Axios と CData Connect AI で IBM Cloud Object Storage に接続した Web アプリを構築
Axios は開発者が Web ブラウザや Node.js からサーバーに HTTP リクエストを送信できる JavaScript ライブラリです。CData Connect AI と組み合わせることで、Web アプリからライブIBM Cloud Object Storage のデータにアクセスできます。この記事では、IBM Cloud Object Storage に接続し、Axios でライブIBM Cloud Object Storage のデータにアクセスできる Web アプリを構築する方法を説明します。
Axios から IBM Cloud Object Storage に接続
Axios で IBM Cloud Object Storage を操作するには、Connect AI から IBM Cloud Object Storage に接続し、ユーザーにアクセス権を提供し、IBM Cloud Object Storage のデータ 用のワークスペースを作成する必要があります。
Connect AI から IBM Cloud Object Storage に接続
CData Connect AI はシンプルなポイントアンドクリックインターフェースでデータソースに接続できます。
- Connect AI にログインして「Sources」をクリック、次に「 Add Connection」をクリック
- 接続を追加パネルから「IBM Cloud Object Storage」を選択
-
IBM Cloud Object Storage に接続するために必要な認証プロパティを入力します。
Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法
Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。
Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録
IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにCloud Object Storage のインスタンスを作成できます。
- IBM Cloud アカウントにログインします。
- Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。
API キー
API キーは以下の手順で取得できます。
- まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
- API キーページに移動します。
- 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
- ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。
Cloud Object Storage CRN
デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。
- Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
- IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。
IBM Cloud Object Storage への接続
これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。
- InitiateOAuth:GETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
- ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
- CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。
プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。
- 「Save & Test」をクリック
-
IBM Cloud Object Storage 接続の追加ページで「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を設定します。
Personal Access Token の作成
REST API、OData API、または Virtual SQL Server を介して Connect AI に接続する場合、Personal Access Token(PAT)を使用して Connect AI への接続を認証します。アクセスの粒度を維持するために、サービスごとに個別の PAT を作成することをお勧めします。
- Connect AI アプリの右上にある歯車アイコン()をクリックして設定ページを開きます。
- 設定ページで「Access Tokens」セクションに移動し、「 Create PAT」をクリックします。
-
PAT に名前を付けて「Create」をクリックします。
- Personal Access Token は作成時にのみ表示されるため、必ずコピーして安全な場所に保存してください。
Axios 用に IBM Cloud Object Storage エンドポイントを設定
IBM Cloud Object Storage に接続したら、目的のテーブル用のワークスペースを作成します。
-
「Workspaces」ページに移動し、「 Add」をクリックして新しいワークスペースを作成します(または既存のワークスペースを選択)。
- 「 Add」をクリックしてワークスペースに新しいアセットを追加します。
-
IBM Cloud Object Storage 接続(例: IBMCloudObjectStorage1)を選択して「Next」をクリックします。
-
操作するテーブルを選択して「Confirm」をクリックします。
- ワークスペースの OData サービス URL をメモしておきます(例: https://cloud.cdata.com/api/odata/{workspace_name})。
接続、PAT、ワークスペースが設定できたので、Axios からIBM Cloud Object Storage のデータに接続する準備が整いました。
Axios ワークフローで IBM Cloud Object Storage のデータに接続
OData プロトコルを使用して Axios から CData Connect AI への接続を確立するには、以下のステップに従います。
- Web アプリ用のプロジェクトディレクトリを作成します(例: ~/connect_cloud/)
- ターミナルを開き、プロジェクトディレクトリに移動して以下のコマンドで node プロジェクトを初期化します:
npm init -y
- 以下のコマンドでプロジェクトに Axios 依存関係をインストールします:
npm install axios
プロジェクトディレクトリに以下のコードを含む server.js ファイルを作成します。CData Connect AI のユーザー名(例: [email protected])と PAT(前提条件で作成した PAT)を指定します。また、SELECT * FROM IBMCloudObjectStorage1.SCHEMA.Objects のようなデータクエリも指定する必要があります。
server.js コード
const axios = require('axios') const user = '[email protected]' const pat = '***********************************'; //API エンドポイント const url = 'https://cloud.cdata.com/api/odata/{workspace_name}'; //POST リクエストで送信するデータ const data = { "query":"SELECT * FROM {workspace_name}.SCHEMA.Objects" }; axios.post(url, data, { auth: { username: user, password: pat } }) .then(response => { const rows = response.data.results[0].rows; const schema = response.data.results[0].schema; //カラム名の配列を作成 const columnNames = schema.map(col => col.columnName); //各行をループして、カラム名と値をログ出力 rows.forEach(row => { const rowObject = {}; row.forEach((value, index) => { const columnName = columnNames[index]; rowObject[columnName] = value; }); console.log(rowObject); }) }) .catch(error => { console.error('Error:', error); });- ターミナルで以下のコマンドを実行してサーバーを起動します:
node server.js
クエリ結果が表示されます:{ ID: 1, VALUE: -2 } { ID: 2, VALUE: 1 } { ID: 11, VALUE: null } { ID: 3, VALUE: 2 } { ID: 4, VALUE: 5 } ...
クラウドアプリケーションから IBM Cloud Object Storage のデータへの簡易アクセス
これで、Axios からライブIBM Cloud Object Storage のデータへの直接接続が確立されました。Axios のようなクラウドアプリケーションから 100 以上の SaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースへの簡易アクセスについての詳細は、Connect AI ページを参照してください。