Salesforce Connectの料金は?コストを大幅削減する連携方法を解説

by Danielle Bingham, 加藤龍彦 | March 19, 2025 | Last Updated: July 24, 2026

翻訳者ノート

こんにちは!コンテンツチームの加藤です。

Salesforce Connectは外部データソースを増やすたびにライセンス費用が積み上がる仕組みで、成長中の企業ほど予算を圧迫しがちです。この記事では、追加ライセンスなしで複数の外部データソースをSalesforceへ連携する2つの方法をご紹介します。自社のアーキテクチャに合ったソリューション選びの参考にしてください。

Salesforceと複数の外部データソースを1つの接続で連携するイメージ図SalesforceはCRM市場で約21%のシェアを持つ巨人です。その売上高は、上位4社の競合を合計した数字さえ上回るというから驚きです。世界中で150,000社以上の企業がSalesforceを導入し、顧客管理や営業プロセスの効率化やシステム間のデータ連携に役立てています。

こうした企業の多くはSalesforce Connectを使ってクラウドやオンプレミスの外部データソースを連携し、Salesforceを起点として関連データへ統合的にアクセスできる環境を整えています。ただし、その代わりに支払うコストは、決して小さくないのではないでしょうか。

Salesforce Connectの料金は、接続する外部オブジェクトごとに発生します。つまり、外部データソース1つにつき1ライセンスが必要になる仕組みです。

Salesforceの公式アドオン価格表によれば、このライセンス費用は1接続あたりリスト価格で月額4,000ドル(年間48,000ドル)です。外部データソースが1つだけの企業であれば、高額ではあっても納得できる投資かもしれません。ですが、外部データソースを追加する必要が出るほど企業が成長すると、コストはあっという間に予算全体を圧迫してしまいます。

でもご安心ください。複数のライセンスを購入せずに、複数の外部データソースをSalesforceへ接続する方法があります。具体的に見ていきましょう。

Salesforce Connectの料金はどう決まる?

Salesforce Connectの料金は、連携したい外部データソースの数に応じて決まる従量制の仕組みです。Salesforceの公式アドオン価格表では、データソース1つ(1接続)につき、リスト価格で月額4,000ドル(年間48,000ドル)のライセンス費用が設定されています。

Salesforce Connectを使うと、外部データソースとの連携によって、Salesforce上でそのままリアルタイムにデータを確認できます。データ移行が不要なため、古い情報や誤ったデータ、意図しない重複といった問題を避けられるのも利点です。

Salesforce内でのデータアクセスは格段に楽になる一方、コスト面ではどれだけ潤沢な予算でも驚かされることがあります。料金は、連携したい外部データソースの数によって決まります。接続するデータソースが増えるほど、必要なライセンス数も増えていきます。Salesforce Connect以外にもリアルタイムデータへアクセスする方法はいくつかあるため、自社の要件に合わせて比較検討することをおすすめします。具体的な選択肢はSalesforceリアルタイムデータアクセス7選で詳しく解説しています。

たとえば、クラウド上のデータベース、オンプレミスの別のデータベース、ERPシステムという3つの外部データソースを連携したいとしましょう。この場合、3つの別々のライセンスを購入しなければなりません。連携するデータソースの数が増えると、コストがどう変わるかを整理したのが次の表です。

外部データソース数

Salesforce Connectのみ(年間)

CData併用(年間)

1つ

48,000ドル

48,000ドル+CData利用料

3つ

144,000ドル

48,000ドル+CData利用料

5つ

240,000ドル

48,000ドル+CData利用料

※金額はSalesforceの公式アドオン価格表(Salesforce Connect:1接続あたり月額4,000ドル)に基づく米国リスト価格での試算です。地域・エディションや契約条件によって実際の価格は変動します。

Salesforce Connect単体では、データソースを追加するたびにライセンス費用が積み上がります。一方、後述するCDataのソリューションを併用すれば、必要なSalesforce Connectライセンスは1つだけで済むため、データソースが増えても連携コストを一定に抑えられます。

Salesforceは広く使われているだけに、成長中の企業ほど「組み込みのオプションを使い続けるしかない」と思い込みがちです。事前にコスト増を見込んでいないと、想定外の費用急増に驚かされることになりかねません。

さらに、Salesforce Connectには費用面以外にも、導入前に押さえておきたい技術的な制約があります。

  • コールアウト制限:接続方式ごとにAPIコール数の上限があり、たとえばOData 4.0では1時間あたり2万リクエストが目安です。

  • 変更検知はリアルタイムではない:外部データの更新反映は5〜30分間隔のポーリングに依存し、即時反映ではありません。

  • フローの制限:外部オブジェクトのレコード変更をトリガーにしたレコードトリガーフローは作成できません。

これらの制約はデータソースを増やすほど運用の負担として効いてきます。CDataのソリューションを単一の接続として使えば、こうした制約を回避しながらコストも抑えられます。次章で具体的に見ていきましょう。

コスト増にどう対処する?CDataの解決策

Salesforce Connectでは、外部データソースが特定のプロトコルでデータを公開している必要があります。最も一般的なのはOData(Open Data Protocol)です。データソースのシステム自体がネイティブにODataへ対応しているか、OData APIとして公開されていなければなりません。詳細はこの記事では割愛します。

幸い、CDataには解決策があります。Salesforce Connectのエンドポイントを1つだけ使いながら、必要な接続をまとめて簡素化できるデータソリューションです。複数のSalesforce Connectライセンスを購入する代わりに、企業は外部データソースを単一の仮想的な接続に統合できます。

オンプレミス・クラウド・ERPなど、あらゆる外部データソースのデータを統合する層を作ることで、Salesforce側からは単一のデータソースにしか見えなくなります。もちろん、Salesforce Connectライセンスの購入を完全に避けることはできません。ただし、必要なのは1つだけです。

SAPやSharePointなど、すでにODataエンドポイントを備えているデータベースやアプリケーションもあります。一方、SQL ServerやOracleなどでは、クエリをOData互換フォーマットに変換する中間層が別途必要です。SQL Serverを例にした具体的な連携手順は、SQL Server連携手順ガイドで確認できます。CDataを使えば、その手間を簡単に回避できます。アーキテクチャやデータニーズに応じて選べる、2つのソリューションを用意しました。

Salesforce Connect単体とCData併用のライセンスコスト構造を比較した図。外部データソース3つを連携する場合、Salesforce Connect単体は年間144,000ドルかかるのに対し、CData併用なら必要なライセンスは1つだけで年間48,000ドル+CData利用料に固定できる。

ソリューション1:SaaSデータを最小コードで連携

既存のデータシステムをつなぎ、必要なデータを選んで素早くSalesforceに取り込みたいなら、CData Connect AIによるリアルタイムデータ接続が最適です。コーディングはほとんど、あるいはまったく不要で、数分で使い始められます。1つのライセンスだけで、外部データを最速でSalesforceに公開できる方法です。実際の画面操作を交えた設定手順は、CData Connect ハンズオンガイドでも確認できます。

そこから先は、Connect AIという単一のプラットフォームを使い、あらゆるデータソースを接続先への直接クエリでリンクできます。キャッシングとスケジュールクエリを活用すれば、Salesforceへの呼び出し回数も無理なく抑えられるでしょう。Connect AIは、SaaSシステムとSalesforceをつなぐ単一の仮想レイヤーだとイメージしてください。必要なデータを、必要な場所に届けます。

ソリューション2:OData APIで複数DBを統合

Salesforceと連携させたいデータの多くがデータベースやデータウェアハウスにある場合は、CData API Serverが理想的な選択肢です。任意のデータベースやデータウェアハウスからOData APIエンドポイントを構築し、複数のデータソースを1つのAPIへ統合できます。これにより、Salesforce Connectは複数の直接接続を持たなくても、必要なデータにアクセスできるという仕組みです。導入によるコスト削減効果の具体例は、API Serverでコストを大幅削減する方法でも紹介しています。

CData API Serverは統合アクセス層として機能し、複数のデータソースを単一のOData APIとして公開することで、必要なSalesforce Connectのアクセスポイントとライセンス数を削減します。データアクセスの使い勝手を保ったまま、連携のコスト効率を高められるのが強みです。

どちらを選ぶかの目安はシンプルです。連携したいデータの中心がSaaSやAPIならConnect AI、データベースやデータウェアハウスが中心ならAPI Serverが向いています。いずれもSalesforce Connectライセンスを1つに集約できる点は共通なので、自社のデータソース構成に合わせてコスト最適化しやすいほうを選べます。

たとえばあるクラウド会計SaaS企業では、営業チームが使い慣れたSalesforceのダッシュボードから、データウェアハウス上のデータをリアルタイムに参照したいというニーズがありました。CData API Serverで複数のデータを単一のOData APIとして公開した結果、新しい切り口のデータをSalesforce上で使えるようになるまでのリードタイムが、従来の約1週間から1〜2日へと短縮されています。

コスト削減以外に得られるメリットは?

複数のSalesforce Connectライセンスに縛られなくなれば、年間数万ドル規模の節約も見込めます。ただし、メリットはコスト削減だけにとどまりません。

スケーリングが簡単でシームレスに

成長する企業ほど、データニーズも比例して増えていくものではないでしょうか。CDataのソリューションが集中ハブとして機能するため、既存の接続変更やクエリの書き直し、連携ロジックの刷新なしに、新しい外部データソースをSalesforceへ追加できます。データエコシステムが拡大しても、プロセスは合理化されたまま一貫性を保てます。

データのコピーや移動が不要に

データは元の場所にとどまるため、複製や移行に伴う複雑さとリスクを抑えられるのがメリットです。チームは常に、単一の正確な情報源から最新のデータを使って作業を進められます。

IT管理がシンプルになる

CDataのソリューションは外部接続を一元管理するため、ITチームは個々の連携調整やトラブルシューティングにかける時間を削減できます。一元管理によるデータガバナンスとセキュリティ運用の合理化も見逃せないメリットです。

データ活用の幅が広がる

Salesforceで使う接続は、そのまま分析・レポーティング・ビジネスインテリジェンスなどにも活用できます。企業内のさまざまなチームが、ツールごとに個別の連携を構築することなく、同じリアルタイムデータへアクセスできる環境が整うのです。たとえばGoogle スプレッドシートから直接Salesforceデータを参照したい場合は、Google スプレッドシートでリアルタイム利用する方法も参考になります。

よりスマートでシンプルなSalesforce連携

CData Connect AIを使えば、すべての外部データを単一の接続でSalesforceに取り込める、高速かつコスト効率の良い方法が手に入るというわけです。400種類以上のデータソースに接続でき、複数ライセンスの購入を避けながら、チームに統一されたリアルタイムデータへのアクセスを提供できます。

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※本記事はCData US ブログThere is a Smarter (and Cheaper) Way to Integrate External Data into Salesforceの翻訳です。

外部データの一元連携をConnect AIで実践

Salesforce Connectは外部データソースが増えると費用もかさみます。CData Connect AIなら複数のデータソースを1つの接続に一元化し、追加ライセンスなしでリアルタイムデータを届けます。

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