次世代ターミナル Warp と Microsoft Dataverse を MCP で接続(CData Connect AI)

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
次世代ターミナル Warp から Microsoft Dataverse のデータを操作する手順を解説。CData Connect AI の Remote MCP Server で接続を設定し、Warp Agent にリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを自然言語で操作させます。

Warp は、モダンなターミナルと AI エージェントを組み合わせたエージェント型の開発環境です。大規模言語モデル(LLM)との対話や Model Context Protocol(MCP) サーバーとの連携に対応しているため、ターミナルを離れることなく、エージェントから外部のリアルタイムデータソースにアクセスできます。

Warp 組み込みの MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Warp Agent はガバナンスの効いたリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータにアクセスできるようになります。連携用のコードを書かなくても、Microsoft Dataverse のデータの探索や自然言語での質問、レコードの操作ができます。

この記事では、Connect AI での Microsoft Dataverse 接続の設定、Warp での CData MCP Server の設定、Warp Agent からリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを操作する方法の3点をご紹介します。

Microsoft Dataverse とのデータ連携について

CData を使えば、Microsoft Dataverse(旧 Common Data Service)のリアルタイムデータへのアクセスと統合を簡単に実現できます。CData の接続機能は、主に次のような用途で活用されています。

  • Dataverse エンティティと Dataverse システムテーブルの両方への、必要なデータに絞ったアクセス
  • Microsoft Entra ID、Azure マネージド サービス ID 認証情報 (クレデンシャル)、クライアントシークレットまたは証明書を使用した Azure サービスプリンシパルなど、さまざまな方法による Microsoft Dataverse への安全な認証
  • SQL ストアドプロシージャによる Microsoft Dataverse エンティティの管理(エンティティ間の関連付けの一覧表示・作成・削除など)

CData のお客様は、データをデータウェアハウスにレプリケートしたい場合(他のデータソースと併せて)や、Microsoft エコシステム内のお気に入りのデータツール(Power BI、Excel など)または外部ツール(Tableau、Looker など)からリアルタイム Dataverse データを分析したい場合など、さまざまな理由で当社の Dataverse 接続ソリューションを使用しています。

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ステップ 1:Warp 用に Microsoft Dataverse への接続を設定

Warp から Microsoft Dataverse への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Warp からMicrosoft Dataverse のデータを操作するために、まず Connect AI で Microsoft Dataverse のコネクションを作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. Connect AI での接続の追加
  3. Add Connection パネルから Microsoft Dataverse を選択
  4. データソースの選択
  5. Microsoft Dataverse に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、以下のとおりです。

    • InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定します。
    • OrganizationUrl: 接続先の組織のURL、例えばhttps://organization.crm.dynamics.com などに設定。
    • Tenant (optional): デフォルトと異なるテナントに認証したい場合は、これを設定します。これは、デフォルトのテナントに所属していない組織と連携するために必要です。

    接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、CData 製品にアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Save & Test」をクリック
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
  8. 権限の更新

Personal Access Token の追加

Personal Access Token(PAT)は、Warp から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御をきめ細かく保つため、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
  4. 新しい PAT の作成
  5. 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません

Microsoft Dataverse のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Warp は Connect AI 経由で Microsoft Dataverse のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Warp で Connect AI を設定

続いて、Warp で Warp Agent を有効にし、LLM プロバイダーと Connect AI の MCP エンドポイントを設定します。これで、エージェントがリアルタイムデータのツールを検出・呼び出せるようになります。

  1. Warp をダウンロード・インストールし、Warp アカウントにサインアップまたはログインします
  2. ウィンドウ左上の Tabs panel アイコンをクリックするか、Ctrl + Shift + B を押します Warp で Tabs panel を開く
  3. Settings をクリックして Agents を展開し、Warp Agent を選択して Warp Agent のトグルをオンにします Settings で Warp Agent を有効化

LLM プロバイダーの設定

Warp Agent がプロンプトを解釈し、どの MCP ツールを呼び出すかを判断するには、LLM プロバイダーが必要です。お好みのプロバイダーの API キーを追加しましょう。

  1. 同じ Warp Agent ページで、Custom Inference セクションまでスクロールします
  2. 使用する LLM プロバイダー(OpenAI、Anthropic、Google など)の API キーを入力します Custom Inference で LLM の API キーを追加

Connect AI MCP Server の追加

  1. Agents の下にある MCP servers をクリックし、 Add をクリック Warp で新しい MCP サーバーを追加
  2. Add New MCP Server エディターに、以下の JSON 設定を貼り付けます:
    {
      "mcpServers": {
        "CData_Connect_AI": {
          "url": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp",
          "headers": {
            "Authorization": "Basic your_base64_encoded_email_PAT"
          }
        }
      }
    }

    注意:Connect AI のユーザーメールアドレスと PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、その文字列を Base64 エンコードして先頭に Basic を付けてください。例えば [email protected]:ABC123...XYZ の場合、ヘッダーの値は Basic dXNlckBteWRvbWFpbjphSzkvbVB4Mi9Rcjd2TjQ... のような値になります

    Connect AI MCP Server の設定
  3. Save をクリックして MCP サーバーを追加
  4. My MCPs に CData_Connect_AI が表示され、トグルが有効になっていてツールが利用可能な状態であることを確認します Warp で Connect AI MCP Server が有効になっていることを確認

MCP サーバーと LLM プロバイダーの設定が完了したので、Warp Agent は Connect AI 経由でリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを操作できる状態になりました。

ステップ 3:Warp Agent からリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを操作

それでは、Warp Agent で自然言語のプロンプトを使って、リアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを探索してみましょう。

  1. 左ナビゲーションバーの アイコンをクリックし、Agent を選択 Warp で新しいエージェントの会話を開始
  2. データを操作するプロンプトを入力します。例:
    • CData_Connect_AI の MCP 接続で利用可能なデータソースを一覧表示して
    • Microsoft Dataverse で探索できる内容を教えて
    • Microsoft Dataverse のデータから最新のレコードを 5 件取得して
    Warp Agent にプロンプトを入力
  3. エージェントが Connect AI MCP Server を呼び出し、Microsoft Dataverse のデータをリアルタイムで取得して返します Warp Agent からリアルタイムデータを操作

これで Warp Agent が Connect AI MCP Server を呼び出し、Remote MCP ツールを通じてリアルタイムの Microsoft Dataverse のデータを操作できるようになりました。ここまでの操作はすべてターミナル上で完結します。

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