CData Connect AI 経由で Goose とリアルタイム IBM Cloud Object Storage データを連携

Yazhini G
Yazhini G
Technical Marketing Engineer
CData Connect AI の Remote MCP Server を活用して、ローカルで動作する AI エージェント Goose からIBM Cloud Object Storage のデータにセキュアにアクセス・クエリできるようにします。

Goose は、お使いのマシン上でローカルに動作するオープンソースの AI エージェントで、幅広い LLM プロバイダーに対応しています。拡張機能(Extensions)のフレームワークを通じて Model Context Protocol(MCP)をサポートしているため、外部ツールやデータソースを追加して、モデルの学習データを超えたリアルタイムのシステムにエージェントからアクセスできます。

Goose を組み込みの MCP Server 経由で CData Connect AI と連携すると、Goose はガバナンスの効いたリアルタイムのIBM Cloud Object Storage のデータへのアクセスが可能になります。自然言語のプロンプトでIBM Cloud Object Storage のデータのカタログ一覧表示、スキーマ探索、レコードのクエリが行え、すべてのデータアクセスは認可されたソースに対してセキュアに実行されます。

この記事では、Connect AI での IBM Cloud Object Storage 接続設定、必要な Personal Access Token の生成、Goose のインストールとセットアップ、Connect AI MCP Server をカスタム拡張機能として追加する手順、そして Goose のチャットからリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータをクエリして連携を確認する方法をご紹介します。

ステップ 1:Goose 用に IBM Cloud Object Storage への接続を設定

Goose から IBM Cloud Object Storage への接続は、Connect AI の Remote MCP Server を通じて実現されます。Goose からIBM Cloud Object Storage のデータを操作するために、まず Connect AI で IBM Cloud Object Storage のコネクションを作成・設定していきましょう。

  1. Connect AI にログインし、Sources をクリック、次に Add Connection をクリック
  2. Connect AI での接続の追加
  3. Add Connection パネルから IBM Cloud Object Storage を選択
  4. データソースの選択
  5. IBM Cloud Object Storage に接続するために必要な認証プロパティを入力します。

    Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法

    Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。

    Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録

    IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにCloud Object Storage のインスタンスを作成できます。

    1. IBM Cloud アカウントにログインします。
    2. Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。

    API キー

    API キーは以下の手順で取得できます。

    1. まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
    2. API キーページに移動します。
    3. 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
    4. ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。

    Cloud Object Storage CRN

    デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。

    • Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
    • IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。

    IBM Cloud Object Storage への接続

    これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
    • ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
    • CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。

    プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。

    接続の設定(Salesforce の例)
  6. 「Save & Test」をクリック
  7. Permissions タブに移動し、ユーザーベースの権限を更新
  8. 権限の更新

Personal Access Token の追加

Personal Access Token(PAT)は、Goose から Connect AI への接続を認証するために使用します。アクセス制御の粒度を維持するために、連携ごとに個別の PAT を作成することをおすすめします。

  1. Connect AI アプリ右上の歯車アイコン()をクリックして Settings を開く
  2. Settings ページで Access Tokens セクションに移動し、 Create PAT をクリック
  3. PAT にわかりやすい名前を付けて Create をクリック
  4. 新しい PAT の作成
  5. 表示されたトークンをコピーして安全に保管してください。一度しか表示されません

IBM Cloud Object Storage のコネクションと PAT の設定が完了しました。これで Goose は Connect AI 経由でIBM Cloud Object Storage のデータに接続する準備が整いました。

ステップ 2:Goose をインストールしてセットアップ

次に Goose をインストールし、LLM プロバイダーを選択して、Connect AI Remote MCP Server をカスタム拡張機能として追加します。これで、エージェントが Connect AI 経由でリアルタイムデータのツールを検出・呼び出せるようになります。

  1. 公式のインストールガイドに従って Goose をダウンロード・インストールし、アプリケーションを起動します
  2. Welcome to goose 画面で AI プロバイダーを選択します。ローカルモデルを使う場合は Use Free/Local Providers、OpenAI、Anthropic、Google などのプロバイダーを設定する場合は Connect to a Provider を選択し、必要な API キーを入力します Goose での AI プロバイダーの選択
  3. 左ナビゲーションで Extensions をクリックし、+ Add custom extension をクリック Goose へのカスタム拡張機能の追加
  4. 拡張機能のダイアログで、以下の値を設定します:
    • Extension Name: CData MCP、または任意の名前
    • Type: Streamable HTTP
    • Endpoint: https://mcp.cloud.cdata.com/mcp
  5. Request Headers で以下の 2 つのヘッダーを追加し、それぞれ入力後に + Add をクリックします:
    • Authorization: Basic your_base64_encoded_email_PAT
    • Content-Type: application/json

    注意:Goose は Connect AI との通信に Basic 認証を使用します。Connect AI のユーザーメールアドレスと前の手順で作成した PAT を email:PAT の形式で組み合わせ、その文字列を Base64 エンコードして先頭に Basic を付けてください。例えば [email protected]:ABC123...XYZ789 の場合、Authorization ヘッダーの値は Basic dXNlckBkb21haW4uY29tOkFCQzEyMy4uLlhZWjc4OQ== のような値になります

    Goose での Connect AI MCP Server の設定
  6. Save をクリックして設定を保存
  7. チャットに戻り、チャット入力欄の下にある拡張機能アイコンをクリックして、設定した MCP が有効になっていることを確認します チャットでの CData MCP 拡張機能の有効化

MCP サーバーの追加と LLM プロバイダーの設定が完了したので、Goose は Connect AI 経由でリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータをクエリできる状態になりました。

ステップ 3:Goose からリアルタイム IBM Cloud Object Storage のデータ をクエリ

連携設定が完了したら、Goose のチャットから、設定した LLM が処理する自然言語プロンプトでリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータを操作してみましょう。

  1. CData MCP 拡張機能を有効にした状態で、チャットにプロンプトを入力します。例:
    • CData MCP のカタログを一覧表示して
    • IBM Cloud Object Storage で利用可能なスキーマとテーブルを表示して
    • IBM Cloud Object Storage のデータ のテーブルから上位 5 件のレコードをクエリして
  2. Goose が Connect AI MCP Server を呼び出し、IBM Cloud Object Storage のデータのリアルタイム結果を返します Goose からのリアルタイムデータのクエリ

これで Goose エージェントが Connect AI MCP Server と通信し、チャットから直接 Remote MCP ツールを通じてリアルタイムIBM Cloud Object Storage のデータを取得できるようになりました。

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いかがでしたか?Goose から IBM Cloud Object Storage へのデータ連携が思ったより手軽にできたのではないでしょうか。業務に使えそう、と感じてくださった方は、CData Connect AI をぜひお試しください。 14 日間の無償トライアルで、クラウドアプリケーションから数百種類の SaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムアクセスを体験いただけます。ご不明点がございましたら、サポートチームまでお気軽にお問い合わせください。

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