ライフサイエンス業界向けのソリューション Veeva からあたらしい「Vault CRM」がアナウンスされています。この新しいプラットフォームにCData Drivers が対応しました。この記事では、Vault CRM に対応したCData Drivers for Veeva について解説します。
シリーズ記事でPower BI から接続する記事はこちら:Power BI からVeeva Vault CRM につないでみた
Veeva Vault CRMとは?
Veeva は、ライフサイエンス業界向けに設計されたクラウドベースのソリューションであるVeeva Vault Platform を提供しています。これは、コンテンツとデータ管理を単一のプラットフォームに統合し、研究開発(R&D)から商業運営まで幅広いアプリケーションをサポートします。多くの製薬会社、医療機器会社、バイオテクノロジー企業が、R&D、規制提出、商業運営などの業務にVeeva Vault Platformを利用しています。日本でも多くの医療機関、製薬会社がVeeva を利用しています。
次世代CRM、Veeva Vault CRM
Veeva は2024年にライフサイエンス向けの次世代CRM「Vault CRM」をリリースしました。Vault CRMは、すべての新規顧客向けのソリューションとなっています。
Veeva Systems - Veeva、ライフサイエンス向け次世代CRM「Vault CRM」を発表
今後すべての新規顧客に新しいVeeva Vault CRM を提供
CData、BI、ETL、AI/ML、カスタムアプリケーションからのVault CRM 接続を拡張
CData は、Veeva ユーザーが使用するBIツール、データ統合ツール、AIプラットフォーム、およびカスタムアプリケーションからVeeva Vault データのシームレスな統合をサポートする「CData Drivers for Veeva」を提供しています。一般的な使用例としては、Tableau やMicrosoft Power BI からVeeva データを使用したり、Informatica、Asteria Warp、DataSpider を使用して他のシステムとVeeva データを統合したりすることが挙げられます。
Veeva Vault CRM データにアクセスするには、最新のVeeva Vault API バージョン24.2を使用する必要があります。CData Drivers の最近のアップデートでは、最新のVeeva Vault API v24.2 をサポートしており、CData Drivers ユーザーが既存のVeeva Vault と同様にVeeva Vault CRM データを使用できるようになりました。
CData Drivers for Veevaの主な機能

- 新しいVeeva Vault CRM と既存のVeeva Vault の両方をサポート
- Veeva Vault Platform のすべてのオブジェクトとドキュメントからビューを取得するための動的スキーマ検出
- 基本認証、AzureAD、AzureADOpenID、Okta などのさまざまな認証スキームをサポート
- Veeva Vault REST API およびVault Query Language(VQL)への標準SQL アクセス
- エディション:JDBC、ODBC、ADO.NET、Python、Power BI、Tableau、Excel、Google Spreadsheets、SSIS
一般的な使用例:
- BIツールからVeevaデータに接続:Power BI、Tableau、Looker Studio、SSAS、Microstrategyなど
- データ統合ツールを使用して他のアプリケーションと接続:Informatica Power Center、ASTERIA Warp、DataSpider、Talend、SSIS、Mule
- Veeva Vaultデータをデータウェアハウスおよびデータベースに統合:Google BigQuery、Snowflake、Amazon Redshift、Azure SQL Serverなどでのレポート、分析、AI
CData Driver for Veeva の使用方法
この記事では、CData Drivers を設定してVeeva Vault CRM に接続し、標準SQLでデータをクエリする方法を紹介します。クエリツールとしてDbVisualizer を使用しますが、JDBC、ODBC、ADO.NET 接続を持つ任意のアプリケーションで同様に動作します。
CData Driverのインストール
まず、CData JDBC Driver for Veeva をダウンロードし、マシンにインストールします。
デフォルトのインストールディレクトリは:C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Veeva Vault 2024\lib
ドライバ.jarファイルをJavaアプリケーションに登録
DbVisualizerを開き、[Tools] -> [Driver Manager] -> [Custom]に移動します。
右側の[+]をクリックし、[Add file]を選択します。
インストールディレクトリ内のcdata.jdbc.veevavault.jarを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
ドライバの名前を「CData_Veeva」などに変更します。選択したドライバからドライバクラスが取得されます。
JavaアプリケーションからVeeva Vault CRMに接続
ドライバマネージャを閉じ、[+]ボタンをクリックしてデータベースを追加します。次に、作成した「CData_Veeva」ドライバを選択します。
接続: 「DatabaseURL」を選択
データベースタイプ: 自動検出(汎用)
ドライバタイプ: CData_Veeva(自動入力)
データベースURL: jdbc:veevavault:URL=[Veeva CRMのURLを入力]:User=[yourusername]:Password=[yourpassword];
これらを設定し、[接続]ボタンをクリックします。この記事では基本認証を使用しましたが、ドライバ内でAzureAD や他の認証スキームも使用できます。
標準SQ Lを使用してVault CRM データをクエリ
Vault CRM に接続すると、Vault CRM 内のすべてのオブジェクトとドキュメントがリレーショナルデータベースのビューのように表示されます。CData はこれらのメタデータをVault CRM データモデルから動的に検出します。
ドキュメント操作(CreateDocumentやDownloadDocumentFileなど)は、CData Drivers 内でストアドプロシージャとして定義されています。
Vault CRM データをクエリしましょう。クエリエディタを開き、標準SQLでVault CRMをクエリできます。
SELECT * FROM Activities
ドライバで使用できるSQL 句については、ドキュメントを確認してください。
CData Drivers を使用して、200以上のツールからVeeva CRM データにアクセスするテストを行っています。使用したいツール/アプリケーションについては、Veeva のデータ連携ガイドおよびチュートリアル ページをご覧ください。