Meta MuseからPostgreSQL のデータに連携する方法(Connect AI)
Muse は、Muse Spark モデルをベースに開発された Meta のパーソナル AI エージェントで、iOS、Android、Web で利用できます。リモートModel Context Protocol(MCP)サーバーに接続できるため、データソースを Muse に指定すればエージェント側でリアルタイムデータのツールを検出して呼び出せるようになります。
Muse を Remote MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Muse はガバナンスの効いたリアルタイムのPostgreSQL のデータへアクセスできるようになります。自然言語のプロンプトでデータの探索、レコードの取得、オブジェクトの操作が行えます。なお、すべてのリクエストは認可されたデータソースに対して実行されます。
この記事では、Connect AI での PostgreSQL 接続設定、Personal Access Token の生成、Muse での Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタの作成、そして Muse からリアルタイムPostgreSQL データを操作する手順をご紹介します。
PostgreSQL とのデータ連携について
CData を使えば、PostgreSQL のリアルタイムデータに安全にアクセスして業務システムと連携が可能に。主に次のような用途で活用いただいてます。
- ODBC / JDBC / ADO.NET 経由での高速な読み書き(クエリプッシュダウンによるサーバー側処理)
- DSN方式・DSNレス接続文字列の両対応(コンテナやCI/CDパイプラインではDSNレス接続が扱いやすい傾向)
- UseSSL によるTLS接続の有効化と、SSLServerCertによるサーバー証明書検証
- バルク書き込み時はBatchSizeでバッチあたりの行数を調整し、大量データを効率処理
接続時によく出る詰まりどころは、クライアントとドライバーのビット数(32bit/64bit)の不一致です。Excelは既定で32bitのため、64bitドライバーしか入っていない環境では「driver not found」のようなエラーになりがちです。Power BI DesktopやSSIS本番環境は64bitで動作するため、開発機には両方のビット数のドライバーを入れておくと安全です。
社内ネットワークのPostgreSQLをファイアウォールを開放せずAIアシスタントから使いたい場合は、CData Connect AIの「Connect Gateway」が有効です。社内側から確立するアウトバウンドHTTPS接続のみでアクセスを仲介する構成のため、専用の読み取り専用ロールや接続プーリングと組み合わせてセキュリティ承認を得やすくなります。
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ステップ 1:Meta Muse 用に PostgreSQL への接続を設定
Muse から PostgreSQL への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Muse からPostgreSQL のデータを操作するために、まず Connect AI で PostgreSQL のコネクションを作成・設定していきましょう。
- Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
- Add Connection パネルから PostgreSQL を選択
-
PostgreSQL に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
PostgreSQL への接続には、Server、Port(デフォルトは5432)、Database、およびUser、Password のプロパティを設定します。Database プロパティが設定されない場合には、User のデフォルトデータベースに接続します。
パスワード方式によるSSH 接続
パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザー
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Password"
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHPassword: SSH パスワード
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=postgresql-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;公開鍵認証方式によるSSH 接続
公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザ
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Public_Key"
- SSHClientCertType: キーストアの種類
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=PostgreSQL-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHClientCertType=PEMKEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;
- 「Save & Test」をクリック
- Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
Personal Access Token の追加
Personal Access Token(PAT)は、Muse から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
- PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
- 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません
PostgreSQL のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Muse は Connect AI 経由でPostgreSQL のデータに接続する準備が整いました。
ステップ 2:Meta Muse で Connect AI MCP Server へのカスタムコネクタを作成
Muse には「MCP サーバーを追加する」ための設定フォームがありません。その代わり、Connect AI Remote MCP Server を指すカスタムコネクタを作ってほしい、と Muse に自然言語で依頼します。Connect AI Remote MCP Server は Streamable HTTP に対応した、ホスト型のパブリック HTTPS エンドポイントです。Muse は公式の MCP SDK を使ってセキュアな VM 上にコネクタを構築し、利用可能な Connect AI のデータツールを検出して呼び出します。
- iOS、Android、Web のいずれかで Muse を開き、新しいチャットを開始します
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Connect AI Remote MCP Server へのカスタムコネクタを作成するよう Muse に依頼します。その際、サーバーの URL と、エンドポイントが Streamable HTTP で動作するホスト型 MCP サーバーであることを伝えます。例:
CData Connect AI へのカスタムコネクタを作成してください。https://mcp.cloud.cdata.com/mcp で公開されている Streamable HTTP 対応のホスト型 MCP サーバーで、Authorization ヘッダーが必要です。
-
Muse が資格情報の入力を求めてきたら、チャットとは別のセキュアな入力フローが開き、入力した値は Secure Credentials Store に保存されます。Authorization ヘッダーの値を Basic your_base64_encoded_email_PAT の形式で入力します
注意:Authorization の値は、email:PAT を Base64 エンコードし、先頭に Basic を付けたものです。この値は必ず Muse のセキュアな資格情報入力画面で入力し、チャット欄には絶対に入力しないでください。
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Muse が Connect AI MCP Server に接続し、利用可能なデータツールの一覧を表示します。カスタムコネクタの確認内容をチェックして Continue をクリックします。Muse から連携をスキルとして保存するか尋ねられたら yes を選択しておくと、以降のすべてのチャットでコネクタを利用できます
カスタムコネクタを保存すると、どのチャットからでも Connect AI のツールを使えるようになります。
ステップ 3:Meta Muse からリアルタイム PostgreSQL のデータ を操作
連携設定が完了したら、Muse から自然言語のプロンプトでリアルタイムPostgreSQL のデータを操作してみましょう。
-
Muse のチャットで、Connect AI コネクタを使うプロンプトを入力します。例:
- CData Connect AI コネクタを使って、利用可能なコネクションを一覧表示して
- PostgreSQL で利用可能なオブジェクトとフィールドを表示して
- PostgreSQL から上位 5 件のレコードを取得して
- Sentinel のダイアログが表示されたら、ツールの呼び出しを承認します
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Muse が Connect AI MCP Server を呼び出し、PostgreSQL のデータのリアルタイム結果を返します
これで Muse が Connect AI MCP Server と通信し、チャットから直接 Remote MCP ツールを通じてリアルタイムPostgreSQL のデータを取得できるようになりました。
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