SSAS でWebex のデータに連携するOLAP Cube を作成

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
Webex のデータプロバイダーを利用してAnalysis Services プロジェクト内のWebex に接続し、アナリティクスやレポーティングなどで使えるOLAP キューブを構築します。



SQL Server Analysis Services (SSAS) は、意思決定支援やビジネスアナリティクスで使われる解析エンジンです。ビジネスレポートおよび、Power BI やExcel、 Reporting Services レポート、その他のデータ可視化ツールのようなクライアントアプリケーションに、エンタープライズレベルのセマンティックデータを提供します。Webex 用のCData ADO.NET プロバイダーと合わせれば、Webex を使って、より深く速いデータ分析のためのキューブを作成できます。

この記事では、Analysis Services プロジェクトをVisual Studio で作成し、Webex の多次元モデルを構築および配置する方法を説明します。これには、アクセス可能なSSAS インスタンスと、ADO.NET プロバイダーのインストールが必要です。

Webex 用のJDBC データソースの設定

まず、Visual Studio で新しい多元的なAnalysis Service とデータマイニングプロジェクトを作成します。次に、プロジェクト内でWebex 用のデータソースを作成します。

  1. [Solution Explorer] の[Data Source] を右クリックし、[New Data Source] を選択します。
  2. 既存または新規の接続に基づいて、データソースを作成することを選択し、[New] をクリックします。
  3. [Connection Manager] のWebex 用CData ADO.NET プロバイダーを選択し、必要な接続プロパティに入力後、[Next] をクリックします。

    Webex への認証では、OAuth 標準を使って自分のデータに接続したり、他のユーザーが各自のデータに接続できるようにしたりできます。

    OAuth 認証の設定

    まず、Webex に OAuth アプリケーションを登録する必要があります。登録するには、Webex Developer Portal に移動して、新しいインテグレーションを作成します。OAuth アプリケーションには client id と client secret が割り当てられます。

    以下の接続プロパティを設定して接続を確立してください:

    • AuthScheme:OAuth に設定します。
    • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使うと、OAuthAccessToken を取得するプロセスを管理できます。
    • OAuthClientId:アプリ設定で指定された client_id に設定します。
    • OAuthClientSecret:アプリ設定で指定された client_secret に設定します。
    • CallbackURL:アプリ設定で指定されたリダイレクト URI に設定します。
    • Scope:ProfileSettings に設定して、認可時にリクエストする OAuth スコープを指定します。複数のスコープはスペースで区切ることができます(例:ProfileSettings='Scope=spark:all spark:kms')。

    接続文字列の例:

    Profile=C:\profiles\Webex.apip;Authscheme=OAuth;InitiateOAuth=GETANDREFRESH;OAuthClientId=your_client_id;OAuthClientSecret=your_client_secret;CallbackUrl=your_callback_url;ProfileSettings='Scope=your_scopes';
    

    接続を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって戻される行数を制限するため、可視化・レポートのデザイン設計時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

    Setting the Connection properties (Salesforce is shown.)
  4. インパーソネーションを[Inherit] に設定し、[Next] をクリックします。 Setting the impersonation method.
  5. データソースに名称(CData Webex Source) を入力し、[Finish] をクリックします。

データソースビューの作成

データソースの次に、データソースビューを作成します。

  1. [Solution Explorer] で[Data Source Views] を右クリックし、[New Data Source View] を選択します。
  2. 先ほど作成したデータソース(CData Webex Source) を選択し、[Next] をクリックします。
  3. 基になるデータソースのパターンに一致する外部キーを選択し、[Next] をクリックします。 Selecting the Foreign key match pattern.
  4. Webex の表を選択、ビューに追加し、[Next] をクリックします。 Selecting Tables (Salesforce is shown).
  5. ビューに名前を付け、[Finish] をクリックします。

スキームに一致する外部キーに基づいて、基礎的なデータとのリレーションが検出されます。[Data Source View] をダブルクリックすることで、これらのリレーションを確認・編集することができます。

Discovered relationships in the data source view (Salesforce is shown).

[Data Source View] へのセカンダリデータソースの追加はサポートされないことに注意してください。複数のデータソースを利用する場合、SSAS は、すべてのソースがADO.NET プロバイダーでは使用できないOpenRowset 経由のリモートクエリをサポートすることを必要とします。

Webex 用のキューブを作成する

プロジェクトを処理してWebex をSSAS に展開するための最後のステップはキューブの作成です。

  1. [Solution Explorer] の[Cubes] を右クリックし、[New Cube] を選択します。
  2. [Use existing tables] を選択し、[Next] をクリックします。
  3. メジャーグループテーブルに使用するテ-ブルを選択し、[Next] をクリックします。 Selecting measure group tables (Salesforce is shown).
  4. キューブに含ませたいメジャーを選択し、[Next] をクリックします。 Selecting measures (Salesforce is shown).
  5. 使用可能なテーブルに基づいて作成するディメンションを選択し、[Next] をクリックします。 Selecting dimensions (Salesforce is shown).
  6. すべての選択内容を確認し、[Finish] をクリックします。

プロジェクトを処理する

データソースと、データソースビュー、キューブを作成すると、SSASにキューブを展開する準備が完了します。ターゲットサーバーとデータベースを構成するために、プロジェクトを右クリックしプロパティを選択します。デプロイメントに移動し、ターゲットセクションでサーバーとデータベースのプロパティを設定します。

Configuring the target server and database.

ターゲットサーバーとデータベースを構成した後、プロジェクトを右クリックして[Process] を選択します。このステップの一部として、プロジェクトの構成・デプロイが必要となる場合があります。プロジェクトを構成・デプロイし、[Process Database]ウィザードにある[Run] をクリックします。

SSAS インスタンスにWebex 用のOLAP キューブが作成され、分析、レポート、表示の準備が完了します。Webex 用のCData ADO.NET プロバイダーの30日の無償評価版をダウンロードして、SSAS データをご利用ください。

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