangeBindingsSource - 特定のエクスチェンジがソースとなっているバインディング
    • ExchangeBindingsDestination - 特定のエクスチェンジが宛先となっているバインディング
    • QueueBindings - 仮想ホスト内の特定のキューのバインディング

    組み込みの接続文字列デザイナー

    JDBC 接続文字列URL の作成には、RabbitMQ JDBC Driver にビルトインされたデザイナを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインでJAR ファイルを実行するとデザイナが開きます。

    java -jar cdata.jdbc.api.jar
    

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    scala> val api_df = spark.sqlContext.read.format("jdbc").option("url", "jdbc:api:Profile=C:\profiles\\RabbitMQ.apip;AuthScheme=Basic;URL=http://localhost:15672;User=guest;Password=guest;").option("dbtable","AuthAttempts").option("driver","cdata.jdbc.api.APIDriver").load()
    
  3. 接続が完了し、データがロードされたら、テーブルスキーマが表示されます。
  4. RabbitMQ をテンポラリーテーブルとして登録します:

    scala> api_df.registerTable("authattempts")
  5. データに対して、次のようなカスタムSQL クエリを実行します。

    scala> api_df.sqlContext.sql("SELECT ,  FROM AuthAttempts WHERE NodeName = rabbit@hostname").collect.foreach(println)

    コンソールで、次のようなRabbitMQ のデータを取得できました!これでRabbitMQ との連携は完了です。

    RabbitMQ をApache Spark から取得

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Apache Spark の設定

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