HubDB のデータでDash Webアプリを作る方法(Connect AI + Python)
CData Connect AI の Python SDK(DB-API 2.0準拠)を使うと、pandas と Dash でリアルタイムのHubDB のデータを可視化する Web アプリを、個別ドライバー不要で構築できます。接続・モジュールインストール・アプリ構築の3ステップで、約10分で完成します。
Python は豊富なモジュールのエコシステムを備えているため、素早く作業に取りかかり、システムをより効果的に連携できます。CData Connect AI Python SDK、pandas モジュール、そして Dash フレームワークを使えば、HubDB のデータを扱う HubDB 連携の Web アプリケーションを構築できます。この記事では、Connect AI に接続し、pandas と Dash を使ってHubDB のデータを可視化するシンプルな Web アプリを構築する方法をご紹介します。
Connect AI Python SDK(cdata-connect-ai)は DB-API 2.0(PEP 249)に準拠したクライアントなので、pandas は SDK の接続オブジェクトから直接クエリ結果を読み取れます。ソースごとにドライバーをインストールする必要はありません。パーソナルアクセストークンで接続して、アプリを構築しましょう。
Python + pandas + Dash でできること
HubDB データの可視化ダッシュボード作成
SQL クエリで取得した HubDB のレコードを pandas の DataFrame に読み込み、Dash のグラフコンポーネントに渡すだけで、業種別の傾向などを視覚的に確認できるダッシュボードを構築できます。
リアルタイムデータの自動更新レポート
Connect AI 経由の接続はパーソナルアクセストークンで認証されるため、スケジュール実行するスクリプトに組み込めば、HubDB の最新データを反映したレポートを定期的に生成できます。
複数データソースとの統合分析
DB-API 2.0 準拠のクライアントなので、同じコードパターンで HubDB 以外のデータソースにも接続でき、pandas 上で結合・集計してから Dash で一元的に可視化できます。
Connect AI で HubDB に接続する方法は?
CData Connect AI では、直感的なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインし、Sources をクリックして、 Add Connection をクリックします
- 「Add Connection」パネルから「HubDB」を選択します
-
HubDB に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
HubDBデータソースへの接続には、パブリックHubSpotアプリケーションを使用したOAuth認証とプライベートアプリケーショントークンを使用した認証の2つの方法があります。
カスタムOAuthアプリを使用する
すべてのOAuthフローでAuthSchemeを"OAuth"に設定する必要があります。特定の認証ニーズ(デスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、ヘッドレスマシン)に必要な接続プロパティについては、ヘルプドキュメントを確認してください。
アプリケーションを登録し、OAuthクライアント認証情報を取得するには、以下の手順を実行してください。
- HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
- アプリ開発者アカウントである必要があります。標準のHubSpotアカウントではパブリックアプリを作成できません。
- 開発者アカウントのホームページで、アプリタブをクリックします。
- アプリを作成をクリックします。
- アプリ情報タブで、ユーザーが接続する際に表示される値を入力し、必要に応じて変更します。これらの値には、パブリックアプリケーション名、アプリケーションロゴ、アプリケーションの説明が含まれます。
- 認証タブで、「リダイレクトURL」ボックスにコールバックURLを入力します。
- デスクトップアプリケーションを作成する場合は、http://localhost:33333のようなローカルにアクセス可能なURLに設定します。
- Webアプリケーションを作成する場合は、ユーザーがアプリケーションを承認した際にリダイレクトされる信頼できるURLに設定します。
- アプリを作成をクリックします。HubSpotがアプリケーションとそれに関連する認証情報を生成します。
- 認証タブで、クライアントIDとクライアントシークレットを確認します。これらは後でドライバーを設定する際に使用します。
スコープの下で、アプリケーションの意図する機能に必要なスコープを選択します。
テーブルにアクセスするには、最低限以下のスコープが必要です:
- hubdb
- oauth
- crm.objects.owners.read
- 変更を保存をクリックします。
- 統合に必要な機能にアクセスできる本番ポータルにアプリケーションをインストールします。
- 「インストールURL(OAuth)」の下で、完全なURLをコピーをクリックして、アプリケーションのインストールURLをコピーします。
- コピーしたリンクをブラウザで開きます。アプリケーションをインストールする標準アカウントを選択します。
- アプリを接続をクリックします。結果のタブは閉じて構いません。
プライベートアプリを使用する
HubSpotプライベートアプリケーショントークンを使用して接続するには、AuthSchemeプロパティを"PrivateApp"に設定します。
以下の手順に従ってプライベートアプリケーショントークンを生成できます:
- HubDBアカウントで、メインナビゲーションバーの設定アイコン(歯車)をクリックします。
- 左サイドバーメニューで、統合 > プライベートアプリに移動します。
- プライベートアプリを作成をクリックします。
- 基本情報タブで、アプリケーションの詳細(名前、ロゴ、説明)を設定します。
- スコープタブで、プライベートアプリケーションがアクセスできるようにしたい各スコープに対して読み取りまたは書き込みを選択します。
- テーブルにアクセスするには、最低限hubdbとcrm.objects.owners.readが必要です。
- アプリケーションの設定が完了したら、右上のアプリを作成をクリックします。
- アプリケーションのアクセストークンに関する情報を確認し、作成を続行をクリックし、その後トークンを表示をクリックします。
- コピーをクリックして、プライベートアプリケーショントークンをコピーします。
接続するには、PrivateAppTokenを取得したプライベートアプリケーショントークンに設定します。
- HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
- 「Save & Test」をクリックします
- 「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新します。

パーソナルアクセストークン(PAT)を生成する
Python SDK は、アカウントのメールアドレスとパーソナルアクセストークン(PAT)を使って Connect AI に認証します。アクセスの粒度を保つために、アプリケーションごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして、設定ページを開きます。
- 設定ページの Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリックします。
- PAT に名前を付けて Create をクリックします。

- パーソナルアクセストークンは作成時にのみ表示されます。必ずコピーして安全な場所に保管してください。
必要なモジュールをインストールする
pip ユーティリティを使って、SDK(pandas エクストラ付き)、Dash、Plotly をインストールします。
pip install "cdata-connect-ai[full]" pip install dash pip install plotly
Python で HubDB のデータの Web アプリを構築する
必要なモジュールをインストールしたら、Web アプリを構築する準備は完了です。以下にコードスニペットを紹介しますが、完全なソースコードは記事の末尾に掲載しています。
まずモジュールをインポートし、アカウントのメールアドレスと PAT で Connect AI に接続して、HubDB のデータを DataFrame に読み込みます。識別子は <Connection>.<Schema>.<Table> という3つの部分で構成されており、接続名はデフォルトでソース名(例:HubDB1)になります。
import dash
from dash import dcc, html
import pandas as pd
import plotly.graph_objs as go
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
df = pd.read_sql(
"SELECT PartitionKey, Name "
"FROM [HubDB1].[HubDB].[NorthwindProducts] "
"WHERE Id = '1'",
conn,
)
conn.close()
アプリとレイアウトを設定する
クエリ結果を DataFrame に格納したら、HubDB のデータから棒グラフを作成し、アプリのレイアウトを設定します。
app = dash.Dash(__name__)
app.title = 'CData Connect AI + Dash'
trace = go.Bar(x=df['PartitionKey'], y=df['Name'], name='PartitionKey')
app.layout = html.Div(
children=[
html.H1("CData Connect AI + Dash", style={'textAlign': 'center'}),
dcc.Graph(
id='example-graph',
figure={
'data': [trace],
'layout': go.Layout(title='HubDB NorthwindProducts Data', barmode='stack'),
},
),
],
className="container",
)
アプリを実行できるようにする
接続、アプリ、レイアウトの設定が完了したら、アプリを実行する準備は整いました。
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)
それでは、Python で Web アプリを実行し、ブラウザでHubDB のデータを確認してみましょう。
python hubdb-dash.py
関連情報と無料トライアル
これで、CData Connect AI Python SDK を使って、リアルタイムのHubDB のデータでインタラクティブな Dash の Web アプリを構築できるようになりました。HubDB(および数百種類のその他のデータソース)への接続について詳しくは、Connect AI のページをご覧ください。
CData Connect AI の詳細、または無料トライアルにお申し込みください:
完全なソースコード
import dash
from dash import dcc, html
import pandas as pd
import plotly.graph_objs as go
import cdata_connect_ai
conn = cdata_connect_ai.connect(
username="[email protected]",
password="<your_pat>",
)
df = pd.read_sql(
"SELECT PartitionKey, Name "
"FROM [HubDB1].[HubDB].[NorthwindProducts] "
"WHERE Id = '1'",
conn,
)
conn.close()
app = dash.Dash(__name__)
app.title = 'CData Connect AI + Dash'
trace = go.Bar(x=df['PartitionKey'], y=df['Name'], name='PartitionKey')
app.layout = html.Div(
children=[
html.H1("CData Connect AI + Dash", style={'textAlign': 'center'}),
dcc.Graph(
id='example-graph',
figure={
'data': [trace],
'layout': go.Layout(title='HubDB NorthwindProducts Data', barmode='stack'),
},
),
],
className="container",
)
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)