BIツールの広まりと共に「ダッシュボード」という言葉を耳にする機会が増えてきたように思います。
このダッシュボードとはいったい何者なのでしょう?
企業におけるダッシュボード
ダッシュボードとは、企業の運行状態を表示する掲示板のようなものです。
具体的には、企業にとって重要な指標(例:売上、来店者数、解約率など)をグラフなどの見やすい形で表示したものです。
ダッシュボードで企業の運行状態を常に表示することで、例えば売上の減少や来店者数の減少、解約率の向上といった問題にいち早く気づき、迅速な対処が可能になります。
言い換えると、ダッシュボードのない企業は企業の運行状態を把握しづらく、問題に気づくのが遅れ、その結果問題への対処も遅れてしまうといった可能性が考えられます。
会議があるからダッシュボードは不要?
「ダッシュボードが無くたって、定期的に会議を開いて情報共有しているから大丈夫!」
ですが、その会議で共有される運行状態って、今この瞬間の運行状態でしょうか?
前週や前月の数値からつくられた前週や前月の運行状態ではないでしょうか?
ダッシュボードなら今この瞬間の運行状態を把握することができます。
発生した問題に今この瞬間に気づけるか、翌週気づくか、翌月気づくかでは、問題への対処スピードに大きな差が生じそうです。
ダッシュボードのつくり方
「ならば、ダッシュボードつくるか!」となった場合、つくり方としては大きく2つあります。
ひとつは、ダッシュボード作成ツール(例:MotinonBoard、Power BI、Tableauなど)とEC サイトやPOS レジなどのデータソース(データ発生源)を直接つなぐ方法です。
もう一つは、データソースのデータをデータベースやデータウェアハウスへコピー(複製)、集約し、ダッシュボード作成ツールは集約したデータを活用する、いわゆるデータ基盤をつくる方法です。
それぞれ一長一短があり、どちらの方法がマッチするかはケース・バイ・ケースです。
いずれの方法をとるにせよ共通して言えるのは、データ接続・データ収集は手間がかかるということです。
データ接続・収集のむずかしさとその解決策は下記の記事でご紹介しています。あわせてご一読いただければうれしいです!
頑張らなくてもできるダッシュボードのつくり方|CData という選択肢を持とう!
ダッシュボードはVUCA 時代への適応力を高める
まとめますと、ダッシュボードのある企業・ない企業の違いは下表のとおりです。
| ダッシュボードのある企業 |
ダッシュボードのない企業 |
- 今この瞬間の企業の運行状態を常に把握できる
- 売上げの減少などの問題にいち早く気づくことができる
- 発生した問題に対して迅速な対処が可能
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- 今この瞬間の企業の運行状態を把握しづらい
- 売上げの減少などの問題に気づきにくい
- 発生した問題に対して迅速な対処がしにくい
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新型コロナウイルスの出現でそれまで誰も予想していなかったスピードで社会のデジタル化が進展したように、現代は未来予測がしづらく、物事の不確実性が高い、VUCA(Volatility(変動性)が高く、Uncertainty(不確実)、かつComplexity(複雑)でAmbiguity(曖昧))な時代と言われています。
このような時代においてダッシュボードの有無は問題発見のスピードや意思決定の質に影響を与えるなど、企業の存続を左右する要素のひとつになってくるのではないかな、と感じています