メール通知用のメールサーバにOutlook(Exchange Online)を利用する

by 杉本雄太 | March 19, 2026 | Last Updated: March 19, 2026

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こんにちは。CData Software Japan の杉本です。以下の記事ではGmail を例にメールサーバとの認証にOAuth 2.0 を利用する方法を解説しておりますが、今回はOutlook(Exchange Online)を利用する場合の手順について、詳しくご紹介したいと思います。

メール通知用のメールサーバとの認証にOAuth を利用する

Microsoft 側の設定

カスタムアプリケーションの作成

Outlook(Exchange Online) の認証にOAuth を利用する場合、まずはカスタムアプリケーションを作成する必要があります。Microsoft Entra ID にログインして、アプリの登録 > 新規登録を選択します。

カスタムアプリケーションの作成

アプリケーションの登録画面では、アプリケーション名を入力し、サポートされているアカウントの種類で「シングルテナントのみ」を選択します。

カスタムアプリケーションの作成

そしてリダイレクトURL にはCData Arc やCData Sync のアラート設定画面に表示されているコールバックURL の値を登録します。

リダイレクトURLの設定

CData Arc の場合は以下より確認可能です。

コールバックURL値の確認

CData Sync の場合は以下より確認可能です。

コールバックURL値の確認

アプリケーションを登録したら、アプリケーション (クライアント) ID とディレクトリ (テナント) ID を控えておきます。

クライアントIdとテナントIdの確認

次に証明書とシークレットより、クライアントシークレットを作成します。

クライアントシークレットの作成

クライアントシークレットを作成して、表示された値の項目を控えておきます。クライアントシークレットの値は作成時にしか表示されないため、注意してください。

クライアントシークレットの作成

次にAPI のアクセス許可より、以下の「委任されたアクセス許可」を追加します。

  • offline_access

  • SMTP.Send

アクセス許可の設定

テナントによっては管理者の同意が必要な場合がありますので、合わせて管理者の同意も付与ください。

アクセス許可の設定

SMTP AUTH の有効化

またテナントによってはSMTP AUTH の有効化が必要な場合がございます。詳細は以下のMS 側のドキュメントも合わせてご確認ください。

Exchange Online で SMTP AUTH を有効または無効にする | Microsoft Learn

SMTP AUTH の設定

具体的には以下のように「認証済 SMTP」のチェックが必要となります。

SMTP AUTH の設定

CData Arc 側の設定

作成したカスタムアプリケーションを利用するために、接続設定から以下の設定を行います。

SMTP サーバー

smtp.office365.com

ポート

587

送信元

Outlook のメールアドレス

暗号化の種類

STARTTLS

認証の仕組み

OAuth 2.0

ユーザー

Outlook のメールアドレス

認証URL

https://login.microsoftonline.com/<ディレクトリ (テナント) id>/oauth2/v2.0/authorize

アクセストークンURL

https://login.microsoftonline.com/<ディレクトリ (テナント) id>/oauth2/v2.0/token

クライアントID

先ほど控えておいた「クライアントID」

クライアントシークレット

先ほど生成した「クライアントシークレット」

スコープ

offline_access https://outlook.office.com/SMTP.Send

必要な情報を入力した後は「認証」ボタンを押下します。

アラート設定

Microsoft のログイン画面が立ち上がりますので、接続設定に入力したユーザーでログインします。

アラート設定

認証に成功すると元の画面に戻りますので、接続設定を保存します。

アラート設定

そして「テストメールを送信」でメール送信が成功することを確認します。

アラート設定

CData Sync 側の設定

CData Sync の場合でもCData Arc と同様に接続設定から以下の設定を行います。

SMTP サーバー

smtp.office365.com

ポート

587

送信元

Outlook のメールアドレス

暗号化の種類

STARTTLS

認証の仕組み

OAuth 2.0

ユーザー

Outlook のメールアドレス

認証URL

https://login.microsoftonline.com/<ディレクトリ (テナント) id>/oauth2/v2.0/authorize

アクセストークンURL

https://login.microsoftonline.com/<ディレクトリ (テナント) id>/oauth2/v2.0/token

クライアントID

先ほど控えておいた「クライアントID」

クライアントシークレット

先ほど生成した「クライアントシークレット」

スコープ

offline_access https://outlook.office.com/SMTP.Send

「テストメールを送信」でメール送信が成功することを確認します。

アラート設定

まとめ

この記事では、Outlook(Exchange Online)をメール通知用のメールサーバーとして利用する方法をご紹介しました。

製品を試していただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。

CData - サポートフォーム

この記事では CData Arc™ - 26.1.9568.0 / CData Sync™ - 26.1.9516.0 を利用しています。