次世代ターミナル Warp と EnterpriseDB を MCP で接続(CData Connect AI)

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
次世代ターミナル Warp から EnterpriseDB のデータを操作する手順を解説。CData Connect AI の Remote MCP Server で接続を設定し、Warp Agent にリアルタイムの EnterpriseDB のデータを自然言語で操作させます。

Warp は、モダンなターミナルと AI エージェントを組み合わせたエージェント型の開発環境です。大規模言語モデル(LLM)との対話や Model Context Protocol(MCP) サーバーとの連携に対応しているため、ターミナルを離れることなく、エージェントから外部のリアルタイムデータソースにアクセスできます。

Warp 組み込みの MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Warp Agent はガバナンスの効いたリアルタイムの EnterpriseDB のデータにアクセスできるようになります。連携用のコードを書かなくても、EnterpriseDB のデータの探索や自然言語での質問、レコードの操作ができます。

この記事では、Connect AI での EnterpriseDB 接続の設定、Warp での CData MCP Server の設定、Warp Agent からリアルタイムの EnterpriseDB のデータを操作する方法の3点をご紹介します。

ステップ 1:Warp 用に EnterpriseDB への接続を設定

Warp から EnterpriseDB への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Warp からEnterpriseDB のデータを操作するために、まず Connect AI で EnterpriseDB のコネクションを作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. Connect AI での接続の追加
  3. Add Connection パネルから EnterpriseDB を選択
  4. データソースの選択
  5. EnterpriseDB に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。

    • Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
    • Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。

    オプションで、以下を設定することもできます。

    • Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

    Basic 認証による接続

    Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。

    • User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
    • Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。

    SSL 認証による接続

    SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
    • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Save & Test」をクリック
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
  8. 権限の更新

Personal Access Token の追加

Personal Access Token(PAT)は、Warp から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御をきめ細かく保つため、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
  4. 新しい PAT の作成
  5. 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません

EnterpriseDB のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Warp は Connect AI 経由で EnterpriseDB のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Warp で Connect AI を設定

続いて、Warp で Warp Agent を有効にし、LLM プロバイダーと Connect AI の MCP エンドポイントを設定します。これで、エージェントがリアルタイムデータのツールを検出・呼び出せるようになります。

  1. Warp をダウンロード・インストールし、Warp アカウントにサインアップまたはログインします
  2. ウィンドウ左上の Tabs panel アイコンをクリックするか、Ctrl + Shift + B を押します Warp で Tabs panel を開く
  3. Settings をクリックして Agents を展開し、Warp Agent を選択して Warp Agent のトグルをオンにします Settings で Warp Agent を有効化

LLM プロバイダーの設定

Warp Agent がプロンプトを解釈し、どの MCP ツールを呼び出すかを判断するには、LLM プロバイダーが必要です。お好みのプロバイダーの API キーを追加しましょう。

  1. 同じ Warp Agent ページで、Custom Inference セクションまでスクロールします
  2. 使用する LLM プロバイダー(OpenAI、Anthropic、Google など)の API キーを入力します Custom Inference で LLM の API キーを追加

Connect AI MCP Server の追加

  1. Agents の下にある MCP servers をクリックし、 Add をクリック Warp で新しい MCP サーバーを追加
  2. Add New MCP Server エディターに、以下の JSON 設定を貼り付けます:
    {
      "mcpServers": {
        "CData_Connect_AI": {
          "url": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp",
          "headers": {
            "Authorization": "Basic your_base64_encoded_email_PAT"
          }
        }
      }
    }

    注意:Connect AI のユーザーメールアドレスと PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、その文字列を Base64 エンコードして先頭に Basic を付けてください。例えば [email protected]:ABC123...XYZ の場合、ヘッダーの値は Basic dXNlckBteWRvbWFpbjphSzkvbVB4Mi9Rcjd2TjQ... のような値になります

    Connect AI MCP Server の設定
  3. Save をクリックして MCP サーバーを追加
  4. My MCPs に CData_Connect_AI が表示され、トグルが有効になっていてツールが利用可能な状態であることを確認します Warp で Connect AI MCP Server が有効になっていることを確認

MCP サーバーと LLM プロバイダーの設定が完了したので、Warp Agent は Connect AI 経由でリアルタイムの EnterpriseDB のデータを操作できる状態になりました。

ステップ 3:Warp Agent からリアルタイムの EnterpriseDB のデータを操作

それでは、Warp Agent で自然言語のプロンプトを使って、リアルタイムの EnterpriseDB のデータを探索してみましょう。

  1. 左ナビゲーションバーの アイコンをクリックし、Agent を選択 Warp で新しいエージェントの会話を開始
  2. データを操作するプロンプトを入力します。例:
    • CData_Connect_AI の MCP 接続で利用可能なデータソースを一覧表示して
    • EnterpriseDB で探索できる内容を教えて
    • EnterpriseDB のデータから最新のレコードを 5 件取得して
    Warp Agent にプロンプトを入力
  3. エージェントが Connect AI MCP Server を呼び出し、EnterpriseDB のデータをリアルタイムで取得して返します Warp Agent からリアルタイムデータを操作

これで Warp Agent が Connect AI MCP Server を呼び出し、Remote MCP ツールを通じてリアルタイムの EnterpriseDB のデータを操作できるようになりました。ここまでの操作はすべてターミナル上で完結します。

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