CData Connect AI 経由で Theia IDE からリアルタイムでSharePoint のデータにクエリ

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
CData Connect AI のリモート MCP サーバーを活用して、Theia IDE の組み込み AI エージェントからSharePoint のデータにセキュアにアクセスし、開発環境内で直接クエリを実行できます。

Theia IDE は、柔軟で拡張性の高い開発環境を提供する、オープンソースのクラウド・デスクトップ対応 IDE プラットフォームです。組み込みの AI 機能は複数の LLM プロバイダーと MCP(Model Context Protocol)ツール連携をサポートしており、開発者は IDE 内のチャットベースのエージェントから直接、外部のライブデータソースとやり取りできます。

Theia IDE と CData Connect AI を組み込みの MCP サーバーを介して連携させると、Theia の AI エージェントがリアルタイムでSharePoint のデータにセキュアにアクセスできるようになります。エディタを離れることなく、カスタムの連携コードを書く必要もなく、カタログの一覧表示やスキーマの探索、SharePoint のデータのレコードのクエリが可能です。

この記事では、Connect AI での SharePoint 接続の設定、必要な Personal Access Token の生成、Theia IDE への CData Connect AI MCP サーバーの登録、LLM プロバイダーによる AI 機能の有効化、そして Theia AI Chat からリアルタイムでSharePoint のデータにクエリして連携を確認する方法を解説します。

SharePoint データ連携について

CData を使用すれば、SharePoint のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:

  • Windows SharePoint Services 3.0、Microsoft Office SharePoint Server 2007 以降、SharePoint Online を含む、幅広い SharePoint バージョンのデータにアクセスできます。
  • 非表示カラムとルックアップカラムのサポートにより、SharePoint のすべてにアクセスできます。
  • フォルダを再帰的にスキャンして、すべての SharePoint データのリレーショナルモデルを作成できます。
  • SQL ストアドプロシージャを使用して、ドキュメントや添付ファイルをアップロード・ダウンロードできます。

多くのお客様は、SharePoint データをデータベースやデータウェアハウスに統合するために CData ソリューションを活用していますが、Power BI、Tableau、Excel などのお気に入りのデータツールと SharePoint データを統合しているお客様もいます。

お客様が CData の SharePoint ソリューションで問題を解決している方法については、ブログをご覧ください:Drivers in Focus: Collaboration Tools


はじめに


ステップ 1:Theia IDE 用に SharePoint への接続を設定

Theia IDE から SharePoint への接続は、Connect AI のリモート MCP サーバーを介して実現します。Theia IDE からSharePoint のデータを操作するために、まずは Connect AI で SharePoint への接続を作成・設定しましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. 接続を追加パネルから SharePoint を選択
  3. SharePoint に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Microsoft SharePoint への接続

    URL の設定:

    Microsoft SharePoint では、2つの範囲でデータを操作できます。グローバルなMicrosoft SharePoint サイト全体を対象にするか、個々のサイトのみを対象にするかを選択できます。

    グローバルなMicrosoft SharePoint サイトですべてのリストおよびドキュメントを操作したい場合は、URL 接続プロパティをサイトコレクションURL に設定しましょう。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com

    個々のサイトのリストおよびドキュメントのみを扱いたい場合は、URL 接続プロパティを個々のサイトURL に設定してください。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com/TeamA

    続いて、お使いの環境に適した認証プロパティを設定していきましょう。詳細な設定手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

    Microsoft SharePoint Online

    SharePointEdition を"SharePoint Online" に設定し、User およびPassword にはSharePoint へのログオンで使用するクレデンシャル(例:Microsoft Online Services アカウントのクレデンシャル)を設定します。

    Microsoft SharePoint Online は様々なクラウドベースアーキテクチャをサポートしており、それぞれ異なる認証スキームが利用できます。

    • Microsoft Entra ID(Azure AD)
    • ADFS、Okta、OneLogin、またはPingFederate SSO ID プロバイダーを介したシングルサインオン(SSO)
    • Azure MSI
    • Azure パスワード
    • OAuthJWT
    • SharePointOAuth

    Microsoft SharePoint オンプレミス

    Microsoft SharePoint オンプレミスでは、多くのオンプレミス環境に対応した認証方式をサポートしています。

    • Windows(NTLM)
    • Kerberos
    • ADFS
    • 匿名アクセス

    まずSharePointEdition を"SharePoint On-Premises" に設定しましょう。

    Windows(NTLM)認証

    これは最も一般的な認証方式です。そのため、CData 製品ではNTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUser およびPassword を設定するだけで接続できます。

  4. Save & Test をクリック
  5. Permissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を設定

Personal Access Token の追加

Theia IDE から Connect AI への接続認証には、Personal Access Token(PAT)を使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。

  1. Connect AI 画面の右上にある歯車アイコン()をクリックして Settings を開きます
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を入力し、Create をクリック
  4. 表示されたトークンをコピーして安全に保存してください。トークンは作成時にのみ表示されます

SharePoint の接続設定と PAT の生成が完了しました。これで Theia IDE から Connect AI を通じてSharePoint のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Theia IDE で Connect AI MCP を設定

続いて、Theia IDE に CData Connect AI のリモート MCP サーバーを登録して、組み込みの AI エージェントが Connect AI を通じてライブデータツールを検出・呼び出せるようにしましょう。

  1. Theia IDE をダウンロードしてインストール
  2. Theia IDE を開き、Settings に移動(または Ctrl + , を押す)して Settings ビューを開きます
  3. Settings パネルで AI Features を展開し、MCP を選択
  4. Edit in settings.json をクリックして設定ファイルを開き、以下の JSON を貼り付けます:
    {
        "ai-features.mcp.mcpServers": {
            "cdata": {
                "serverUrl": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp",
                "serverAuthToken": "Basic your_base64_encoded_email_PAT",
                "serverAuthTokenHeader": "Authorization"
            }
        }
    }

    注意:Theia IDE は Connect AI への接続に Basic 認証を使用します。Connect AI のユーザーメールアドレスと、先ほど作成した PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、Base64 エンコードした文字列の先頭に Basic を付けます。例えば、[email protected]:ABC123...XYZ789 の場合、serverAuthToken の値は Basic dXNlckBkb21haW4uY29tOkFCQzEyMy4uLlhZWjc4OQ== のようになります。

  5. settings.json ファイルを保存

AI の有効化と LLM プロバイダーの設定

Theia IDE でエージェントの推論を機能させるには、AI 機能を有効化し、少なくとも 1 つの LLM プロバイダーを設定する必要があります。

  1. Settings に戻り、AI Features から AI Enablement を選択
  2. Enable AI のチェックボックスをオンにして、Theia の AI 機能を有効化
  3. AI Features で、使用する LLM プロバイダー(Anthropic、OpenAI、Google、Hugging Face など)を選択し、API キーを入力

MCP サーバーの登録と LLM プロバイダーの設定が完了しました。これで Theia の AI エージェントが Connect AI を通じてリアルタイムでSharePoint のデータにクエリできるようになりました。

ステップ 3:Theia AI Chat からリアルタイムでSharePoint のデータにクエリ

連携の設定が完了したので、Theia AI Chat パネルからSharePoint のデータを操作してみましょう。

  1. Theia IDE の右側サイドバーから AI Chat パネルを開きます
  2. チャットの下部にある Toggle Capabilities Configuration アイコンをクリック(または Ctrl + Shift + . を押下)して Capabilities パネルを開きます
  3. Generic Capabilities から MCP を展開し、cdata サーバー(およびエージェントに公開したい特定のツール)にチェックを入れて、Connect AI のツールをエージェントから利用可能にします
  4. チャット入力欄に @AppTester と入力し、続けてプロンプトを記述します。例えば:
    • cdata mcp のすべてのカタログを一覧表示して
    • SharePoint の利用可能なスキーマとテーブルを表示して
    • SharePoint のデータのテーブルから上位 5 件のレコードを取得して
  5. エージェントが Connect AI MCP サーバーを呼び出し、SharePoint のデータからリアルタイムの結果を返します

これで、Theia IDE が Connect AI MCP サーバーと通信し、リモート MCP を通じてエディタから直接リアルタイムのSharePoint のデータを取得できるようになりました。

CData Connect AI の入手

クラウドアプリケーションから 数百種類の SaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースに直接アクセスするには、CData Connect AI をぜひお試しください。 14日間の無償トライアルをダウンロードして、今すぐお試しいただけます。ご不明な点がございましたら、サポートチーム までお気軽にお問い合わせください。

はじめる準備はできましたか?

CData Connect AI の詳細、または無料トライアルにお申し込みください:

無料トライアル