ドライバーとは?標準規格ベースのデータコネクティビティをわかりやすく解説

by Alex Pauncz, 翻訳:古川えりか | August 29, 2022 | Last Updated: February 16, 2026

What is a Driverいま、「データラッシュ」とも言える時代が到来しています。データドリブンなデジタル化を通じて、組織はかつてないスピードで業務を変革しています。

大企業が利用する SaaS ツールの数は平均 200 以上。10 年前のわずか 8 つから大幅に増加しました。さらに驚くべきことに、企業が管理するデータ量はこれらのツール全体で 14.6 ペタバイトを超え、2016 年以降、指数関数的な増加を続けています。

こうしたデータを活用するには、データベースとの間でデータを移動し、分析プラットフォームでアクセスし、アプリ開発ツールで利用するためのソリューションが不可欠です。データが 21 世紀の「新たな主役」だとすれば、データコネクティビティはそれを届ける重要なパイプラインです。

そこで登場するのがドライバーです。

ドライバーとは?

ドライバーとは、共通のデータベースインターフェースを利用してデータアクセスと連携をシンプルにするコネクタの一種です。ODBC や JDBC といった 25 年以上の歴史を持つ標準規格をベースに構築されています。

これらの標準規格は、近年登場した ADO.NET インターフェースとともに、BI・分析プラットフォームから ETL ソリューション、開発フレームワークまで、あらゆる種類のデータツールで幅広くサポートされています。アナリスト、ビジネスユーザー、開発者のいずれも、カスタムコードを書く代わりに、シンプルな UI や直感的な SQL クエリを通じてデータにアクセスできます。

CData Drivers が選ばれる理由

CData Drivers は、データコネクティビティの対象をデータベースだけにとどめません。リレーショナルデータベースに限らず、あらゆるデータに対して同じ標準インターフェースでアクセスできる点が大きな特長です。

たとえば、ビジネス部門のユーザーは、データを手動でエクスポートすることなく、普段使っている分析プラットフォームから Salesforce CRM などのデータを直接操作できるようになります。ETL(抽出、変換、ロード)ツールであれば、IT 部門にカスタムコードの開発を依頼しなくても、ERP からスムーズにデータを取得できます。

ドライバーは API の上に構築され、ユニバーサルなデータコネクティビティを実現します。SaaS アプリケーション、NoSQL データストア、ビッグデータソースなど、API を持つあらゆるデータへの標準的なアクセスを可能にすることで、CData Drivers は大幅な時間短縮を実現し、IT チームとビジネスユーザーの双方にセルフサービスのデータ活用をもたらします。

以下の動画では、CData テクノロジーエバンジェリストの Jerod Johnson が、CData Drivers の特長と、データアクセスやビジネスインサイトの獲得にどう役立つかを解説しています。

APIs:どこにでもあるが、統一されてはいない

API(Application Programming Interface)はあらゆる場所に存在します。市場に出回るほぼすべてのアプリケーション、データベース、データプラットフォームが API を提供しており、プログラム同士の通信を可能にしています。API はリクエストを受け取り、要求された情報をレスポンスとして返す、データ連携とアプリケーション連携の基本的な構成要素です。

しかし、API には以下のような課題があります。

1. プログラミングスキルが必要

名前のとおり「プログラミングインターフェース」です。API を活用するにはコードを書くスキルが必要で、API へのクエリに精通した開発者の存在が欠かせません。

2. API ごとに仕様が異なる

API はどこにでもありますが、標準化されているわけではありません。ある API で連携を構築した経験があっても、別の API との連携はゼロからのスタートになります。REST や SOAP といった規約が一定の一貫性を提供していますが、実際の実装は API ごとに大きく異なるのが現状です。

3. IT チームへの負担増

一般的な企業は 150 以上のソリューションを使用しており、それぞれが独自の API を持っています。すべての API に対応するコーディングの要求に、IT チームが追いつくのは容易ではありません。

4. 絶え間ない変更への対応

テクノロジースタック全体で API ベースのワークフローを構築できたとしても、もうひとつの課題が待っています。ソリューションプロバイダーは API を定期的にアップデート・変更するため、昨日まで動いていたワークフローが突然動かなくなることもあります。IT チームの貴重な時間がインテグレーションの保守だけに消えてしまいかねません。

ドライバーが API に SQL の標準をもたらす

SQL(Structured Query Language)は、データの世界の共通言語です。開発者、アナリスト、日常的にデータベースを扱うすべての人が SQL を知っています。ドライバーが提供する標準化されたコネクティビティでも、この SQL が使われます。

CData Drivers は、API を標準的な SQL レイヤーでラップすることで連携をシンプルにし、API に対して SQL でアクセスできるインターフェースを提供します。つまり、標準的な SQL クエリでデータにアクセスできるクライアント ― ツール、アプリケーション、プラットフォーム、個人を問わず ― であれば、API のフルパワーを連携に活用できるのです。

たとえるなら USB アダプター

この SQL ラッパーは、USB アダプターのようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。キーボード、マウス、外付けハードドライブといった周辺機器をコンピューターに接続するとき、USB ポートに差し込むだけで使えます。異なるデバイスであり、異なるメーカーが何年も隔てて製造したものであっても、USB という共通のインターフェースで通信するから問題なく動作するのです。

CData 標準規格ベースドライバーのメリット

CData は、Salesforce、Dynamics 365、HubSpot、QuickBooks、SQL Server をはじめとする 250 以上のデータソースに対応した標準規格ベースのドライバーを提供しています

IT チーム、アナリスト、開発者にとっての主なメリットは以下のとおりです。

1. ローコードで SQL アクセス

CData Drivers の最大のメリットは、シンプルかつローコードな SQL ベースのデータアクセスを実現できる点です。SQL を知っている人(あるいは SQL を扱えるツールを使っている人)であれば、組織内の誰もがデータ活用のエキスパートになれます。

2. 面倒な作業はすでに完了済み

CData は、250 以上の API それぞれに伴う複雑な実装作業をすでに完了しています。CData Drivers はすぐに使える状態で提供されるため、カスタマイズは不要です。

3. メンテナンスの負担から解放

API 対応に伴う追加作業やデータソースの増加から、開発者を解放できます。CData がすべてのドライバーに対して継続的なサポートとアップデートを提供するため、お客様側でのメンテナンスは不要。データワークフローが常に安定稼働する安心感を得られます。

4. より豊かなデータ体験

ドライバーは、API だけでは実現できない、より豊かなデータ体験を提供します。SQL は自己記述型の言語であり、SQL クエリを通じてアクセス先のデータベースにどんなオブジェクト、フィールド、メタデータがあるかを把握できます。データベースに直接クエリを投げるからこそ、利用可能なデータの全体像が見えるのです。

CData は標準規格ベースのデータコネクティビティにおけるリーダー

市場で最も幅広いコネクティビティ、最も豊かなデータ体験、そして実証された最高水準のパフォーマンスを提供する CData Software は、開発者、アナリスト、テクノロジープロバイダーから標準規格ベースのデータコネクティビティにおける業界リーダーとして広く認められています。その理由をぜひご覧ください

CData Drivers を今すぐお試しください

250 以上のデータソースに対応するドライバーライブラリをご覧いただき、30 日間の無償トライアルをダウンロードしてお試しください。

※本記事はCData US ブログ What is a Driver? Standards-Based Data Connectivity の翻訳です。