CData Arc 2024.Q4 アップデート - kintone コネクタ - フィールド値指定での複数レコード更新のサポート

by 色川穂高 | December 23, 2024

CData Arc 2024.Q4 アップデート - kintone コネクタ - フィールド値指定での複数レコード更新のサポート

こんにちは。CData Software Japan の色川です。

先日、CData Arc の2024.Q4 アップデートとして新たなビルドの提供を開始しました。

今回のアップデートでは、データ連携フローの構築・実行・運用のそれぞれを効率化する数多くの機能強化を実施しています。この記事では、数多くの2024.Q4 アップデートの中から、Arc のコネクタの中でも特に人気の高い「kintone コネクタで強化」された「フィールド値指定での複数レコード更新のサポート」についてご紹介します。

kintone へのバッチ更新(従来から強化されたポイント)

基幹システムからkintone への連携など高いレベルの非機能要件を実現したいケースにおいて、バッチ登録やバッチ更新などを利用して「API リクエスト数の削減」を検討されることは多いです。

Arc では従来から「複数のレコードを登録する」に相当するバッチ登録や、「複数のレコードを更新する」に相当するバッチ更新をサポートしており、以下の記事はArc の中でも人気の高い記事の1つです。ただし従来はバッチ更新において「レコードID を指定した方式に制限」されていました。これが今回のアップデートにより「フィールド値指定でのバッチ更新(複数レコード更新)」がサポートされた形です。

kintone へのバッチ更新(従来から強化されたポイント)

フィールド値指定での複数レコード更新のサポートは、CData kintone Driver v24 からサポートされており、今回のArc 2024.Q4 アップデートで利用するCData Drivers がv24 にアップデートされたことにより、この機能がkintone コネクタでサポートされるようになりました。

この記事のシナリオ

この記事では、おなじみの「顧客リスト」アプリを連携先として「フィールド値指定での複数レコード更新」を試していきます。

この記事のシナリオ

このようなCSV を用意して「メールアドレスをキーに」して「電話番号とFAX 番号を国番号(+81)指定に変更」してみます。この記事では、顧客リスト.csv として用意しました。

この記事のシナリオ

この記事では、このようなデータ連携フローを作成していきます。

この記事のシナリオ

事前準備

実際にUpsert で連携したいユースケースでは、kintone のRecord Id をkey とできるケースは少ない(kintone 以外のデータソース側でkey としている項目をUpsert 判断のkey としたい)と思います。この記事では、そのイメージで「顧客リスト」の「メールアドレス」をUpdate 判断のkey(updateKey)として利用します。updateKey として指定できるフィールドは「重複禁止を設定した「文字列(1行)」または「数値」フィールドに限られます」ので、この記事では「メールアドレス」フィールドを「重複禁止」にしました。

事前準備

フローの実行前はサンプルデータの構成そのままです。

事前準備

実際にバッチ更新となっているか否かは対象データのみでは確認ができませんので、対象とする「顧客リスト」アプリのAPI リクエスト数を確認しておきます。

事前準備

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

それでは実際に連携フローを作成していきます。

File コネクタ

最初にファイルシステムからCSV ファイルを取得するためのFile コネクタを構成します。「パス」と「ファイルマスク」を設定します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

CSV コネクタ

次に取得したCSV ファイルをArc のフローで扱うためにXML 形式に変換するCSV コネクタを構成します。「カラムヘッダーが存在します」を有効にします。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

XML Map コネクタでマッピングする時に必要なスキーマファイルを「テストファイルをアップロード」を利用して、顧客リスト.csv から自動生成しておきます。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

kintone コネクタ

次にkintone にバッチ更新するkintone コネクタを構成します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

まずはkintone への接続を構成します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

更新対象とする「顧客リスト」アプリを選択します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

コードモードでの編集を選択して「action をupdate に」変更し「キーの指定をメールアドレスに(メールアドレスに key="true" 属性を指定)」します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

バッチ更新をリクエストするために「高度な設定」の「バッチインプットサイズ」を「100」に設定しました。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

XML Map コネクタ

最後にXML Map コネクタを構成して、CSV コネクタで変換した連携元データを、kitnone コネクタへマッピングします。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

連携フローの実行

トリガー開始の「手動で受信」から実行します。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

実際に「顧客リスト」アプリのデータが更新されていることが確認できます。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

kintone コネクタのログを見ると、バッチ更新として実行されていることが確認できます。

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

kintone 側でAPI リクエストの増加状況をみても期待通りにバッチ更新が行われており、API リクエストの消費が抑えられていることが確認できます。(API リクエストにはオブジェクトのメタデータ取得等に必要なリクエストも含まれます)

kintone へフィールド値指定でバッチ更新する連携フロー

まとめ

今回のアップデートで、kintone へのバッチ更新(複数レコードの更新)もレコードID 指定以外での実行が可能となり、基幹システムからkintone への連携など、高いレベルの非機能要件を実現したいケースでもより検討いただきやすくなりました。

また、先日の記事でもご紹介したとおり、この記事の時点で、kintone ではUPSERT モードのリリースが予定されていますので、近い先には、Arc のkintone コネクタでも「UPSERT モードのサポート」をアップデートとしてお届けできる予定です。

CData Arc はシンプルで拡張性の高いコアフレームワークに、豊富なMFT・EDI・エンタープライズコネクタを備えたパワフルな製品です。CData Drivers との組み合わせで270を超えるアプリケーションへの連携を実現できます。

皆さんのつなぎたいシナリオでぜひ CData Arc を試してみてください。
CData Arc - セキュアなデータ連携とマネージドファイル転送(MFT)

製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。

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この記事では CData Arc™ 2024 - 24.3.9118.0 を利用しています。


この記事は、CData Software Advent Calendar 2024(シリーズ 2)23日目の記事です。