こんにちは。CData Software Japan の色川です。
先日、CData Arc の2024.Q4 アップデートとして新たなビルドの提供を開始しました。
今回のアップデートでは、データ連携フローの構築・実行・運用のそれぞれを効率化する数多くの機能強化を実施しています。
大きなポイントの1つとして、Arc を活用頂く全てのシーンでより直感的に運用いただけるようArc の管理コンソールのUI がアップデートされました。加えて、多くのシナリオで利用される「XML Map コネクタ」ではスキーマ編集など様々な機能が強化され、その機能群をよりシームレスに利用できるようマッピングエディタにも新たなUI が搭載されています。
また、一昨年の日本市場へのリリース以来、Arc が提供するEDIFACT やX.12 などのグローバル標準なEDI プロトコルを利用したEDI 連携シナリオについても徐々にお問合せ頂くことが増えてきました。今回EDI シナリオ向けの新たなトップレベル機能として「EDI 取引パートナー管理コンソール(TPMC)」が搭載されました。それ以外にもアプリケーション連携シナリオで人気の高いkintone コネクタでは「フィールド値指定での複数レコードの更新」がサポートされました。またMFT 連携シナリオにおいてもDropbox コネクタでの「チームフォルダ」サポートなど、これまで期待の声を頂いてた機能が数多く搭載されています。
この記事では、数多くの2024.Q4 アップデートの中から、以下のポイントについてご紹介します。
・より直感的な運用をサポートするUI とXML Map コネクタの機能強化
・新しく搭載された「EDI(EDI 取引パートナー管理コンソール)」機能
・kintone コネクタでのフィールド値指定での複数レコード更新のサポート
・Dropbox コネクタでのチームフォルダのサポート
より直感的な運用をサポートするUI とXML Map コネクタの機能強化
連携フローの作成・運用で日々利用するArc の管理コンソールの操作性は、Arc を利用いただく方の日々の生産性に直結する重要な機能性の1つです。今回のアップデートではすべての機能メニューや設定メニューの視認性を高め、より選択しやすいデザインへとアップデートされました。CData プロダクトの中でも「データ連携のオートメーションを担うCData Arc」と「データパイプラインの構築を担うCData Sync」を組み合わせて利用いただくお客さまはとても多いですが、今回のアップデートにより共通した操作性で利用いただけるようになり、CData プロダクトとしても統一感あるUI で、より直感的に利用いただけるようになっています。
運用をサポートするUI のアップデートは細部に渡って実施されており、例えば、ファイルベースのアーキテクチャであるArc にとって重要な情報である「ディスク使用量」の情報が、今回のアップデートでは常に確認できるように機能強化されています。
またUI のアップデートとともに大きく機能が強化されたのが「XML Map コネクタ」です。XML Map コネクタでは今回のアップデートで新たなUI(マッピングエディタ)が搭載され、スキーマの検索や、ソース側(連携元側)スキーマの編集も実現されています。
もちろん、新たな機能の習熟や移行の過渡期に「従来のマッピングエディタも利用したい」という場合には「クラシックマッピングエディタ UI を使用」することもできますので、安心して新しいアップデートの利用をご検討ください。
EDI(EDI 取引パートナー管理コンソール)
Arc では、FTP やSFTP などの汎用通信プロトコル以外に、AS2 やAS4、OFTP2 などグローバルで標準的な通信プロトコルをサポートするMFT Connectors と、EDIFACT やX.12 を筆頭としたグローバルなドキュメント標準をサポートするEDI Connectors を提供しています。日本のEDI 市場においては、その歴史的な経緯などから国内独自といえるプロトコルやドキュメント標準の利用がまだ多くを占めている現状かと思いますが、グローバルビジネスの加速などから、Arc がサポートするグローバルスタンダードなプロトコルやドキュメント標準を利用したEDI シナリオへのご相談も徐々に増えてきています。
EDI でのファイルベースのやり取りから多様なアプリケーションやシステムへのシームレスなデータ連携を実現するArc のEDI 連携機能は従来から高い評価をいただいていましたが、これまでは取引先とのやり取りされる情報は「連携フロー」単位に構成されており「取引先(パートナー)単位でやり取りしている情報を一元的に管理したい」場面では、その機能性にやや課題もありました。これを一挙に改善・強化するアップデートが今回搭載された「EDI(EDI 取引パートナー管理コンソール)」機能です。
今回新たにトップレベル機能に加わった「EDI(EDI 取引パートナー管理コンソール)」では、取引先(パートナー)を一覧的に管理することができ、各取引先とのドキュメントマッピングや後続の連携フローなどを一元的に構成・管理することができます。またトランザクションの状況や傾向なども取引先(パートナー)単位で確認・運用することができる、まさに「取引パートナー管理コンソール」といえる機能です。
なお、今回のアップデートでは「EDI(EDI 取引パートナー管理コンソール)」機能の利用は、EDIFACT やX.12 など、グローバルスタンダードといえるドキュメント標準を利用するEDI シナリオに限られますが、今後より広い範囲のドキュメント変換シナリオのサポートも計画されています。ご期待ください。
kintone コネクタでのフィールド値指定での複数レコード更新のサポート
Arc のkintone コネクタは国内外を問わず人気の高いコネクタの1つです。エンタープライズな利用シーンも増加の一途にあるkintone ですが、基幹システムからの連携など高いレベルの非機能要件を実現したいケースにおいてはバッチ登録やバッチ更新(複数レコードの登録や更新)を利用して「API リクエスト数の削減」を検討されるケースは多いです。
Arc では従来から「複数のレコードを登録する」に相当するバッチ登録や、「複数のレコードを更新する」に相当するバッチ更新をサポートしていますが、これまでバッチ更新については「レコードID を指定した方式に制限」されていました。これが今回のアップデートにより「フィールド値指定でのバッチ更新(複数レコード更新)」がサポートされ、より広範な連携シナリオでバッチ更新によるAPI リクエスト削減が検討いただけるようになりました。
こちらの内容については「kintone コネクタ - フィールド値指定での複数レコード更新のサポート」で詳しくご紹介しています。ぜひごらんください。
Dropbox コネクタでのチームフォルダのサポート
Box やOneDrive、Amazon S3 やGoogle Storage など、数多くのクラウドストレージをサポートするArc のMFT Connectors でも数多くの機能強化・機能改善を実施しています。今回のアップデートで「Dropbox コネクタ」において「チーム フォルダ (Dropbox Business)」がサポートされたこともその1つです。 これにより組織内で共同作業されるDropbox ドキュメントの連携や活用がより簡単に実現いただけるようになりました。
まとめ
この記事では、数多くの2024.Q4 アップデートの中から、主なポイントについてご紹介しました。
今回のアップデートは「すべての利用シーンでの使いやすさと、すべての連携シナリオでの機能性」が順調に進化したアップデートです。なかでもXML Map コネクタは今回の機能強化により更に強力で柔軟なデータ編集をよりシンプルに実現頂けるようになりました。またkintone コネクタでは「フィールド値指定での複数レコードの更新」は基幹システムからの連携シナリオなどでは待望されていた機能の1つですので、今回のアップデートにより運用を大きく効率化頂けるお客さまも多いのではないかと思います。
この記事で取り上げた新機能以外にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方はリリースノートをあわせてごらんください。
新たなリリースで、より使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。
CData Software Japan - Support Form
この記事では CData Arc™ 2024 - 24.3.9118.0 を利用しています。
この記事は、CData Software Advent Calendar 2024(シリーズ 2)24日目の記事です。