NotionのデータベースをPower BIで活用する方法

by 浦邊信太郎 | November 11, 2025 | Last Updated: November 11, 2025

Notion は、メモ、タスク管理、データベース、Wiki などを一つにまとめた多機能ワークスペースアプリです。ブロック単位で柔軟にコンテンツを作成でき、個人の情報整理からチームのプロジェクト管理まで幅広く使えます。リアルタイムでの共同編集が可能で、Web・デスクトップ・モバイルすべてで利用できます。「オールインワン」のワークスペースとして、個人にもチームにも人気があります。

NotionとMicrosoft Power BI を連携させることで、Notion で管理しているデータを視覚化し、より深い分析が可能になります。本記事では、CData Connect AI を使用してNotion のデータベースにPower BI Desktopからアクセスする手順を詳しく解説します。

準備するもの

連携イメージ

本記事ではNotion のデータベースオブジェクトにPower BI Desktopからアクセスする手順を解説します。例として、Notion に以下のサンプルデータベース「Database1」を用意しました。このデータベースは4つのカラムで構成されています。

最終的には以下のようにPower BI Desktop で上記データベースのデータにアクセスできるようになります。

ステップ1: Notion側のAPI設定

まず、Notion のAPI を通じてデータにアクセスできるようにNotion 側で統合(Integration)の設定を行います。

統合の作成

参考:統合の作成はこちらの公式ドキュメントもご参照ください。

  1. Notion のメニューからConnectionsAdd Connections を開き、Develop Integration をクリック

  2. New Integration をクリックして新しい統合を作成

  3. 以下の項目を設定:

    • Integration Name: わかりやすい統合名を入力

    • Associated workspace: 統合を作成するワークスペースを選択

    • Type: アクセスタイプを選択(アクセスタイプの詳細は公式のドキュメントをご覧ください。ここでは「Internal」を設定します。)

  4. Saveをクリックして保存

データベースへのアクセス許可を付与

  1. メニューのConnections から作成した統合を選択

  2. Access タブのEdit Access をクリックし、アクセスを許可するデータベースを選択

  3. 対象のデータベース(例: Database1)をチェックしてSave

認証情報の取得

  1. Configuration タブでInternal Integration Secret Show をクリック

  2. 表示されたシークレット値を安全な場所に保管(外部に漏洩しないようご注意ください)

ステップ2: CData Connect AI での接続設定

基本設定

  1. CData Connect AI にログイン(初めての方は14日間無料トライアルをご利用いただけます)

  2. Sources メニューから+Add Connection をクリック

  3. コネクタの一覧から「API」コネクタを選択

  4. Connection Name にわかりやすい接続名を設定

リクエストヘッダーの設定

  1. Headers セクションで以下の2つのリクエストヘッダを追加:

    • Authorization: Bearer [シークレット値]

      • 「Bearer」+半角スペース+ステップ1で取得したシークレット値

    • Notion-Version: 使用するAPIバージョン(例: 2025-09-03

  2. Saveをクリック

ページネーションの設定

参考:Notion API のページネーションの仕様はこちら

  1. Pagination セクションで以下を設定:

    • Type: Token

    • TokenPath: /next_cursor

    • Has More Path: /has_more

    • Token Source: Request Body

    • Request Body: /start_cursor

  2. Saveをクリック

エンドポイントの追加

  1. Tablesタブを開き、以下を設定:

    • Name: テーブル名(例: NotionDatabase1)

    • Request URL: https://api.notion.com/v1/data_sources/{database_id}/query

      • {database_id}はNotionのデータベースURLから取得できる32文字の文字列です。または、データベースの設定(Settings)からManage data sources → 対象のSourceの設定アイコンをクリック → Copy data source IDをクリックするとデータソースIDがクリップボードにコピーされます。

データベースID の確認方法: Notion でデータベースのURL を開くと、https://www.notion.so/workspace-name/DATABASE_ID?v=...のような形式になっています。DATABASE_IDの部分がデータベースIDです。

  1. Headers タブでContent-Type: application/jsonを追加

データマッピングの設定

  1. Table Data タブを開き、Configure をクリック

  2. Connect Cloud がエンドポイントに接続し、レスポンスを取得。(接続設定に問題がある場合はエラーが発生。)

  3. Next をクリックして、Repeated Element でテーブルの行となる繰り返し項目をチェック

  4. 各カラムに対応するJSON パスをチェック(例):

    • /results/properties/Name/title/text/content

    • /results/properties/Date/date/start

    • /results/properties/Number/number

    • /results/properties/Text/rich_text/text/content

  5. プレビューで想定通りのデータが取得できるか確認

  6. 各カラムのColumn Name を設定して完了

ステップ3: Power BI Desktopでの接続

接続の確立

  1. Power BI Desktopを開き、ホームデータを取得詳細を選択

  2. コネクタ一覧から「CData Connect Cloud」を検索して選択

  3. 「サードパーティのサービスに接続中」ダイアログが表示された場合は続行をクリック

  4. 初回接続時はCData Connect Cloud へのログイン画面が表示されるのでログイン

データの読み込み

  1. ナビゲーター画面でConnect Cloud のオブジェクト一覧が表示される

  2. Connections を展開し、先ほど作成したNotion 接続を選択

  3. 目的のテーブルをチェックして読み込みをクリック

完了

これで接続は完了です。Power BI 上でNotion のデータベースにアクセスし、レポートやダッシュボードを作成できるようになりました。

まとめ

CData Connect AI を活用することで、Notion とPower BI をシームレスに連携できます。この方法を使えば、Notionで管理しているプロジェクト情報、タスク、顧客データなどを、Power BI の強力な分析・可視化機能で活用できます。

メリット:

  • Notion のデータをリアルタイムで分析可能

  • Power BI の豊富な視覚化オプションを活用

  • データの一元管理と分析の効率化

ぜひこの連携を活用して、データドリブンな意思決定を実現してください。