Meta MuseからIBM Cloud Object Storage のデータに連携する方法(Connect AI)
Muse は、Muse Spark モデルをベースに開発された Meta のパーソナル AI エージェントで、iOS、Android、Web で利用できます。リモートModel Context Protocol(MCP)サーバーに接続できるため、データソースを Muse に指定すればエージェント側でリアルタイムデータのツールを検出して呼び出せるようになります。
Muse を Remote MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Muse はガバナンスの効いたリアルタイムのIBM Cloud Object Storage のデータへアクセスできるようになります。自然言語のプロンプトでデータの探索、レコードの取得、オブジェクトの操作が行えます。なお、すべてのリクエストは認可されたデータソースに対して実行されます。
この記事では、Connect AI での IBM Cloud Object Storage 接続設定、Personal Access Token の生成、Muse での Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタの作成、そして Muse からリアルタイムIBM Cloud Object Storage データを操作する手順をご紹介します。
ステップ 1:Meta Muse 用に IBM Cloud Object Storage への接続を設定
Muse から IBM Cloud Object Storage への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Muse からIBM Cloud Object Storage のデータを操作するために、まず Connect AI で IBM Cloud Object Storage のコネクションを作成・設定していきましょう。
- Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
- Add Connection パネルから IBM Cloud Object Storage を選択
-
IBM Cloud Object Storage に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにCloud Object Storage のインスタンスを作成できます。
- IBM Cloud アカウントにログインします。
- Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。
API キー
API キーは以下の手順で取得できます。
- まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
- API キーページに移動します。
- 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。
Cloud Object Storage CRN
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
- Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
- IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
- ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
- CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
- 「Save & Test」をクリック
- Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
Personal Access Token の追加
Personal Access Token(PAT)は、Muse から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
- PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
- 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません
IBM Cloud Object Storage のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Muse は Connect AI 経由でIBM Cloud Object Storage のデータに接続する準備が整いました。
ステップ 2:Meta Muse で Connect AI MCP Server へのカスタムコネクタを作成
Muse には「MCP サーバーを追加する」ための設定フォームがありません。その代わり、Connect AI Remote MCP Server を指すカスタムコネクタを作ってほしい、と Muse に自然言語で依頼します。Connect AI Remote MCP Server は Streamable HTTP に対応した、ホスト型のパブリック HTTPS エンドポイントです。Muse は公式の MCP SDK を使ってセキュアな VM 上にコネクタを構築し、利用可能な Connect AI のデータツールを検出して呼び出します。
- iOS、Android、Web のいずれかで Muse を開き、新しいチャットを開始します
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Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタを作成するよう Muse に依頼します。その際、サーバーの URL と、エンドポイントが Streamable HTTP で動作するホスト型 MCP サーバーであることを伝えます。例:
CData Connect AI へのカスタムコネクタを作成してください。https://mcp.cloud.cdata.com/mcp で公開されている Streamable HTTP 対応のホスト型 MCP サーバーで、Authorization ヘッダーが必要です。
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Muse が資格情報の入力を求めてきたら、チャットとは別のセキュアな入力フローが開き、入力した値は Secure Credentials Store に保存されます。Authorization ヘッダーの値を Basic your_base64_encoded_email_PAT の形式で入力します
注意:Authorization の値は、email:PAT を Base64 エンコードし、先頭に Basic を付けたものです。この値は必ず Muse のセキュアな資格情報入力画面で入力し、チャット欄には絶対に入力しないでください。
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Muse が Connect AI MCP Server に接続し、利用可能なデータツールの一覧を表示します。カスタムコネクタの確認内容をチェックして Continue をクリックします。Muse から連携をスキルとして保存するか尋ねられたら yes を選択しておくと、以降のすべてのチャットでコネクタを利用できます
カスタムコネクタを保存すると、どのチャットからでも Connect AI のツールを使えるようになります。
ステップ 3:Meta Muse からリアルタイム IBM Cloud Object Storage のデータ を操作
連携設定が完了したら、Muse から自然言語のプロンプトでリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータを操作してみましょう。
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Muse のチャットで、Connect AI コネクタを使うプロンプトを入力します。例:
- CData Connect AI コネクタを使って、利用可能なコネクションを一覧表示して
- IBM Cloud Object Storage で利用可能なオブジェクトとフィールドを表示して
- IBM Cloud Object Storage から上位 5 件のレコードを取得して
- Sentinel のダイアログが表示されたら、ツールの呼び出しを承認します
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Muse が Connect AI MCP Server を呼び出し、IBM Cloud Object Storage のデータのリアルタイム結果を返します
これで Muse が Connect AI MCP Server と通信し、チャットから直接 Remote MCP ツールを通じてリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータを取得できるようになりました。
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