次世代ターミナル Warp と PostgreSQL を MCP で接続(CData Connect AI)
Warp は、モダンなターミナルと AI エージェントを組み合わせたエージェント型の開発環境です。大規模言語モデル(LLM)との対話や Model Context Protocol(MCP) サーバーとの連携に対応しているため、ターミナルを離れることなく、エージェントから外部のリアルタイムデータソースにアクセスできます。
Warp 組み込みの MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Warp Agent はガバナンスの効いたリアルタイムの PostgreSQL のデータにアクセスできるようになります。連携用のコードを書かなくても、PostgreSQL のデータの探索や自然言語での質問、レコードの操作ができます。
この記事では、Connect AI での PostgreSQL 接続の設定、Warp での CData MCP Server の設定、Warp Agent からリアルタイムの PostgreSQL のデータを操作する方法の3点をご紹介します。
PostgreSQL とのデータ連携について
CData を使えば、PostgreSQL のリアルタイムデータに安全にアクセスして業務システムと連携が可能に。主に次のような用途で活用いただいてます。
- ODBC / JDBC / ADO.NET 経由での高速な読み書き(クエリプッシュダウンによるサーバー側処理)
- DSN方式・DSNレス接続文字列の両対応(コンテナやCI/CDパイプラインではDSNレス接続が扱いやすい傾向)
- UseSSL によるTLS接続の有効化と、SSLServerCertによるサーバー証明書検証
- バルク書き込み時はBatchSizeでバッチあたりの行数を調整し、大量データを効率処理
接続時によく出る詰まりどころは、クライアントとドライバーのビット数(32bit/64bit)の不一致です。Excelは既定で32bitのため、64bitドライバーしか入っていない環境では「driver not found」のようなエラーになりがちです。Power BI DesktopやSSIS本番環境は64bitで動作するため、開発機には両方のビット数のドライバーを入れておくと安全です。
社内ネットワークのPostgreSQLをファイアウォールを開放せずAIアシスタントから使いたい場合は、CData Connect AIの「Connect Gateway」が有効です。社内側から確立するアウトバウンドHTTPS接続のみでアクセスを仲介する構成のため、専用の読み取り専用ロールや接続プーリングと組み合わせてセキュリティ承認を得やすくなります。
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ステップ 1:Warp 用に PostgreSQL への接続を設定
Warp から PostgreSQL への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Warp からPostgreSQL のデータを操作するために、まず Connect AI で PostgreSQL のコネクションを作成・設定していきましょう。
- Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
- Add Connection パネルから PostgreSQL を選択
-
PostgreSQL に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
PostgreSQL への接続には、Server、Port(デフォルトは5432)、Database、およびUser、Password のプロパティを設定します。Database プロパティが設定されない場合には、User のデフォルトデータベースに接続します。
パスワード方式によるSSH 接続
パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザー
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Password"
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHPassword: SSH パスワード
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=postgresql-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;公開鍵認証方式によるSSH 接続
公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。
- User: PostgreSQL のユーザ
- Password: PostgreSQL のパスワード
- Database: PostgreSQL の接続先データベース
- Server: PostgreSQL のサーバー
- Port: PostgreSQL のポート
- UserSSH: "true"
- SSHAuthMode: "Public_Key"
- SSHClientCertType: キーストアの種類
- SSHPort: SSH のポート
- SSHServer: SSH サーバー
- SSHUser: SSH ユーザー
- SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス
接続文字列形式では以下のようになります。
User=admin;Password=adminpassword;Database=test;Server=PostgreSQL-server;Port=5432;UseSSH=true;SSHClientCertType=PEMKEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;
- 「Save & Test」をクリック
- Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
Personal Access Token の追加
Personal Access Token(PAT)は、Warp から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御をきめ細かく保つため、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
- PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
- 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません
PostgreSQL のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Warp は Connect AI 経由で PostgreSQL のデータに接続する準備が整いました。
ステップ 2:Warp で Connect AI を設定
続いて、Warp で Warp Agent を有効にし、LLM プロバイダーと Connect AI の MCP エンドポイントを設定します。これで、エージェントがリアルタイムデータのツールを検出・呼び出せるようになります。
- Warp をダウンロード・インストールし、Warp アカウントにサインアップまたはログインします
-
ウィンドウ左上の Tabs panel アイコンをクリックするか、Ctrl + Shift + B を押します
-
Settings をクリックして Agents を展開し、Warp Agent を選択して Warp Agent のトグルをオンにします
LLM プロバイダーの設定
Warp Agent がプロンプトを解釈し、どの MCP ツールを呼び出すかを判断するには、LLM プロバイダーが必要です。お好みのプロバイダーの API キーを追加しましょう。
- 同じ Warp Agent ページで、Custom Inference セクションまでスクロールします
-
使用する LLM プロバイダー(OpenAI、Anthropic、Google など)の API キーを入力します
Connect AI MCP Server の追加
-
Agents の下にある MCP servers をクリックし、 Add をクリック
-
Add New MCP Server エディターに、以下の JSON 設定を貼り付けます:
{ "mcpServers": { "CData_Connect_AI": { "url": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp", "headers": { "Authorization": "Basic your_base64_encoded_email_PAT" } } } }注意:Connect AI のユーザーメールアドレスと PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、その文字列を Base64 エンコードして先頭に Basic を付けてください。例えば [email protected]:ABC123...XYZ の場合、ヘッダーの値は Basic dXNlckBteWRvbWFpbjphSzkvbVB4Mi9Rcjd2TjQ... のような値になります
- Save をクリックして MCP サーバーを追加
-
My MCPs に CData_Connect_AI が表示され、トグルが有効になっていてツールが利用可能な状態であることを確認します
MCP サーバーと LLM プロバイダーの設定が完了したので、Warp Agent は Connect AI 経由でリアルタイムの PostgreSQL のデータを操作できる状態になりました。
ステップ 3:Warp Agent からリアルタイムの PostgreSQL のデータを操作
それでは、Warp Agent で自然言語のプロンプトを使って、リアルタイムの PostgreSQL のデータを探索してみましょう。
-
左ナビゲーションバーの アイコンをクリックし、Agent を選択
-
データを操作するプロンプトを入力します。例:
- CData_Connect_AI の MCP 接続で利用可能なデータソースを一覧表示して
- PostgreSQL で探索できる内容を教えて
- PostgreSQL のデータから最新のレコードを 5 件取得して
-
エージェントが Connect AI MCP Server を呼び出し、PostgreSQL のデータをリアルタイムで取得して返します
これで Warp Agent が Connect AI MCP Server を呼び出し、Remote MCP ツールを通じてリアルタイムの PostgreSQL のデータを操作できるようになりました。ここまでの操作はすべてターミナル上で完結します。
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