【ノーコード】MySQL にGoogle Cloud Storage のデータを連携・統合する方法

宮本航太
宮本航太
プロダクトスペシャリスト
非エンジニアでも3ステップでMySQL にGoogle Cloud Storage のデータを統合し、データ分析基盤の構築する方法を紹介。ノーコードETL / ELT ツールCData Sync を使ってノンプログラミングでデータ連携を自動化。CDCにも対応。



CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをMySQL をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードで統合・レプリケーション(複製)が可能なETL / ELT ツールです。本記事では、Google Cloud Storage のデータをCData Sync を使ってMySQL に統合するデータパイプラインを作っていきます。MySQL は、オンプレミスのMySQL のほかAWS RDS やGoogle Cloud SQL などクラウド上のMySQL にもレプリケーションが可能です。

CData Sync とは?

CData Sync の概要画像

CData Sync は、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、社内のデータを一か所に統合して管理できるデータ基盤をノーコードで構築できるETL ツールで、以下の特徴を持っています。

  1. Google Cloud Storage をはじめとする数百種類のSaaS / DB データに対応
  2. MySQL など多くのRDB、データレイク、データストア、データウェアハウスに同期可能
  3. 業務データのデータ分析基盤へのETL / ELT 機能に特化し、極限まで設定操作をシンプルに
  4. 主要なSaaS データの差分更新やCDC(Change Data Capture、変更データキャプチャ)のサポート
  5. フレキシブルなSQL / dbt 連携での取得データの変換

CData Sync では、1.データソースとしてGoogle Cloud Storage の接続を設定、2.同期先としてMySQL の接続を設定、3.Google Cloud Storage からMySQL へのレプリケーションジョブの作成、という3つのステップだけでレプリケーション処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。

1.データソースとしてGoogle Cloud Storage の接続を設定

まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は本記事の製品リンクからCData Sync をクリックして、30日の無償トライアルとしてCData Sync をインストールしてください。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。

それでは、データソース側にGoogle Cloud Storage を設定していきましょう。左の[接続]タブをクリックします。

  1. [+接続の追加]ボタンをクリックします。 コネクションの追加。
  2. [データソース]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、Google Cloud Storage を見つけます。
  3. Google Cloud Storage の右側の[→]をクリックして、Google Cloud Storage アカウントへの接続画面を開きます。もし、Google Cloud Storage のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 データソースの追加。
  4. 接続プロパティにGoogle Cloud Storage に接続するアカウント情報を入力をします。

    Google Cloud Storage ソースコネクタは、OAuth、OAuth PKCE、OAuth JWT、GCP Instance Account 認証をサポートしています。

    OAuth(ユーザーアカウント)

    OAuth カスタム認証情報で接続するには、以下のプロパティを設定してください:

    • Auth SchemeOAuth を選択。
    • OAuth Version:使用する OAuth バージョンを選択。デフォルトは 2.0。
    • (任意)Scope:アプリケーションへのアクセス範囲を指定。
    • (任意)OAuth Authorization URLOAuth Access Token URLOAuth Refresh Token URL:必要に応じてデフォルトのエンドポイントを上書き。

    接続すると、Google Cloud Storage の OAuth エンドポイントがデフォルトブラウザで開きます。ログインしてアクセス許可を付与すると、OAuth フローが完了します。

    OAuth JWT(サービスアカウント)

    サイレント認証または組織全体への委任アクセスには、Google Cloud でサービスアカウントを作成し、バケットまたはプロジェクトに必要な権限を付与して、カスタム OAuth アプリケーションを登録し、証明書ファイル(.p12 または .pfx)をダウンロードしてから、以下を設定してください:

    • Auth SchemeOAuthJWT を選択。
    • OAuth JWT Cert:JWT 証明書ストアのパス。
    • OAuth JWT Cert Type:キーストアの種類。デフォルトは PEMKEY_BLOB
    • OAuth Client IdOAuth Client Secret:登録済み OAuth アプリケーションの値。
    • (任意)OAuth JWT Cert PasswordOAuth JWT Cert SubjectOAuth JWT SubjectOAuth JWT Subject TypeOAuth JWT Public Key Id:委任アクセスおよび証明書設定用。

    OAuth PKCE および GCP Instance Account 認証については、ヘルプドキュメントをご参照ください。

    データソースの追加。
  5. [作成およびテスト]をクリックして、正しくGoogle Cloud Storage に接続できているかをテストして保存します。これでレプリケーションのデータソースとしてGoogle Cloud Storage への接続が設定されました。

2.同期先としてMySQL の接続を設定

次に、Google Cloud Storage のデータを書き込む先(=同期先)として、MySQL を設定します。同じく[接続]タブを開きます。

  1. [+接続の追加]ボタンをクリックします。
  2. [同期先]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、MySQL を見つけます。
  3. MySQL の右側の[→]をクリックして、MySQL データベースへの接続画面を開きます。もし、MySQL のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 MySQL を同期先にに設定。
  4. 必要な接続プロパティを入力します。MySQL との接続には、以下のプロパティが必要です:
    • Server: 接続先のIP アドレスもしくはドメイン名。
    • Port: サーバーのポート。
    • User: データベースのread / write アクセスが可能なusername。
    • Password: データベースのread / write アクセスが可能なユーザーのpassword。
    • Database: データベース名。
  5. [作成およびテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします。
  6. これで同期先としてMySQL を設定できました。CData Sync では、MySQL のデータベース名を指定するだけで、同期するGoogle Cloud Storage に併せたテーブルスキーマを自動的にCREATE TABLE してくれます。同期データに合わせたテーブルを事前に作成するなどの面倒な手順は必要ありません。もちろん、既存テーブルにマッピングを行いデータ同期を行うことも可能です。

3.Google Cloud Storage からMySQL へのレプリケーションジョブの作成

CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、Google Cloud Storage からMySQL という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[+ジョブを追加]ボタンをクリックします。 ジョブの一覧

[ジョブを追加]画面が開き、以下を入力します:

  1. 名前:ジョブの名前
  2. データソース:ドロップダウンリストから先に設定したGoogle Cloud Storage を選択
  3. 同期先:先に設定したMySQL を選択
データソースの設定Salesforce の例)。

すべてのオブジェクトをレプリケーションする場合

Google Cloud Storage のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、[種類]セクションで[すべて同期]を選択して、[タスクを追加]ボタンで確定します。

作成したジョブ画面で、右上の[▷実行]ボタンをクリックするだけで、全Google Cloud Storage テーブルのMySQL への同期を行うことができます。

オブジェクトを選択してレプリケーションする場合

Google Cloud Storage から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。[種類]セクションでは、[標準(個別設定)]を選んでください。

次に[ジョブ]画面で、[タスク]タブをクリックし、[タスクを追加]ボタンをクリックします。 ジョブへのタスク追加Salesforce の例)。

するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。[タスクを追加]ボタンで確定します。

タスク選択(Salesforce の例)。

作成したジョブ画面で、[▷実行]ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。 作成したジョブの実行(Salesforce の例)。

このようにとても簡単にGoogle Cloud Storage からMySQL への同期を行うことができました。 MySQL へのレプリケーションの成功。

CData Sync の主要な機能を試してみる:スケジューリング・差分更新・ETL

ジョブのスケジュール起動設定

CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の[概要]タブから[スケジュール]パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[間隔]と同期時間の[毎時何分]を設定し、[保存]を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。 スケジュール実行設定。

差分更新

CData Sync では、主要なデータソースでは、差分更新が可能です。差分更新では、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。

差分更新を有効化するには、ジョブの[概要]タブから「差分更新」パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[開始日]と[レプリケーション間隔]を設定して、[保存]します。

SQL での取得データのカスタマイズ

CData Sync は、デフォルトではGoogle Cloud Storage のオブジェクト / テーブルをそのままMySQL に複製しますが、ここにSQL、またはdbt 連携でのETL 処理を組み込むことができます。テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションしたり、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。

ジョブの[概要]タブ、[タスク]タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の[▶]の左側のメニューをクリックし、[編集]を選びます。タスクの編集画面が開きます。

UI からカラムを選択する場合には、[カラム]タブから[マッピング編集]をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。

SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、[クエリ]タブをクリックし、REPLICATE [テーブル名]の後に標準SQL でフィルタリングを行います。 レプリケーションのカスタマイズ設定。

Google Cloud Storage からMySQL へのデータ同期には、ぜひCData Sync をご利用ください

このようにノーコードで簡単にGoogle Cloud Storage のデータをMySQL にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。

日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。

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詳細はこちら、または無料トライアルにお申し込みください:

CData Sync