Maps Import Wizardを使ったSterling B2B Integratorからの移行
Tangentiaは2003年以来、あらゆる規模の企業に向けて、大規模な自動化やB2B連携、デジタル統合など幅広いデジタルトランスフォーメーションソリューションを提供してきました。同社が提供するソリューションの中には、B2B/EDI文書交換からバックエンドのCRM、ERP、データベース統合まで網羅する、エンドツーエンドのEDI統合サービスも含まれています。
15年以上にわたるデジタルトランスフォーメーションの経験を持つTangentiaは、企業のサプライチェーン自動化やビジネス活動の効率化を支援し、信頼性・正確性・セキュリティの向上に貢献してきました。
課題:老朽化した技術からの脱却
同社は長年、顧客向けのエンドツーエンドの統合にIBMのSterling B2B Integratorを使用しており、AS2だけで月間最大20,000件のEDIトランザクションを処理していました。しかし、Sterling B2B Integratorの機能の制約により、顧客に提供できるソリューションの幅が大きく制限されていることが分かってきました。Sterling B2B Integratorで直面していた主な課題には、次のようなものがあります。
限定的なエラーロギング:IBM製品のエラーロギング機能が限られていたため、Tangentiaはトランザクション監視専任のチームを設ける必要があり、事業コストを大きく押し上げていました。
REST APIの欠如:REST APIが無いため、EDI-ERPやEDI-CRMのエンドツーエンド統合を柔軟に扱うことができませんでした。
限られたワークフロー機能:Sterlingがサポートしていない一般的なEDI処理を扱うため、Tangentiaは独自のC#・Pythonスクリプトを開発せざるを得ませんでした。
バックアップ機能の欠如:バックアップ機能が無く、エクスポート機能も限られていたため、基本的な冗長性を確保するために手作業での回避策を講じる必要がありました。
サードパーティアプリケーションとの統合を一切サポートしていないことが決定打となり、Tangentiaは、今後何年にもわたって拡大する顧客層に応え続けられる、より堅牢で柔軟なソリューションを探す必要があると判断しました。
Tangentiaが必要としていたのは、Sterling B2B Integratorを確実に置き換えられるソリューションだけでなく、拡大し続ける要件に対応できるスケーラビリティと柔軟性を備えたソリューションでした。そして何より重要だったのは、Sterlingからの移行プロセスを加速できるソリューションであることでした。
ソリューション:Maps Import Wizardを備えた柔軟でスケーラブルなESB
何百社もの幅広い顧客を持つグローバルなデジタルトランスフォーメーションソリューションプロバイダーとして、Tangentiaは以下の機能を備えた高度なソリューションを必要としていました。
Drummond認定のAS2、SFTPサーバーなどのファイル転送プロトコルに対応した、堅牢なマネージドファイル転送機能
ANSI X12およびEDIFACTファイルの自動EDI変換
ユーザーインターフェース内から利用できる、信頼性の高いERP・CRM・RDBMS接続
REST・SOAPリクエストを発行できるAPI機能
詳細なロギングとエラー特定プロセス
大量のトランザクションを処理できるスケーラビリティ
直感的なEDIマッピング機能と、時間を節約できるUI
信頼性が高く迅速なサポート
「Sterling B2B IntegratorにはAPI機能が無く、APIリクエストを送信するために数多くの独自C#スクリプトを書かなければなりませんでした。これがデータベースとの統合にも影響していました」と、TangentiaのB2B Technical LeadであるRushabh Dharwadkar氏は言います。「Sterlingから乗り換えたもう一つの理由は、エラーロギングが極めて限定的だったことです。エラー監視だけのために、7人体制の専任チームを置いていたほどです」
TangentiaはCData Arcに、Sterling B2B Integratorでできていたことすべて、そしてそれ以上のことができるソリューションを見出しました。実際、統合に使用していたカスタムスクリプトの数を大幅に削減し、APIからデータベース接続まですべてをCData Arc上で直接実装できるようになりました。
TangentiaはCData ArcのMaps Import Wizardを活用し、Sterlingからの移行プロセスを自動的かつ簡単に開始しました。
「プロジェクト全体で使用するマップの数を50%以上削減できました。これはエラーの減少につながっただけでなく、旧プラットフォームで大きな悩みの種だったエラー特定も容易になり、非常に有益でした」
成果:4か月で11件の移行、そしてさらに続く
Sterling B2B IntegratorからCData Arcへ切り替えたことで、Tangentiaはデジタルトランスフォーメーションプロジェクトを実現するためのツールセットを拡充し、CData Arcの直感的な設計とユーザーフレンドリーな構成により、プロジェクト自体の複雑さも軽減しました。
本記事執筆時点で、Tangentiaは4か月という期間で11社の顧客をSterlingからCData Arcへ移行しました。これは、これまでの所要期間と比べると驚くべき速さです。
「通常、Sterling Integratorで新規顧客を受け入れるには4〜5か月かかっていました。今ではCData Arcにより、既存の11プロジェクトすべてをおよそ4か月で移行でき、新規顧客の受け入れも2か月足らずで完了しています」とDharwadkar氏は述べています。
CData Arcはエラー監視プロセスを自動化することで、Tangentiaの収益向上にも貢献しています。エンジニアは手作業でのエラー監視にリソースを費やすのではなく、付加価値の高いデジタルトランスフォーメーションプロジェクトに集中できるようになりました。
そしておそらく最も重要な点として、CData Arcにより、Tangentiaは統合されたプラットフォーム上でエンドツーエンドのEDI統合を提供できるようになり、顧客のEDIコストを削減してその分を還元できるようになりました。CData Arcの手頃な料金の無制限EDIライセンスにより、わずかなコストで無制限のEDI処理が可能になっています。
次のステップ:CData Arcを活用したTangentia B2B Gateway
優れた機能性、複雑さの軽減、そしてより手頃な価格のEDIソリューションを手にしたTangentiaは、顧客に新たなサービスを提供する準備が整いました。中でも注目すべきは、CData Arcを活用したTangentia B2B Gatewayです。
「最新のサービスは、Tangentia B2B Gatewayと呼ばれるオンラインポータルです。これにより、ユーザーは単一のCData Arcインスタンスだけで動くオンラインポータル上で、EDI文書を完全にオンラインでやり取りできます。現在、月間20,000件以上のファイルを処理しており、今後もさらに規模を拡大し、処理件数を増やしていく予定です」