RabbitMQ ODBC データソースとの間にInformatica マッピングを作成

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
Informatica にRabbitMQ へのODBC 接続を作成し、RabbitMQ のデータを参照および転送。



Informatica はデータを転送、変換するための強力で洗練された手段です。CData ODBC Driver for API は、Informatica の強力なデータ転送・変換機能とシームレスに連携可能な、業界で実証済みの標準ドライバです。このチュートリアルでは、Informatica PowerCenter でRabbitMQ のデータを転送および参照する方法を説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. RabbitMQ をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにRabbitMQ のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてRabbitMQ の接続を設定、2.Informatica 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとRabbitMQ への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからAPI ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

RabbitMQ への接続に関する情報と、Windows およびLinux 環境でのDSN の設定手順を以下で説明します。

RabbitMQ Management HTTP API について

RabbitMQ は、複数のメッセージングプロトコルをサポートするオープンソースのメッセージブローカーです。RabbitMQ Management HTTP API は、RabbitMQ サーバーの管理データと監視データに HTTP 経由でアクセスする手段を提供します。この API では、仮想ホスト、エクスチェンジ、キュー、バインディング、コネクション、チャネル、コンシューマー、ユーザー、権限、ポリシー、クラスター全体の統計情報を取得できます。

HTTP API を利用するには、RabbitMQ サーバーで Management プラグインを有効化する必要があります。デフォルトでは、管理インターフェースはポート 15672 でリッスンします。

Basic 認証の設定

RabbitMQ Management HTTP API は HTTP Basic 認証を使用します。RabbitMQ 管理ユーザーのユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

管理 API へのアクセスを有効にするには、以下のステップで進めます:

  1. サーバーで RabbitMQ Management プラグインが有効になっていることを確認します(rabbitmq-plugins enable rabbitmq_management)。
  2. 既存の管理ユーザーを使用するか、適切な管理タグ(management、policymaker、monitoring、または administrator)を持つユーザーを作成します。
  3. RabbitMQ Management HTTP API の完全なベース URL を控えておきます(例:http://localhost:15672)。

RabbitMQ サーバーを設定したら、以下の接続プロパティを設定して接続します:

  • AuthScheme:Basic に設定します。
  • URL:RabbitMQ Management HTTP API のベース URL に設定します(例:http://localhost:15672)。
  • User:RabbitMQ の管理ユーザー名に設定します(例:guest)。
  • Password:RabbitMQ の管理パスワードに設定します。

接続文字列の例:

Profile=C:\profiles\RabbitMQ.apip;AuthScheme=Basic;URL=http://localhost:15672;User=guest;Password=guest;

利用可能なテーブル

RabbitMQ プロファイルでは、以下のテーブルにアクセスできます:

  • Overview - クラスター全体の統計情報と RabbitMQ ノードに関する情報
  • Nodes - RabbitMQ クラスター内の個々のノードに関する情報
  • NodeMemory - 特定のクラスターノードの詳細なメモリ使用状況の内訳
  • Connections - ブローカーへのすべてのオープンな AMQP コネクションの一覧
  • Channels - すべてのコネクションにわたるオープンな AMQP チャネルの一覧
  • Consumers - すべてのキューに登録されたコンシューマーの一覧
  • Exchanges - すべての仮想ホストで宣言されたエクスチェンジの一覧
  • Queues - すべての仮想ホストで宣言されたキューの一覧
  • Bindings - エクスチェンジとキュー間のすべてのバインディングの一覧
  • VirtualHosts - ブローカーに設定された仮想ホストの一覧
  • VhostPermissions - 特定の仮想ホスト内のユーザー権限
  • Users - すべての RabbitMQ ユーザーの一覧
  • Permissions - すべての仮想ホストにわたる全ユーザーの権限レコード
  • TopicPermissions - 全ユーザーのトピックレベルの権限レコード
  • Policies - 仮想ホスト内のキューおよびエクスチェンジに適用されたポリシーの一覧
  • OperatorPolicies - 仮想ホスト内のキューに適用されたオペレーターポリシーの一覧
  • Parameters - 仮想ホストごとのコンポーネントパラメータ(例:federation、shovel)の一覧
  • GlobalParameters - すべての仮想ホストに適用されるグローバルパラメータの一覧
  • VhostLimits - 特定の仮想ホストに設定されたリソース制限
  • UserLimits - 特定のユーザーに設定されたリソース制限
  • FeatureFlags - フィーチャーフラグの一覧と、ノード上での有効/無効の状態
  • DeprecatedFeatures - 非推奨機能の一覧と、その使用状態
  • AuthAttempts - ノードの認証試行統計
  • ClusterName - RabbitMQ クラスターの名前
  • WhoAmI - 現在認証されている管理ユーザーに関する情報
  • ExchangeBindingsSource - 特定のエクスチェンジがソースとなっているバインディング
  • ExchangeBindingsDestination - 特定のエクスチェンジが宛先となっているバインディング
  • QueueBindings - 仮想ホスト内の特定のキューのバインディング

Windows

接続プロパティが未設定の場合は、まずODBC DSN(データソース名)で設定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使ってODBC DSN を作成および設定できます。

Linux

CData ODBC Driver for API をLinux 環境にインストールする場合、ドライバーのインストールによってDSN が事前に定義されます。DSN を変更するには、システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義します。

/etc/odbc.ini

[CData API Source]
Driver = CData ODBC Driver for API
Description = My Description
Profile = C:\profiles\\RabbitMQ.apip
AuthScheme = Basic
URL = http://localhost:15672
User = guest
Password = guest

これらの構成ファイルの使用方法については、オンラインのヘルプドキュメントを参照してください。

AuthAttempts データへのリンクテーブルを作成する

「オブジェクトエクスプローラー」からリンクテーブルを作成してライブAuthAttempts データにアクセスする方法は、次のとおりです。

ODBC 接続を作成する

下記の手順に従って、Informatica PowerCenter のRabbitMQ に接続します。

  1. Informatica Developer ツールで、リポジトリに接続してプロジェクトを作成しておきます。
  2. 「Connection Explorer」ペインで右クリックし、「Create a Connection」をクリックします。
  3. 「New Database Connection」ウィザードが表示されたら、接続に名前とID を入力し、「Type」メニューで「ODBC」を選択します。
  4. 「Connection String」プロパティに
    jdbc:api:Profile=C:\profiles\\RabbitMQ.apip;AuthScheme=Basic;URL=http://localhost:15672;User=guest;Password=guest;
    を入力します。

注意:Linux オペレーティングシステムで作業している場合は、「Driver Manager for Linux」プロパティをunixODBC 2.3.x に設定します。

RabbitMQ のデータオブジェクトを作成する

RabbitMQ へのODBC 接続を作成したら、Informatica でRabbitMQ エンティティにアクセスできるようになります。下記の手順に従って、AuthAttempts エンティティをプロジェクトに追加します。

  1. 「Object Explorer」でプロジェクトを右クリックし、「New」->「Data Object」をクリックします。
  2. ウィザードが表示されたら「Relational Data Object」オプションを選択します。
  3. 「Connection」ボックス横にある「Browse」ボタンをクリックし、先に作成したODBC 接続を選択します。
  4. 既存のリソースからデータオブジェクトを作成するオプションを選択し、「Resource」ボックス横にある「Browse」ボタンをクリックします。
  5. ダイアログが表示されたら、「Show Default Schema Only」オプションの選択を解除してODBC 接続のノードを展開します。必要なエンティティを選択します。 The driver models RabbitMQ entities as relational tables.(Salesforce is shown.)

これで、Data Viewer でテーブルをブラウズできます。テーブル用ノードを右クリックし「Open」をクリックします。「Data Viewer」ビューで「Run」をクリックします。

Table data and metadata in the Data Viewer.(Salesforce is shown.)

マッピングを作成する

下記の手順に従って、RabbitMQ ソースをマッピングに追加します。

  1. 「Object Explorer」でプロジェクトを右クリックし、「New」->「Mapping」をクリックします。
  2. RabbitMQ 接続のノードを展開してから、テーブル用のデータオブジェクトをエディタ上にドラッグします。
  3. ダイアログが表示されたら「Read」オプションを選択します。
The source RabbitMQ table in the mapping.(Salesforce is shown.)

以下のステップに従って、RabbitMQ カラムをフラットファイルにマッピングします。

  1. 「Object Explorer」でプロジェクトを右クリックし、「New」->「Data Object」をクリックします。
  2. 「Flat File Data Object」->「Create as Empty」->「Fixed Width」と選択します。
  3. RabbitMQ オブジェクトのプロパティで目的の行を選択して右クリックし、コピーします。コピーした行をフラットファイルプロパティにペーストします。
  4. フラットファイルのデータオブジェクトをマッピングにドラッグします。ダイアログが表示されたら「Write」オプションを選択します。
  5. クリックおよびドラッグしてカラムを接続します。

RabbitMQ のデータを転送するには、ワークスペース内で右クリックして「Run Mapping」をクリックします。

The completed mapping.(Salesforce is shown.)

おわりに

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

はじめる準備はできましたか?

API Driver で RabbitMQ のライブデータに接続

RabbitMQ に接続