Microsoft Entra ID のデータをPythonのpetlでETL処理する方法|CData Connect AI
CData Connect AI の Python SDK と petl フレームワークを使うと、Microsoft Entra ID のデータをローカルにドライバーをインストールすることなく、Pythonで直接抽出・変換・ロードするETLパイプラインを構築できます。パーソナルアクセストークンで接続し、数行のコードで設定完了です。
Python は豊富なモジュールのエコシステムを備えているため、素早く作業に取りかかり、システムをより効果的に連携できます。CData Connect AI Python SDK と petl フレームワークを使えば、Microsoft Entra ID のデータを抽出・変換して CSV などに出力する Microsoft Entra ID 連携のアプリケーションやパイプラインを構築できます。この記事では、Connect AI に接続し、petl を使ってMicrosoft Entra ID のデータを抽出・変換し、CSV ファイルに書き出す方法をご紹介します。
Connect AI Python SDK(cdata-connect-ai)は DB-API 2.0(PEP 249)に準拠したクライアントなので、petl は etl.fromdb を使って SDK の接続から直接読み取れます。ソースごとにドライバーをインストールする必要はありません。パーソナルアクセストークンで接続して、パイプラインを構築しましょう。
Python + petl でできること
Microsoft Entra ID データの定期抽出パイプライン構築
SQL クエリで取得した Microsoft Entra ID のレコードを petl の etl.fromdb で抽出し、etl.sort などの変換処理をはさんでから CSV に書き出す、軽量な ETL パイプラインを構築できます。
複数データソースとの統合分析
DB-API 2.0 準拠のクライアントなので、同じコードパターンで Microsoft Entra ID 以外のデータソースにも接続でき、petl 上で結合・整形してから任意の出力先にロードできます。
Microsoft Entra ID への書き戻し処理の自動化
書き込みに対応した権限を持つ PAT で接続していれば、cursor.executemany を使ったバッチ INSERT により、変換済みデータを Microsoft Entra ID に自動で書き戻す処理を組み込めます。
Connect AI で Microsoft Entra ID に接続する方法は?
CData Connect AI では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインし、Sources をクリックして、 Add Connection をクリックします
- 「Add Connection」パネルから「Microsoft Entra ID」を選択します
-
Microsoft Entra ID に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Microsoft Entra ID は、Entra ID(Azure AD)、Azure サービスプリンシパル、またはManaged Service Identity(MSI)による認証をサポートします。 認証手順は、ヘルプドキュメントの「Microsoft Entra ID への認証」セクションを参照してください。
- 「Save & Test」をクリックします
- 「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する
Python SDK は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使って Connect AI に認証します。アクセスの粒度を保つために、アプリケーションごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、設定ページを開きます。
- 設定ページの Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします。
- PAT に名前を付けて Create をクリックします。

- パーソナルアクセストークンは作成時にのみ表示されます。必ずコピーして安全な場所に保管してください。
必要なモジュールをインストールする方法は?
pip ユーティリティを使って、SDK と petl フレームワークをインストールします。
pip install cdata-connect-ai pip install petl
Python で Microsoft Entra ID のデータの ETL アプリを構築する方法は?
必要なモジュールをインストールしたら、ETL アプリを構築する準備は完了です。以下にコードスニペットを紹介しますが、完全なソースコードは記事の末尾に掲載しています。
まずモジュールをインポートし、アカウントのメールアドレスと PAT で Connect AI に接続します。
import petl as etl
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
Microsoft Entra ID をクエリする SQL ステートメントを作成する方法は?
SQL を使って、Microsoft Entra ID をクエリするステートメントを作成します。この記事では、Domains エンティティからデータを読み取ります。識別子は <Connection>.<Schema>.<Table> という3つの部分で構成されており、接続名はデフォルトでソース名(例:AzureAD1)になります。
sql = (
"SELECT id, availabilityStatus "
"FROM [AzureAD1].[AzureAD].[Domains] "
"WHERE isVerified = 'TRUE'"
)
Microsoft Entra ID のデータの抽出・変換・ロードを実装する方法は?
接続とクエリが準備できたら、petl を使ってMicrosoft Entra ID のデータを抽出・変換・ロードします。この例では、Microsoft Entra ID のデータを抽出し、availabilityStatus カラムでデータを並べ替えて、CSV ファイルにロードします。
table1 = etl.fromdb(conn, sql) table2 = etl.sort(table1, 'availabilityStatus') etl.tocsv(table2, 'domains_data.csv')
新しい行を Microsoft Entra ID に書き戻す方法は?
Microsoft Entra ID が書き込みに対応している場合は、バッチ INSERT で行を書き戻せます。SDK の executemany は、@name のプレースホルダーと、1行につき1つのパラメータ辞書のリストを受け取ります。
cur = conn.cursor()
cur.executemany(
"INSERT INTO [AzureAD1].[AzureAD].[Domains] (id, availabilityStatus) "
"VALUES (@val1, @val2)",
[
{"@val1": "New value 1", "@val2": "New value 1"},
{"@val1": "New value 2", "@val2": "New value 2"},
],
)
print(f"Rows inserted: {cur.rowcount}")
conn.close()
注意:書き込み可能なソースであっても、読み取り専用の PAT や接続権限では書き込み操作は拒否されます。
CData Connect AI Python SDK を使えば、petl のような ETL パッケージでのデータへの直接アクセスも含め、通常のデータベースと同じようにMicrosoft Entra ID のデータを扱えます。
関連情報と無料トライアル
これで、CData Connect AI Python SDK を使って、petl でリアルタイムのMicrosoft Entra ID のデータをパイプライン処理できるようになりました。Microsoft Entra ID(および数百種類のその他のデータソース)への接続について詳しくは、Connect AI のページをご覧ください。
CData Connect AI の詳細、または無料トライアルにお申し込みください:
完全なソースコード
import petl as etl
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
sql = (
"SELECT id, availabilityStatus "
"FROM [AzureAD1].[AzureAD].[Domains] "
"WHERE isVerified = 'TRUE'"
)
table1 = etl.fromdb(conn, sql)
table2 = etl.sort(table1, 'availabilityStatus')
etl.tocsv(table2, 'domains_data.csv')
cur = conn.cursor()
cur.executemany(
"INSERT INTO [AzureAD1].[AzureAD].[Domains] (id, availabilityStatus) "
"VALUES (@val1, @val2)",
[
{"@val1": "New value 1", "@val2": "New value 1"},
{"@val1": "New value 2", "@val2": "New value 2"},
],
)
print(f"Rows inserted: {cur.rowcount}")
conn.close()