Microsoft のデータツールとして最も広く使われている Excel(Power Query 経由)と Power BI Desktop が、ARM64 Windows 上でネイティブ動作するようになりました。企業環境において ARM64 デバイスが普及するにつれ、これらのツールがクエリを実行するデータソースへの ARM64 対応コネクターが求められています。AWS データサービスに関しては、そのギャップが特に顕著です。AWS 純正ドライバーは、Athena・Redshift において Windows ARM64 に対応しておらず、S3・DynamoDB については Windows 用 ODBC ドライバー自体を提供していません。
CData は、Amazon Athena・Amazon Redshift・Amazon S3・Amazon DynamoDB を対象に、Power BI および Excel 向けのネイティブ ARM64 対応 ODBC ドライバーとコネクターを提供し、ARM64 Windows 上の Microsoft 分析ツールが抱える接続性のギャップを解消しています。
ARM64 Windows 上の Excel と Power BI
Excel を含む Microsoft 365 アプリは、2021 年以降、Windows 上でネイティブ ARM64 アプリケーションとして提供されています。これらのアプリは Microsoft の ARM64EC テクノロジーを採用しており、アドインとの互換性を保ちながら、ネイティブ ARM64 コードを x64 コンポーネントと並列実行できます。Excel は Power Query を通じて外部データソースに接続しますが、データベースやクラウドデータサービスへのクエリ実行時には ODBC ドライバーを使用します。Power Query が ARM64 上でネイティブに動作するためには、基盤となる ODBC ドライバーも ARM64 向けにコンパイルされている必要があります。
Power BI Desktop は、2025 年 10 月のリリース(2025-09 累積更新プログラム KB5065789 が必要)で、Windows 上の ARM64 ネイティブサポートを追加しました。Excel と同様に、Power BI も ODBC ドライバーや専用コネクターを通じてデータソースに接続します。ARM64 ネイティブの Power BI プロセスは x86_64 ODBC ドライバーを読み込めないため、ARM64 専用にコンパイルされたドライバーが必要になります。
これら 2 つのツールは、エンタープライズ環境で最も広く導入されている Microsoft の分析スタックを構成しています。現在、両ツールとも ARM64 Windows 上でネイティブ動作しており、外部データへの接続には ARM64 対応ドライバーが必要です。
ARM64 Windows における AWS 接続のギャップ
サービス | AWS ODBC (Win x86_64) | AWS ODBC (Win ARM64) | CData ODBC / Power BI コネクター (Win x86_64) | CData ODBC / Power BI コネクター (Win ARM64) |
Amazon Athena | ✓ 対応 | ✗ 非対応 | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
Amazon Redshift | ✓ 対応 | ✗ 非対応 | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
Amazon S3 | ✗ 非対応 | ✗ 非対応 | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
Amazon DynamoDB | ✗ 非対応 | ✗ 非対応 | ✓ 対応 | ✓ 対応 |
AWS は Windows 向けに Amazon Athena および Amazon Redshift 用の ODBC ドライバーを提供していますが、x86_64 アーキテクチャのみに対応しています。いずれも ARM64 では利用できません。Amazon S3 および Amazon DynamoDB については、アーキテクチャに関わらず、AWS は Windows 用 ODBC ドライバーを一切提供していません。
つまり、ARM64 Windows 上でネイティブ動作する Excel(Power Query)および Power BI Desktop は、標準状態では AWS 純正ドライバーを使ってこれら 4 つの AWS サービスに接続するサポート済みの手段がありません。
ARM64 Windows 向け CData AWS コネクター
CData は、AWS の分析スタック全体に対応した ARM64 ネイティブ互換の ODBC ドライバー、Power BI コネクター、および Excel コネクターを提供しています。
Amazon Athena — Amazon Athena サーバーレスクエリサービスに接続します。Presto エンジンを使用して、S3 に保存されたデータに対して SQL クエリを実行でき、複雑な分析クエリにも対応しています。
Amazon Redshift — PostgreSQL 8.0.2 ベースの Amazon Redshift データウェアハウスへネイティブ接続します。Redshift SQL インターフェースを使用して、すべての AWS リージョンの Redshift クラスターに直接接続できます。
Amazon S3 — Amazon S3 オブジェクトストレージに接続し、すべての AWS リージョンに保存されたバケットおよびオブジェクトへの SQL インターフェースを提供します。
Amazon DynamoDB — Amazon DynamoDB NoSQL データベースサービスに接続します。すべての DynamoDB テーブルタイプとインデックスをサポートし、DynamoDB テーブルをリレーショナルテーブルとしてモデル化します。動的なカラム検出により、DynamoDB のスキーマレスな構造にも柔軟に対応します。
Amazon S3 上の Excel・CSV・XML・JSON ファイル — 標準 SQL を使用して、Amazon S3 に保存された Excel・CSV・XML・JSON ファイルを読み取ります。
まとめ
Excel と Power BI は Microsoft の 2 大主力分析ツールであり、現在はどちらも ARM64 Windows 上でネイティブ動作します。ARM64 ネイティブの分析ワークフローを完結させるには、利用するデータコネクターも ARM64 ネイティブである必要があります。しかし現状、AWS 純正ドライバーは Windows 上でこれを提供していません。
CData は、Amazon Athena・Redshift・S3・DynamoDB に対応した ARM64 ネイティブの ODBC ドライバーおよび Power BI コネクターを提供することで、このギャップを埋めています。ARM64 Windows 上で Microsoft の分析スタックを運用している組織は、AWS データへの完全なアクセス経路を、安心のサポート体制とともに確保できます。
※本記事は CData US ブログ「CData Extends ARM64 Windows ODBC Support for Amazon Athena, Redshift, S3, and DynamoDB」の翻訳です。
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