【ノーコード】SAS でLINE データを可視化・分析する方法

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
複雑なSAS × LINEの連携をノーコードで実現。SASからLINEへのデータアクセス方法からデータの取得・可視化まで詳しく解説。データサイエンス業務を大幅に効率化できます。



SAS は、高度なアナリティクス、多変量解析、BI、データ管理、予測分析のためのソフトウェアです。SAS とCData ODBC Driver for API を合わせて使うことで、SAS からリアルタイムLINE のデータへデータベースライクにアクセスできるようになり、レポーティング、分析能力を向上できます。本記事では、SAS でLINE のライブラリを作成し、リアルタイムLINE に基づいたシンプルなレポートを作成します。

CData ODBC ドライバーは、ドライバーに組み込まれた最適化されたデータ処理により、SAS でリアルタイムLINE のデータを送受信する場合に圧倒的なパフォーマンスを提供します。SAS からLINE に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をLINE に直接プッシュし、組み込みSQL エンジンを利用して、サポートされていない操作(一般的にはSQL 関数とJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、SAS でLINE を簡単にビジュアライズおよび分析できます。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. LINE をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにLINE のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてLINE の接続を設定、2.SAS 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとLINE への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからAPI ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

以下は、LINE に接続するための情報と、Windows およびLinux 環境でDSN を構成するためのステップです。

まず、Profile 接続プロパティをディスク上の LINE プロファイルの場所に設定します(例:C:\profiles\LINE.apip)。次に、ProfileSettings 接続プロパティを LINE の接続文字列に設定します(以下を参照)。

LINE API プロファイル設定

LINE Messaging API では、チャネルアクセストークンによる認証を使用します。チャネルアクセストークンは以下の手順で取得できます。

  1. https://developers.line.biz で LINE Developers コンソールにログインします。
  2. プロバイダーを選択し、Messaging API チャネルを開きます。
  3. 「Messaging API」タブに移動します。
  4. 「Channel access token」で「Issue」をクリックし、長期のチャネルアクセストークンを発行します。
  5. 発行されたトークンをコピーします。

チャネルアクセストークンを取得したら、以下の接続プロパティを設定します。

  • AuthScheme:APIKey に設定します。

ProfileSettings 接続プロパティには、以下を設定します。

  • APIKey:LINE のチャネルアクセストークンに設定します。

DSN を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって返される行数を制限するため、ビジュアライゼーション・レポートのデザイン時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

Windows

未指定の場合は、初めにODBC DSN(data source name)で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

Linux

Linux 環境にCData ODBC Driver for API をインストールする場合、ドライバーのインストールによりシステムDSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini) を編集し、必要な接続プロパティを定義することで、DSN を変更できます。

/etc/odbc.ini


[CData API Sys]
Driver = CData ODBC Driver for API
Description = My Description
Profile = C:\profiles\LINE.apip
ProfileSettings = 'APIKey = your_channel_access_token
'
AuthScheme = APIKey

これらの構成ファイルの使用に関する具体的な情報については、ヘルプドキュメントを参照してください。

SAS でLINE ライブラリを作成

CData ODBC Driver for API に基づくライブラリを追加することで、SAS でLINE に接続します。

  1. SAS を開き、[Explorer]ペインで[Libraries]を展開します。
  2. [Active Libraries]ウィンドウで右クリックし、[New]を選択します。
  3. ライブラリに名前を付け(odbclib)、Engine としてODBC を選択し、ライブラリをセッション間で保持する場合は[Enable at startup]をクリックします。
  4. Data Source を以前構成したDSN に設定し、[OK]をクリックします。 Creating a library for LINE in SAS.

LINE クエリからビューを作成

SAS は、ローコードのポイントアンドクリッククエリツールを使用するか、PROC SQL とカスタムSQL クエリのプログラムを使うことで、データのクエリをネイティブにサポートします。SAS でビューを作成すると、ビューがクエリされるたびに定義クエリが実行されます。これは、レポート、チャート、分析について常にリアルタイムLINE のデータにクエリを実行することを意味します。

クエリツールの使用

  1. SAS で[Tools]->[Query]と進みます。
  2. データをプルするテーブルソースとテーブルを選択し、[OK]をクリックします。 Selecting table(s) to visualize.
  3. カラムを選択し、右クリックしてフィルタリング、順序付け、グループ化などを追加します。 Selecting columns(s) to visualize and configuring the query.
  4. [SQL Query Tool]ウィンドウを右クリックして[Show Query]を選択し、[Create View]をクリックして、クエリの結果を含むローカルビューを作成します。ビューに名前を付け、[OK] をクリックします。 Create a local view to work with LINE のデータ.

PROC SQL の使用

  1. SAS で、[Editor]ウィンドウに移動します。
  2. PROC SQL を使用してデータをクエリし、ローカルビューを作成します。
    Note:このステップにより、[Work]ライブラリにビューが作成されます。オプションとして、create view ステートメントでライブラリを指定できます。
    proc sql;
      create view replymessagedelivery_view as
      select
        deliverydate,
        deliveredcount
      from
        odbclib.replymessagedelivery
      where
        DeliveryDate = '20240115';
    quit;
    
  3. [Run]->[Submit]とクリックしてクエリを実行し、ローカルビューを作成します。

SAS のLINE のデータに関するレポートまたはビジュアライズ

ローカルビューを作成すると、パワフルなSAS 機能を使用してLINE のデータをレポート、ビジュアライズ、またはその他の方法で分析できます。PROC PRINT を使用して簡単なレポートを印刷し、PROC GCHART を使用してデータに基づいた基本的なグラフを作成しましょう。

HTML を印刷

  1. SAS で、[Editor]ウィンドウに移動します。
  2. PROC PRINT を使用してLINE ReplyMessageDelivery データのHTML レポートを印刷します。
    proc print data=replymessagedelivery;
      title "LINE ReplyMessageDelivery Data";
    run;
    
    A simpleLINE のデータreport.

チャートを印刷

  1. SAS で、[Editor]ウィンドウに移動します。
  2. PROC GCHART を使用してReplyMessageDelivery データのチャートを作成します。
    proc gchart data=replymessagedelivery;
      pie deliverydate / sumvar=deliveredcount
          value=arrow
          percent=arrow
          noheading
          percent=inside plabel=(height=12pt)
          slice=inside value=none
          name='ReplyMessageDeliveryChart';
    run;
    
    A simpleLINE のデータchart.

LINE からSAS へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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