
こんにちは。CData Software Japan の色川です。
先月、CData は「確信できるAI を支えるデータレイヤー(The data layer behind confident AI)」をメッセージとして掲げ、ブランドを大きくリニューアルしました。創業以来、データコネクティビティを中核としてきたCData は、AI 時代における「確信できるAI を支えるデータレイヤー」として、自らの役割を再定義しています。AI エージェントが実際の業務システムと安全かつ正確にやり取りできるようにするための「接続性(Connectivity)」「コンテキスト(Context)」「コントロール(Control)」の3つを柱とし、エンタープライズAI のインフラを支える存在へと進化しています。
CData Arc は、CData プラットフォームの中で「Data Integration(データ統合・連携)」のカテゴリに属し、「B2B 連携を担う統合プラットフォーム」としての役割をもつプロダクトです。直近のリリースであるCData Arc 2026(26.1)ではメジャーアップデートにふさわしく、Arc ネイティブでCData ドライバーの管理機能を搭載したことで実現した「データソースへの接続性強化」、新しく搭載されたAI コネクタを筆頭に「データの意味や文脈を推論できるAI 関連機能の強化」、Git バージョン管理や改ざん検知ログなど「エンタープライズ環境での設定・監査のコントロール強化」を中心とした大型アップデートになっています。
あらためて直近のリリースであるCData Arc 2026(26.1)で強化されたポイントをみると、それぞれの観点は多少異なれど、リブランド後のCData として掲げる「Connectivity(接続性)」「Context(コンテキスト)」「Control(コントロール)」の3C と呼応するアップデートになっています。CData ブランドとして提唱するこれらの柱は、「B2B 連携を支えるプラットフォーム」であるArc としての視点から見ても重要なテーマになっています。
この記事では、Arc プロダクトサイトのアップデート情報とともに、直近のリリースである「CData Arc 2026(26.1)の主な新機能」について、あらためてご紹介します。
プロダクトサイトのアップデート

CData としてのリブランドにあわせて、Arc のプロダクトサイトも、大きくアップデートされています。プロダクトサイトはもちろん、ヘルプドキュメントなども新たなブランドビジュアルで、より使いやすいコンテンツとしてアップデートされています。また、このタイミングで「ライセンスプラン」もよりシンプルで柔軟に選択いただきやすくなっています。新しくなったCData Arc の各種コンテンツをぜひご活用ください。

データソースへの接続性強化
今回のCData Arc 2026 リリースにおける大きなアップデートの1つが、新しく搭載された「CData ドライバー管理機能」を中心とした「データソースへの接続性強化」です。データソースへの豊富な接続性は従来からArc の大きな特徴の1つでしたが、今回のアップデートでそれがさらに強化されています。
CData ドライバー管理機能
CData ドライバー(CData Drivers)は、CData プラットフォームでコネクティビティ(接続性)を支えるCData の根幹とも言えるプロダクトで、業界最多級となる数百のデータソースをサポ-トしている接続コネクタです。Arc では、従来からCData ドライバーを組み合わせて対応データソースを拡張することができましたが、その構成管理はArc とは別のレイヤーで実施する必要がありました。今回のアップデートでは「CData ドライバー管理機能」の名が示すとおり、Arc の中で新しく利用したいデータソース向けのコネクタ構成管理を行うことができるように進化しており、コネクタのアップデート方法なども柔軟に選択・構成できるように強化されています。

Arc の「CData ドライバー管理機能」については「こちらの記事」で詳しくご紹介しています。あわせてごらんください。
Arc Cloud の大きな進化
Arc Cloud は「フルマネージドサービス版のCData Arc」です。今回の2026(26.1)アップデートにより、Arc Cloud 環境でも「CData ドライバー管理機能」を利用して、インストール版と同等の柔軟かつ強力な接続性が利用いただけるように大きく進化しました。従来はインストール版のArc でのみ実現できていた「CData ドライバーによる拡張が必要なシナリオ」が、Arc Cloud でも実現いただけるようになっています。CData が誇る「業界最多級のコネクティビティ」を、Arc Cloud においても余すところなく享受いただけるようになっています。

なお、今回のアップデートリリースでは、Arc が利用するすべてのCData ドライバーがv25 に更新されています。Arc Cloud をご利用いただいている方はもちろん、インストール版をご利用いただいている方にとっても、ドライバーを最新に保つプロセスが大幅に簡素化される嬉しいアップデートになっています。
データの意味や文脈を推論できる「AI 関連機能の強化」
2つ目の大きなアップデートが「AI 関連機能の強化」です。1つ前のアップデートである2025(25.3)で搭載された「AI アシストマッピング機能」に続き、今回のリリースではAI 関連機能がさらに大きく拡充され、Arc のAI 連携が本格的なステージに入りました。Arc に限らず、従来のデータ連携フローでは入力データに明示的に書かれた値をルールベースで処理することが基本でした。新しく搭載した「AI コネクタ」を筆頭とした「AI 関連機能」を活用すると、連携フローは「データに書かれた内容」を超え、推論によってデータの文脈を考え、意味に基づいた判断を下せるようになります。
CData が掲げる3C の内「Context(文脈)」は、Connect AI を中心に「AI に対してエンタープライズデータの意味や関係性、ビジネスルールを提供する(AI に文脈を渡す)」観点と言えますが、Arc の「AI コネクタ」はそれとは逆に「AI から文脈を受け取る」観点と言えるかもしれません。観点や機能性は異なりますが、どちらも、従来のデータ処理では苦手だった「データの意味(文脈)」を扱う概念・機構とも言えるでしょう。
AI コネクタの搭載
今回のアップデートで、データ連携フローの中でAI モデルを活用するための新しい専用コネクタである「AI コネクタ」が搭載されました。「AI コネクタ」の搭載により、連携フローの中でAI モデルを活用するシナリオをシンプルに構成することができます。例えば、連携フローの中で受け取ったデータに対してAI モデルによるテキスト分析や分類を行い、その結果に基づいて後続の処理を分岐させるといった、インテリジェントな連携フローの構築が可能になっています。B2B 連携の中にAI による判断や生成のステップを自然に組み込めるようになることで、業務プロセスの自動化が次のステージへと進化します。

XML Map(マッピングエディタ)でのAI プロンプトのカスタマイズ
前バージョンでArc のAI 関連機能として登場した「XML Map コネクタでのAI アシストマッピング」に、AI の動作をカスタマイズできる「AI プロンプトオーバーライド」機能が搭載されました。これにより、マッピング対象のデータの特性や業務要件に応じて、AI が提案するマッピングロジックの方向性を制御することができます。AI アシストマッピングの提案精度をさらに高めたい場合に活用いただける機能です。

LLM プロバイダーのサポ-ト拡充
AI 連携の基盤となるLLM プロバイダーも大きく拡充されました。今回のアップデートでは、Gemini、DeepSeek、Ollama Cloud およびOpenAI Compatible Provider(OpenAI 互換プロバイダー)が新たにサポートされています。従来からOpenAI とOllama LLM がサポートされていましたが、今回の拡充により、組織のポリシーや要件に応じてより幅広い選択肢からLLM プロバイダーを選択いただけるようになりました。AI モデルの選択は、AI 活用におけるパフォーマンス・コスト・データガバナンスに対する重要な意思決定です。データ連携プラットフォームにおける「多様なLLM プロバイダーへの対応」は、さまざまな要件に最適なAI 戦略を実現するための重要な土台と言えるでしょう。なお、この拡充は、新しい「AI コネクタ」はもちろん、25.3 で搭載された「AI アシストマッピング機能」においても活用いただけます。

Arc の「AI 関連機能の強化」については「こちらの記事」で詳しくご紹介しています。あわせてごらんください。
エンタープライズ環境での設定・監査のコントロール強化
企業における社内外のデータ連携を一貫して担うCData Arc にとって設定や構成の管理、コンプライアンス対応など、基盤としての「コントロール」は重要なテーマです。今回のアップデートでは、エンタープライズ環境での設定・監査に対する「コントロール性」が大きく強化されています。
Git バージョン管理
今回のアップデートで、Git リポジトリとの統合を通じてArc 設定のバージョン管理を可能にする「Git バージョン管理」機能が搭載されました。「Git バージョン管理」機能を使うと、Arc を利用するチームは設定の変更を追跡し、共同で作業し、開発・ステージング・本番などの環境間で設定をシンプルかつ安全に管理することができます。あわせて、Git バージョン管理の設定時に環境間で安全なキー転送を可能にするため、「管理API」にexport / importDataEncryptionKey アクションが追加されています。

Arc の「Git バージョン管理」については「こちらの記事」で詳しくご紹介しています。あわせてごらんください。
改ざん検知ログ
また「コントロール」の強化として、監査ログが変更されていないことを暗号的に検証する「改ざん検知ログ」機能が追加されました。この機能は、コンプライアンス要件に対応した監査証跡の整合性を確保するためのものです。この機能は、特に「監査ログの真正性が求められる業種・業界」でArc を利用いただいているお客さまにとって、大きな価値のあるアップデートです。

その他の新機能・機能改善
連携フローの管理・運用体験の進化
さまざまなデータ連携フローを「作って運用する」タイプの製品であるCData Arc にとって、管理・運用のしやすさは常に大切にしているテーマです。今回のアップデートでも、日常の管理・運用体験が向上するアップデートが複数含まれています。
新しいコネクタの搭載や既存コネクタの機能強化
また今回のリリースでは、新しいコネクタの搭載や主要コネクタの機能強化など、コネクタ群に対しても数多くのアップデートが実施されています。
その他にも、コネクタのUI やセキュリティ関連機構のアップデート、組み込みWeb サーバーのバージョンアップデート、各種デフォルト値やパフォーマンスの改善など、メジャーアップデートにふさわしく数多くの改善・強化が実施されています。
まとめ
この記事では、リブランドのタイミングで新しくなったWeb サイトなど「Arc の最新情報」とともに、直近のリリースであるCData Arc 2026(26.1)の主なアップデートについてあらためてご紹介しました。
今回ご紹介したアップデート内容から、CData ブランドが「確信できるAI を支えるデータレイヤー」の観点で掲げるメッセージ「Connectivity(接続性)」「Context(コンテキスト)」「Control(コントロール)」の3C が、B2B 連携を支えるプラットフォームというArc としての視点から見ても重要なテーマになっていることがイメージいただけたかと思います。
特にArc Cloud については従来までの接続性に関する制限が大きく緩和され、真の意味でさまざまなデータソース間の連携自動化をフルマネージドで実現できるB2B 連携プラットフォームへと進化しています。新たにArc Cloud をご検討いただくお客さまはもちろん、すでにArc Cloud をご利用いただいているお客さまも新しくなったCData Arc 2026(26.1)をぜひお試しください。
CData Arc 2026(26.1)では、他にも多くの機能強化・機能改善が施されています。詳しく知りたい方は「リリースノート」をぜひごらんください。
今回リリースされた新たなバージョンに限らず、現在ご利用のバージョンについても、設定や利用方法などご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
この記事では CData Arc™ 2026 - 26.1.9595 を利用しています