KiroでHubDB に連携するアプリを構築(Connect AI)
Kiro は、AWS が提供するエージェント型の AI IDE です。仕様(スペック)駆動でソフトウェア開発を進めるアプローチを採用しており、自然言語のプロンプトを詳細な仕様に落とし込み、そこから動作するコード、テスト、ドキュメントまでを生成します。デスクトップ IDE と CLI のいずれでも利用でき、すべてのプランでリモート MCP サーバーをネイティブにサポートしているため、エージェントは開発を進めながら企業システムからリアルタイムのコンテキストを取得できます。
MCP(Model Context Protocol)を介して Kiro を CData Connect AI と連携させると、Kiro のエージェントはあらゆるコーディングセッションの中で、リアルタイムのHubDB のデータに対するクエリ、分析、操作を直接実行できるようになります。認証、セキュリティ、クエリの最適化は Connect AI が引き受け、仕様の生成やコードの記述、タスクの実行は Kiro が担うため、開発者はインテリジェントなアプリケーションの構築に専念できます。
この記事では、Connect AI での HubDB 接続の設定、必要な認証情報の生成、Kiro への Connect AI MCP Server の登録、そしてコーディングセッション中にエージェントがリアルタイムのHubDB のデータを正しく扱えることを確認するまでの手順を説明します。
前提条件
- Kiro アカウント
- CData Connect AI アカウント
- 有効な認証情報を持つ HubDB アカウント
ステップ 1:Kiro 用の HubDB 接続を設定
Kiro から HubDB への接続は、Connect AI のリモート MCP サーバーによって実現されます。Kiro のエージェントセッションからHubDB のデータを操作するには、まず Connect AI で HubDB 接続を作成・設定します。
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Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
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Add Connection パネルから HubDB を選択
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HubDB に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
HubDBデータソースへの接続には、パブリックHubSpotアプリケーションを使用したOAuth認証とプライベートアプリケーショントークンを使用した認証の2つの方法があります。
カスタムOAuthアプリを使用する
すべてのOAuthフローでAuthSchemeを"OAuth"に設定する必要があります。特定の認証ニーズ(デスクトップアプリケーション、Webアプリケーション、ヘッドレスマシン)に必要な接続プロパティについては、ヘルプドキュメントを確認してください。
アプリケーションを登録し、OAuthクライアント認証情報を取得するには、以下の手順を実行してください。
- HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
- アプリ開発者アカウントである必要があります。標準のHubSpotアカウントではパブリックアプリを作成できません。
- 開発者アカウントのホームページで、アプリタブをクリックします。
- アプリを作成をクリックします。
- アプリ情報タブで、ユーザーが接続する際に表示される値を入力し、必要に応じて変更します。これらの値には、パブリックアプリケーション名、アプリケーションロゴ、アプリケーションの説明が含まれます。
- 認証タブで、「リダイレクトURL」ボックスにコールバックURLを入力します。
- デスクトップアプリケーションを作成する場合は、http://localhost:33333のようなローカルにアクセス可能なURLに設定します。
- Webアプリケーションを作成する場合は、ユーザーがアプリケーションを承認した際にリダイレクトされる信頼できるURLに設定します。
- アプリを作成をクリックします。HubSpotがアプリケーションとそれに関連する認証情報を生成します。
- 認証タブで、クライアントIDとクライアントシークレットを確認します。これらは後でドライバーを設定する際に使用します。
スコープの下で、アプリケーションの意図する機能に必要なスコープを選択します。
テーブルにアクセスするには、最低限以下のスコープが必要です:
- hubdb
- oauth
- crm.objects.owners.read
- 変更を保存をクリックします。
- 統合に必要な機能にアクセスできる本番ポータルにアプリケーションをインストールします。
- 「インストールURL(OAuth)」の下で、完全なURLをコピーをクリックして、アプリケーションのインストールURLをコピーします。
- コピーしたリンクをブラウザで開きます。アプリケーションをインストールする標準アカウントを選択します。
- アプリを接続をクリックします。結果のタブは閉じて構いません。
プライベートアプリを使用する
HubSpotプライベートアプリケーショントークンを使用して接続するには、AuthSchemeプロパティを"PrivateApp"に設定します。
以下の手順に従ってプライベートアプリケーショントークンを生成できます:
- HubDBアカウントで、メインナビゲーションバーの設定アイコン(歯車)をクリックします。
- 左サイドバーメニューで、統合 > プライベートアプリに移動します。
- プライベートアプリを作成をクリックします。
- 基本情報タブで、アプリケーションの詳細(名前、ロゴ、説明)を設定します。
- スコープタブで、プライベートアプリケーションがアクセスできるようにしたい各スコープに対して読み取りまたは書き込みを選択します。
- テーブルにアクセスするには、最低限hubdbとcrm.objects.owners.readが必要です。
- アプリケーションの設定が完了したら、右上のアプリを作成をクリックします。
- アプリケーションのアクセストークンに関する情報を確認し、作成を続行をクリックし、その後トークンを表示をクリックします。
- コピーをクリックして、プライベートアプリケーショントークンをコピーします。
接続するには、PrivateAppTokenを取得したプライベートアプリケーショントークンに設定します。
Save & Test をクリック
- HubSpotアプリ開発者アカウントにログインします。
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Add HubDB Connection ページの Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
Personal Access Token を追加
Personal Access Token(PAT)は、Kiro から Connect AI への接続を認証するために使用されます。きめ細かいアクセス制御を維持するため、統合ごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコンをクリックして Settings を開く
- Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、Create PAT をクリック
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PAT にわかりやすい名前(例:Kiro MCP)を付けて Create をクリック
HubDB 接続の設定と PAT の生成が完了したら、Kiro から Connect AI 経由でHubDB のデータに接続できます。
ステップ 2:Kiro に CData Connect AI MCP Server を登録
Kiro は、mcp.json という設定ファイルに登録された MCP サーバーを通じて外部のデータソースに接続します。このステップでは、そのファイルを開いて Connect AI のサーバー情報を追加し、接続を確認します。
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プロジェクトフォルダを開きます。Kiro のエージェント機能は、プロジェクトが開かれていないと有効になりません。Kiro を起動したら、Getting started 画面で Open a project をクリックします(左側の Explorer パネルにある Open Folder からでも構いません)。既存のフォルダでも新規に作成した空のフォルダでも問題ありません。開いた状態になっていることが重要です。
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MCP 設定ファイルを開きます。Ctrl + Shift + P(Windows)または Cmd + Shift + P(Mac)を押してコマンドパレットを開きます。MCP と入力し、Kiro: Open user MCP config (JSON) を選択すると、Kiro に MCP サーバーを登録するための mcp.json ファイルが開きます。
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Base64 の認証情報を生成します。Kiro は、メールアドレスと PAT を 1 つの Base64 文字列にまとめてエンコードしたもので Connect AI に認証します。ターミナルを開き、お使いの OS に合わせて以下のコマンドを実行してください。[email protected] は Connect AI のログインに使用するメールアドレスに、YourPAT はステップ 1 で作成した PAT に置き換えます。
Windows(PowerShell)の場合
[Convert]::ToBase64String([Text.Encoding]::UTF8.GetBytes("[email protected]:YourPAT"))Mac/Linux(ターミナル)の場合
echo -n "[email protected]:YourPAT" | base64出力された文字列をコピーしておきます。次のステップで設定ファイルに貼り付けます。
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Connect AI サーバーを mcp.json に追加します。以下のブロックを mcp.json ファイルに貼り付け、your_base64_string を前のステップでコピーした文字列に置き換えてください。
{ "mcpServers": { "cdata-connect-ai": { "url": "https://mcp.cloud.cdata.com/mcp", "headers": { "Authorization": "Basic your_base64_string" } } } }
- ファイルを保存します。Ctrl + S(Windows)または Cmd + S(Mac)を押します。Kiro は mcp.json の変更を自動的に読み込むため、再起動は必要ありません。
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接続を確認します。左側のサイドバーにあるゴーストアイコンをクリックして Kiro パネルを開きます。MCP SERVERS の下に cdata-connect-ai が緑色の接続済みインジケータとともに表示されていれば成功です。Kiro のチャットパネルで次のように入力して確認することもできます。
Connect AI で利用可能な接続をすべて一覧表示して。レスポンスに HubDB 接続が表示されれば、MCP サーバーは正しく設定されています。これでリアルタイムデータへのクエリを始められます。
ステップ 3:Kiro からリアルタイムの HubDB のデータ をクエリ
MCP サーバーの登録と動作確認が完了すると、Kiro のエージェントはどのセッションからでもリアルタイムのHubDB のデータに直接アクセスできます。Kiro のチャットパネルを開き、以下のプロンプトでデータを操作してみましょう。
この連携では、以下の Connect AI MCP ツールが順に呼び出されます。
| MCP ツール | 用途 |
|---|---|
| getCatalogs | Connect AI から利用可能な接続をすべて取得します |
| getSchemas | 選択した接続のデータベーススキーマを取得します |
| getTables | 選択したスキーマのすべてのテーブルとビューを取得します |
| queryData | 生成された SQL クエリを実行し、リアルタイムの結果を返します |
Kiro のチャットパネルを開き、以下のようなプロンプトでHubDB のデータを操作してみてください。
- 「HubDB 接続ではどのテーブルが利用できますか?」
- 「HubDB のデータから売上高の大きい順に上位のレコードを表示して」
- 「アクティブなHubDB のデータとその現在のステータスを一覧表示して」
- 「今四半期のHubDB のデータのアクティビティを要約して」
Kiro は CData の接続をすべて自動的に検出し、最も関連性の高い接続を選択したうえでスキーマを把握し、適切な SQL クエリを生成・実行して、リアルタイムの結果をそのままチャットに返します。
Kiro と CData でリアルタイムにデータを活用するアプリケーションを構築
Kiro と CData Connect AI を組み合わせると、自然言語のプロンプトだけで企業システムのリアルタイムデータを操作できるようになります。ETL パイプラインもデータ同期ジョブも、独自の連携ロジックを組む必要もありません。運用の負担を抑えながらガバナンスを強化でき、AI エージェントからより速く、より根拠のある回答を得られます。
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