CData Arc 2025 リリース - Kintone コネクタのアップデート(UPSERT モードサポート)

by 色川穂高 | April 11, 2025 | Last Updated: August 8, 2025

CData Arc 2025 リリース - Kintone コネクタのアップデート(UPSERT モードサポート)

本記事の公開以降、CData Arc 25.2 のkintone コネクタで「よりシンプルな一括Upsert 設定」がサポートされました。本記事にご関心いただいた方は、ぜひこちらの記事をご確認いただき、CData Arc のkintone コネクタをお試しください。

こんにちは。CData Software Japan の色川です。

先日、CData Arc の新たなメジャーバージョンである2025(25.1)の提供を開始しました。

今回のリリースはメジャーアップデートに相応しく、SaaS とのAPI 連携、MFT / EDI でのファイル連携の機能性がそれぞれ強化されるとともに、応用的なデータフォーマットをよりシンプルに扱うためのさまざまな機能拡張が実施されています。これらの連携機能の拡張とともに、2FA(二段階認証)のサポートをはじめとしたエンタープライズグレードのセキュリティ強化も実施され、CData Arc 2025 は「あらゆるB2B 連携をさらにシンプル & 堅牢に」実現できるプラットフォームへと進化しています。

この記事では、CData Arc 2025(25.1)で実施された数多くのアップデートの中から、期待の声をいただく事が特に多かった「Kintone コネクタでのUPSERT モードのサポート」についてご紹介します。

Arc のKintone コネクタ

CData Arc を活用いただく多くのお客さまの中で人気の高いシナリオの1つが「kintone との連携シナリオ」です。Arc ではkintone 連携用の「Kintone コネクタ」を日本市場のみでなくグローバルで提供しています。(そのためArc でのコネクタ名はkintone のグローバル展開に沿った名称を採用しています)

Arc のKintone コネクタ

エンタープライズシーンでの利用も拡がるkintone では、基幹システムをはじめさまざまなシステムやサービスとの連携ニーズも増えているかと思います。Arc でもkintone と基幹システムや大規模なデータストアとの連携に活用いただくお客さまが加速度的に増加しています。こちらの「基幹系システムのFit to Standard とkintone によるSide-by-Side 開発事例・連携ポイント」をまとめたホワイトペーパーは、人気の高いコンテンツの1つです。

kintone への連携で検討すべき課題(API 制限)と従来までのアプローチ

kintone と基幹システムや大規模なデータストアとの間でのデータ連携を検討する場合に、課題になりがちなポイントの1つが、kintone 側で定められている「API 制限への考慮」です。例えば、1日あたりに連携したいレコード数が1万を超えるようなケースでは、1日あたりの制限に抵触しないよう、複数レコードをまとめてリクエストする等の考慮が必要です。

従来からkintone API では複数レコードの一括登録(INSERT)や一括更新(UPDATE)がサポートされており、それらの機構をArc でも活用いただいていました。ただ、実際の業務で必要となることが多い「一括でのUPSERT リクエスト」は(2024年12月以前は)kintone API 側でサポートされていなかったため、事前に新規登録用と更新用のレコードを振り分けておき、一括登録(バッチINSERT)と一括更新(バッチUPDATE)を異なるフローとして構成する、などの工夫が必要でした。

kintone REST API でのUPSERT モード

従来から期待の声も多かったUpsert ですが、ついに2025年1月のkintone API アップデートで、待望の「UPSERTモード」がリリースされました。CData kintone driver では、いち早く「UPSERT モードをサポート」し、既に多くのお客さまで活用いただいていますが、今回のメジャーアップデートにより、CData Arc のKintone コネクタでもこの機能がサポートされました。

kintone REST API でのUPSERT モード

今回のアップデートで「UPSERT モード」がサポートされたことにより、従来はデータの事前振分けなどフローに工夫が必要だった「複数レコードをUPSERT(新規であれば登録 & 既存であれば更新)したい連携フロー」を格段にシンプルに実現できるようになりました。

Kintone コネクタで一括UPSERT する方法

Arc のKintone コネクタで、一括UPSERT をリクエストする際は、こちらの記事で紹介している「UPSERT 構文」をコードモードで構成します。以下では、kintone API が開発中の段階で試したこちらの記事と同じように「顧客リスト」の「メールアドレス」フィールドを「重複禁止」にして試してみます。

UPSERT INTO Table(Column1, Column2, ... , KeyColumn) values(更新値1, 更新値2, ... , キー値)

テーブルの追加で「顧客リスト」アプリを選択して、コードモードでUPSERT リクエストを構成します。

Kintone コネクタで一括UPSERT する方法

マッピングを設定して、フローを実行すると、UPSERT モードでリクエストされていることが確認できます。

Kintone コネクタで一括UPSERT する方法

データソースは異なりますが、設定の考え方や流れとしては、こちらの記事も参考にしていただきやすいかも知れません。

まとめ

この記事では、CData Arc 2025(25.1)で実施された数多くのアップデートの中から、期待の声をいただく事が特に多かった「Kintone コネクタでのUPSERT モードのサポート」についてご紹介しました。

API 制限への考慮が必要な連携シナリオへの対応を格段にシンプルにできる「UPSERT モード」ですが、レコード単位で連携するようなシナリオではArc の「Upsert アクション」も利便性高く活用いただけます。また全てが登録のみで良いケースであれば一括登録(バッチINSERT)の方が設定としては、よりシンプルに構成いただける面もあるでしょう。kintone はさまざまな業務や用途で利用されていますので、それぞれのデータ構成や業務的なシナリオにあわせて連携アプローチを選択いただけるのが良さそうです。どのようなアプローチがフィットしそうか悩ましい場合は、ぜひサポートデスクまでご相談ください。

今回のアップデートでは、UPSERT モードのサポート以外にも「OAuth 認証」や「USER データモデル(User API)」など、他にもKintone コネクタの機能強化が数多く実施されています。またKintone コネクタでのAPI 連携以外にも、B2B 連携を支える数多くのアップデートが実施されています。詳しくはこちらの記事をごらんください。

アップデートにより、さらに使いやすくなったCData Arc をぜひ試してみてください。

今回リリースされた新たなバージョンに限らず、今ご利用されているバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。

CData Software Japan - Support Form


この記事では CData Arc™ 2025 - 25.1.9211.0 を利用しています。